mori蔵のブログ一覧

あけましておめでとうございます。
げ！もう今年も１０日も経っているのですね。
まあ１０日だけに、あけましておめで十（とお）ということで…。
（今年も呑気にマイペースにやっていきます…。）


年末ロードスターとお別れをしたことで、本来ならもっともロードスターと過ごす時間が多かった時期（ほとんど修理でしたが…）を、何となく手持ち無沙汰で過ごしたような気がします。

人との別れとはまた違うこの喪失感、まあ初めての愛車で十年以上の付き合いだからなのか、ロードスターだったからなのか、理由は絞り込めませんが、どの思い出も鮮明に浮かびしばらく続く事でしょう…。
まあ楽しい思い出ばかりなので悪いことではないと思います。

一台の車を購入から手放すまで体験して、苦手科目は「洗車」と「別れ」ということが判明しました。
逆に洗車が楽しみという人も多いし、車なんてすぐ飽きるからコロコロと新しい車を買い替えるのが楽しみという人もいるし、何事も体験しないと自分の価値感はわかりませんから、今年も旅行や食事、人との出会い、そして何より車とのいろいろ新しい体験をしていきたいと思っています。

おっ！なんとなく新年らしくまとまったところで
皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします。

朝日に照らされて目を覚ますと、海がオレンジに輝いていました。
夜行性の自分が普段なら見ることのない朝焼けを、この車からなら何度みた事だろう。
そこから始まる１日がどんな日であれ、この車で走れたのならそれは良い１日でした。
そして月が出てボディが蒼白く光る頃、この車は屋根がない分多くの星を見せてくれました。

流れ星に祈ってももうこの車には乗れないし、この車がいなくなっても朝日はまた昇ってくるのだと、波が教えてくれました。
今日の朝日は何故かとても目に沁みました。

例えば隕石落ちてきて地球最期とか、余命わずかでなんちゃらとか映画や小説で最期の描き方は様々ですが、自分は普段と同じ生活、同じ食事で終われたら良いやと思ってます。
まあ実際その立場になったら味噌汁を豚汁にグレードアップくらいはするかもしれないけど…。

さて大げさな書き出しですが、やっぱり自分にとって初めての、それも１０年以上のつきあいの車とのお別れをするとなるとやはり考えてしまうものです。
普段どおりとなると、外で風雨に耐える車をよそに、部屋でごろごろテレビを見てぬくぬくコーヒー飲んでるオーナーの図式になってしまうのでそれは避けるとして（我ながら情けない日常だ…）、いつもどおり無計画に行き当たりばったり出かける事にしました。
どっちにしても情けない気もしますが、ずっとそれでやってきて日本中を走り回ってきたのだから車もきっといつもどおりだと感じてくれるでしょう。

という訳でとくに目的も決めず、車乗って（普段は全然車乗ってないのでそんなんでCO2がなんちゃらてのはご容赦ください）走って、峠行って、やっぱ止めて(タイヤをチョー古い懐かしのM7Rを履きかえたので)、本屋行って、すぐ閉店時間で、ぶらっとして、気づいたら海、といういつもの行き当たりばったりで海にきました。
なんせ思いつきなので薄着ですが、そこであまりに綺麗な星空を見られたので外で波と星を見て、灯台の光を眺めながら、車の中で寒さに震えながら寝ました。

（余談ですが、車中泊自体も増加の中、アイドリングストップしないで車中泊する車が年々増えてる気がします。その一方で交差点でさえもアイドリングストップする技術はあるわでどんどん時代についていけなくなっています）
文章にすると我ながらホントに適当にやっていますがずっとこんな事してました。


もし今までの走行の軌跡を描けたら関東から西ならかなりきちんとした日本地図が書けるほど海岸線を走ってきました（寒いの苦手なので関東以北はあんまり行っていません）。
そんな単に何県には行ったというレベルではないバカな旅にもいつも力になってくれたし、気づけばボディー色も海の色になっちゃたりして、車にはつらい思いもさせたけど、その分楽しい思いも出来たはず、と勝手に人間は思っていますが、実際にこんなオーナーで車はどう思ってたか聞けるものなら聞いてみた…いや聞かないほうがいいかも（汗）

