先日入手したM4純正の『接続キャリア』を取り付けました。
グランクーペはセダンと異なり、M4純正でいうところの『ダブルストラット』が一体式となっている『テンションストラット』という部品のため、(ややこしい〜)交換ではなく、追加取付になります。
コレは某CPM製や某末次製作所製も同様です。
今回、気をつけなければ結構ヤバいな、と気になった点が一つ。
取付ボルトの強度です。
純正のボルトはトルクスの『M8x18-10.9』というサイズです。
M8x18はお分かりの通りネジ径と首下長さですが、後ろの数字の意味ご存知ですか?
コレは強度区分と言って、引っ張りの強さと、どこまでの力なら元に戻るか?(耐力)の規格が記されています。だそうです。今回調べて初めて知りました。(苦笑)
10.9の場合、
引張り強さ:1040N/m㎡
耐力:900N/m㎡
という意味で、約100kgまでの力がかかっても切れない。その90%の約90kgまで荷重をかけても元に戻る。という意味だそうです。
そこで。
今回純正に追加で取り付け、M4の部品の厚みが6mmある為 首下長さが25mmのボルトを探したんですが、やっぱりついうっかりステンレスのキャップボルトを選びそうになりますよね?綺麗だし、錆びないし。
ところが、ステンレスはクロモリ鋼より強度が低いんです。
M8のSUSボルトの規格を見るとA2-70といった表記になっています。
コレまたややこしいんですが、
「A2」は材料(鋼種)区分、「70」は強度区分だそうです。
なので、「70」:700N/m㎡
約71kgの引張り強度ということになります。
同じサイズで7掛け!
大して力の掛からない部品ならばOKですが、コレはうかつに替えられないですね。
SUSでも『BUMAX』っていう高強度のボルトもある様ですが街のHCなんかで手に入らないので却下(笑)
ということで、今回、クロモリのキャップボルトM8x25 10.9を用意したのですが、ここでまたもや問題が。

純正のボルトは結構な径の座が一体式になっていますが、購入したキャップボルトは一般的な座なし。
別途座金を挟むか?どうしようか工場の方と相談し、ネジのかかり量も問題無さそうなので結局純正のボルトをそのまま使用しました。
ということで、組み込み完了。
早速帰り道のインプレッション、街乗り程度ですが、ネガな感じは無し。
どちらかといえば好印象です。
プラシーボと言われるかもしれませんが、グランクーペはボディ開口部が大きいので、効果はそれなりにあるでしょう。
それをプラスに感じるか?マイナスに感じるかは千差万別、人それぞれなので、ここまで。
でも、クルマの動きが軽く感じますよ♪
Posted at 2020/10/03 15:13:42 | |
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