2010年09月08日
なかなか悩ましいのが、「生きてる場合に困る範囲」です。
死んだ場合は、「死んだ」という明確な状態になるので、それがいつ起きるかを考えればいいのですが、生きてる場合は、いつに加えてどういう状態になるかを考慮しなければなりません。
ここで重要になってくるのが高額医療制度。
所得に応じて、一定額以上の保険診療については、お金が返ってくるというものです。
一般的な所得で自己負担の上限はおよそ8万円~9万円。
上位所得者で17万円~18万円ほどになります。
これらについては、詳しいページがたくさんあるので、そちらを参照されるのがいいでしょう。
で、ポイントになるのは、上記の自己負担の上限額(ただし保険適用範囲)を生命保険でおぎなう必要があるかどうかです。
たとえば、10,000円/月の医療保険を払っていたとしたら、年間12万円になります。医療保険は掛け捨てが多いので、これがそのままなくなります。
この12万円を掛け捨てにせず、普通に貯金していたら、一か月の上限額はかなり補えてしまいますね!
また仮に、加入して間もなく入院や手術で大きな保険料を手にしたとしても、それはこれから先振り込んでいくであろう保険料を、先に手にしているようなものかもしれません。
こう考えると、医療保険ってちょっともったいない気がしてきます。
Posted at 2010/09/08 00:05:51 | |
トラックバック(0) | 日記
2010年09月04日
昨夜、「財力として困る範囲」に保険を適用する考えを書いたところで力尽きましたので、その続きを。
さて、「財力として困る範囲」とは具体的にどんなものがあるでしょう?
私が思うに、まず大きく
①生きてる場合に困る範囲
②死んだ場合に困る範囲
の2つに分けられるであろうと思います。
わかりやすいと思うのは②の「死んだ場合に困る範囲」。
これは、今の家族構成、自分の年齢、預金や家などの資産から、この先どれだけ必要で、自分が死んだらどれだけ不足するかをざっくり計算できます。
計算する際には、遺族年金等の公的に支払われるものや、会社の退職金、会社が社員にかけている保険など、全てを考慮する必要があります。
これが意外と、知らなかったり忘れてたりしますので。
これらを漏れなく計算に入れれば、保険で補うべきお金を抑えることができます。
ローン期間中の家やマンションもそうですね。
通常はローン契約時に保険に入ると思いますので、自分が死んでしまった場合はローンがまるまるなくなります。
ある意味、お金が出ると考えられるわけです。
こう考えると、「さて、自分はいくらの死亡保険に入るべきか?」がわかってくるのではないでしょうか?
ちなみに私、今現在2,500万円の死亡保険に入っていますが、これを大幅に減額する予定です。
Posted at 2010/09/04 23:31:45 | |
トラックバック(0) | 日記
2010年09月04日
かれこれここ半年ほど、生命保険の見直しで色々な保険会社の方と話をしています。
きっかけはこれといったことはなく、
「あ、もうそろそろ更新時期だな」
という程度。
つまり今加入している生命保険は、定期型(一定期間を過ぎると更新手続きによって支払い額が増えるもの)の保険になります。
これに対するものが、一生保険料が一定のものがあります。全期型と言うようですね。
で、まあ色々と検討をしてきた訳ですが、その記録を参考までに書いていこうかと思います。
生命保険は言うまでもなく、その人の家族環境や収入等によって選択肢は人それぞれです。
それでも、考え方として共通なものはあります。
その一つが、「いつ、何がおきるか分からないものを、自分としてどう考えるか」です。
たとえば癌。
明日見つかるかもしれないし、10年後かもしれないし、永遠にないかもしれない。
そのリスクと可能性を、自分としてどう考えるかです。
つまり、明日起きるかもしれないリスクに備えるのか、当面起きないリスクとして考えるのかが一つの考え方になります。
もう一つが、「何かあった際に、自分にどれだけ医療費の支払い能力があるか」です。
むしろこれが一番重要。
潤沢な蓄えがあれば、生命保険はまったく不要です。
保険は、「財力として、困る範囲を担保できる」という考えに徹する必要があると思っています。
実は生命保険、経験のある方は分かるかもしれませんが、「入院して手術したけど、保険でプラスになっちゃった」ようなことがあります。
でも、これはちょっとマヤカシ。
払い込み期間にもよりますが、払った額に対して、それは本当にプラスなのか?ということ。
さらに本質的な事として、「プラスになる必要があるのか?」ということ。
ということで、繰り返しになりますが、「財力として、困る範囲を担保できる」考え方が必要でしょう。
これを考える時に重要な一つが、高額医療制度。
それと、払い込み額とリターンの関係です。
Posted at 2010/09/04 00:02:05 | |
トラックバック(0) | 日記