はぐれ国際軍団のときの1対3マッチや敗者髪切マッチをオンタイムで見ていた。 私も猪木信者だったので、テレビの前で帰れコールをしたもんだ。 今はいろいろな文献で、当時のブックや状況を知ることができるのだが、すごい人なんだな、ほんとに。 養子のお子さんを海外の大学へ留学させたり、自分の意思よりは依頼を優先しての他団体への移籍をしたりとか。 古館アナは「テトラポットの美学」と称したが、まさにそのとおり、いっさいの不満や自己主張をしないで仕事を全うした姿や強さは、まさにテトラポットであった。 今、プロレスがおもしろくないとか下火だとかよく耳にする。 いろいろな要因があるが、木村さんのような、ハンパなく憎悪をかってエースを光らせる存在がいないことも間違いなくそのひとつである。 交代でベルトを巻き、満遍なくG1で優勝するといった選手に配慮したようなプロレスだから面白くないと私は思う。 相撲とサンボの技術を活かした戦いっぷりも見てみたかった・・・ ラッシャー木村さんのご冥福をお祈りいたします。