BLITZ ブリッツダンパーZZR  

【再レビュー】(2018/08/02)

足回り最終章。

あくまで一般道でのお話です。

過去のトラウマ、または教えを引きずるおじさんの悪いクセで、知らないコーナーはスローインファストアウトが基本だと、象形文字の様に頭にも体にも染み付いております。
コーナが見えたら、取り敢えずダブルクラッチまたは軽いヒールアンドトウでギアを一段落す。そしてコーナーの様子なり深さを見ながら脱出に備える。またコーナリング中のブレーキングはタブーですからぁ〜、と言うのが昔風の流儀でした。

ところがぁ、このマイロド。
「取り敢えず何も考えないでさぁ、コーナーに入っちゃえばぁ～。あとはアタシがなんとかするからさぁ」
と私をそそのかすのです。
なっ、なんとかするって、運転しているのは僕だしぃ。

そう言うことなので、最近ではコーナーに入っちゃってから判断する癖がついてしまいました。早すぎたと思えばコーナリング中にもかかわらずブレーキ、遅すぎたと思えば不甲斐ない自分に対する自虐感とともに、加速の遅さに一瞬苛立ちながらアクセルオン。
そういう時は最低限３速5000回転は必要でんな。

とにかく、かなり頑張ったつもりでも、限界がまだ遠くにある感じ。昔のFRと限界の出方が違うんですかねぇ。限界を覗いてみたい欲望と、全損になったマイロドを想像し、その狭間で苦しむ私。別に苦しんでる訳じゃないけどさぁ。

中途半端なスピードでは、なーんにも見えてきまへんなぁ、結局。

最近、ロードスターの唯一の欠点に気がつきました。それは素早い切り返しに弱いんですね。一発目の舵角には対応するんですが、切り返しではイン側が急激に浮き上がり安定感が失われるんです。これを抑えるにはダンパーの伸びがわの減衰を高めるか、スタビライザーを強化するか、エンジンをドライサンプにして（非現実的）エンジンの重心を下げるか・・・・。

しかし、ブリッツダンパーでは縮み側と伸びがわ別々に調整できないし、フロントスタビライザーの交換なんて作業が大変だし・・・・・。涼しくなったら挑戦してみるかぁ。

ちなみにダンパーの減衰は

フロント弱い方から３段目
リヤ弱い方から　　４段目

で、問題なく使用しております。