バックカメラが映らない3 最終章でいいよね？

さて、このバックカメラが映らないシリーズも４回目。これでいい加減完結としたく、カメラ本体の交換をします。

最近の格安品カメラは、有名メーカーに表向き同等な性能を持つものもあるようで、モノは試しに割と評価が良い製品を購入してみました。

車体に取り付けを行うステーも新しく製作。

右は、故障の疑いがあるカロッツェリアのカメラ。ステーが錆でボロボロ。

カメラの取り付けは、前カロッツェリアの３本のコード（電源、アース、映像）をカメラ付近でブッタ切って新しいカメラとハンダ結線しました。
（新しいカメラには、カメラ電源用と映像用で計５本のコードありますが、映像用の電源とアースは未結線）

おぉ！
いきなりの完成画面ですが、鏡像でなかなかキレイに映ってます。

と・・思ったのも束の間、数日後、前カメラ同様に乱れが発生した。

なんだろう、カメラの故障ではなかったか？

今回の乱れ症状も、本体を触ったり手を近づけただけで乱れたりと未知な世界をかもし出す。

謎は深まるばかりだ。

ならば、次は配線の未確認部分を全て見ていくしかない。

幸いこのシリーズで２/３程度の範囲は確認していたので、助手席サイドの内張内から左フェンダーまでを調査していく。

内張はシートベルトのベースにあるボルト(14mm)と数個のグリップを外し剥がせば良い。

剥がしたところ。
グリップの位置が確認できる。

一方、ラゲッジ内の配線に不具合はないようだが、ここはIMAバッテリーが近くにあるので、その電気的ノイズを懸念し取り回しの見直しを行った。

さて、ここまで助手席から左フェンダー裏付近まで確認したが、中継コネクターの姿や断線部分を発見できない。

いよいよ残す範囲はあとわずか。以前の整備手帳「バックカメラが映らない～本編～」で調査を断念した左フェンダーの内部に続く穴の中。

しかし・・・フェンダー外さないと見れないかな。
中々の大仕事になるので、今日はもうヤメタ！

と、今回も諦めて内張を戻そうとしたとき、何かのコードが邪魔した。
それは、左フェンダーの穴から戻って来ている配線。
そして、その先を良く見るとカロッツェリアの配線中継器があった！
マジか、こんな所に┅
前見たときは気づかなかった。↓↓↓

もしや、この差し込みコネクターが接点不良の原因か？とりあえず注油を行い様子を見ることにした。

その後、４日が経過、その中に雨天もあったが映像の乱れは発生していない。

一般的にバックカメラ映像の不具合は、配線の断線か接点か、カメラ本体の故障なのだが、その他に電源不足や相互干渉、天候などノイズが走る原因は多々あるようで、奥が深く学べたことが多い。
さらに、自分の愛車の配線状態についても知ることができ大変有意義なものになった。

不具合の終息。これでこのシリーズを終わりにできることを願うばかりだ。　～ＥＮＤ～