先日、車検と整備のブログ記事を書いた際、「外装をプチモディファイ中」とご紹介したのですが、先月になってようやく一連の作業が完了したのでご紹介します。
これはモディファイ前の姿です。(昨年秋撮影)
このAW11は、ちょうど一年前にロッソコルサ(レッド)からセレナイトグレー(ガンメタ)に色換え塗装を行ったばかりですが、ボディカラーが暖色から寒色に変わった影響か? エアロパーツの見え方やエクステリアのバランスが想像以上に変わってしまったことが悩みのタネでした。
特にリアのGTウイングは(標準的なサイズよりもかなり横幅のあるものを使用していたこともあって)少々悪目立ちしているような気がしたので、今回は思い切って、ボリュームダウンを試みました。
新しいリアウイングを導入するにあたり、色々なデザインを検討していたのですが、まずはトランクフードを探さないと始まりません。そこで中古パーツを物色していたところ、ヤフーオークションにてR34スカイラインの純正ウイングを取り付けたものを発見――。価格も5000円程度と格安でしたので、(半ば自動的に)この組み合わせに決まりました。
しかし、格安なのにはやはり理由がありました。細部を良く見てみると、純正スポイラーの取付穴の処理はDIYで仕上げられたもののようで、塗装も缶スプレーによるものです。
こういう状況だと、それなりの板金作業と塗膜剥がしが必須となるため、工賃は少々お高くなってしまいます。特に、AW11のトランクフードは純正スポイラーの取付穴が非常に多いのでかなり面倒な作業内容となるのですが、どうしても美しい仕上げを得たかったので、全てプロにお任せすることにしました。
また、GTウイングを排するとなると、クラフトスクエアのレーシングミラーもバランスを崩してしまうのでノーマルに戻す事にしました。私が残していたノーマルミラーの状態は酷いものでしたが、業者に聞いてみたところ「復活可能」ということでしたので、こちらも現状の塗膜を剥離したうえで、傷の補修と再塗装をお願いしました。
塗装前の謎ツートン状態。作業をお願いしたのは、一年前に色換え全塗装の際にもお世話になった「山本板金塗装
http://www.yamamoto-5121.com/ 」さんです。このお店はエアロパーツにも強く、職人さんが直接相談に乗ってくださって融通が利く点が助かります。
作業はおよそ2週間程度で完了しました。これは、車を引き取った帰りに撮影した写真です。
塗装時期が異なるため、一年前の塗装と色がどの程度合ってくれるかが気になっていたのですが、まったく境界の見えない仕上がりぶりには感激しました。
また、塗装が剥げて傷だらけになっていたドアミラーも、すっかり新品同様に戻りました。
上から見たときのデザインバランスも理想的にまとまりました。ボンネットピンやスプリングフックなどを全廃し、骨ばったパーツがなくなった影響もあって、全体的に純正っぽいデザインに仕上がったと思います。
ところで、この角度でリアウイングの高さや足の幅などを見ていると、「以前にどこかで見たことがあるような……」という気がしてきたので、記憶を遡ってみたところ――
ポンティアック・フィエロのイメージに似ていることに、今更ながら気づきました。(写真は以前に製作した、モノグラムの1/24「フィエロGT」です)
いずれにしても、赤かった当時と見比べると、同じ車とは思えないほどに印象が変わりました。19歳で初めてAW11のオーナーになった私も、40代になって随分と落ち着いたもんだなと実感しています(笑)
平成もあと半月あまりとなりましたが、お気に入りの昭和車を今でも維持できる現在の環境に感謝しつつ、令和以降もたくさんの思い出を繋いでいければと思います。
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Posted at
2019/04/13 17:35:58