いつもそんななか考えていたのが、仮にもう一台長距離用に車を持っていたとしても、やはり出かけるならロードスターを選ぶだろうということです。
運転が楽しいから遠くに行くのだし、過程を楽しめるから先に行きたくなるし、その結果車で寝てしまうのであって、自分のような引きこも…いやいや、インドア派が家以外で寝る前提でどこかに出かけないだろうと思うのです。
こんな社会性のない自分が多くの仲間に恵まれたのもロードスターのおかげだし、当然車選びの時点では他に候補もあった訳ですが、そんな別の車を選んだ人生なんて全く想像もつかないものになってしまいました。

ターボやGTウイング付けたのもあれば、ノーマルでピカピカのもあるし、十人十色ならぬ千人千色といっても良いほどたくさんのロードスターに出会う中、自分のが一番とは思いませんが、自分に一番合った仕様に出来たことはホントに幸せでした。

そんな多くのロードスターとそのオーナー様にこの場を借りて感謝申し上げます。
そしてそんな世界とリンクさせてくれた自分のロードスターにもありがとう！

皆様、大変ご無沙汰しておりました。
１年ぶりくらいでしょうか。
（はい、そこ！！１つ前のブログの日付は見ないように！！）

さて間が開いてしまったので近況から。
まず自分自身ですが、ねずみの国からお茶の国に転勤の為、引越しいたしました。
左遷じゃないってば。

そしてロードスターですが現在、とても好調です。

一時期、不具合の続いた時期もあったのですが幸いディーラーが会社の近くにあることもあり部品の入手もスムースに行き、毎度実家まで片道約２５０キロを走り作業を行っていました。（今の住まいでイジれないのです。）
まあ逆にいえば走れなくなるほどの大きなトラブルに見舞われなかったおかげとも言えますが。

そして決定的に好調の要因になったのが先日行ったビッグスロットル（ついでに線形スロットル）とむき出しエアクリーナーの取り外しでした。
mori蔵号にはメタルクラッチと軽量フライホイールがセットで付いており、クラッチやシフトの操作感、シャリシャリ音等お気に入りアイテムなのですが、引き換えに発進時のシビアな操作やアイドリングの不安定といった大きなデメリットもかかえていました。
他にも低いギアでの変速時にはシフトショックも大きく、すべてデメリットは低速域に集中している為、人を乗せる時はとても操作に気を使う必要がありました。
全てはクラッチのせいと思っていたのですが、何故か前述のスロットルとエアクリを変えたらデメリットが消えてしまいました。
エアクリは忘れもしない一番初めに交換したパーツなのですが単体では問題なかったしクリーナーのフィルターも交換してあったのに相性が悪かったのでしょうか…。

ともあれデメリットが消え、発進はしやすく、高回転域ではかわらずメリットが享受できクラッチ交換以来その扱いにくさに苦しんでいた（ハンパなく苦しんでいました…）日々は何だったんだろうという思いです。

とてもじゃないけど人にはおススメできないパーツだったクラッチが一気におススメアイテムになりました。
特にフライホイールが重く不評だった「シリーズ１（そうmori蔵号はコレです）」の車には最高だと思います。ちなみに小倉クラッチです。街中ではカーボンクラッチが扱いやすいとも聞きますが漢（オトコ）ならメタルで攻メタルぜ！！とプッシュします。

という訳で好調どころか、ここ数年で最高の状態といえます。
これでもう一度ビッグスロットル組んで少し燃調いじってセッティング出せれば、低速域使いにくくなる懸念から付けずじまいだったハイカム（いわゆる排カム）を付けられるし、どうなっちゃうんだろ！！



同世代の車をほとんど見かけなくなった今日、ロードスターは見ない日が無いくらい現存していますよね。日々調子の良し悪しもありますがそれをまた一喜一憂させてくれるところがオーナーさんを飽きさせないのかもしれませんね。
（かといってこれを読んでいる女性の方はあまり日々気分変わりしないようお願いします…）

私個人も全く飽きず、上記のようにまだやりたいこともあります。
でもあと数日の付き合いではただ動かすだけになりそうです…。
こんな日がくるとは思わずにいたけど残り少ない時間を楽しみます。
そして決心できたからこそやっとここにも書けました。

あと少しよろしくね、ロードスター。
いやこんなとこでちょっと恥ずかしいけどいつもどおり呼ぼう。
よろしくな、ローラン。

ピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポンピコポン…ピシッ！　サァー！！

ってのもラリーですが（長い上にわかりにくいっ！）
車のラリーを見に行ってきました。

地方戦なうえに深夜に行われる事もあり、ほとんどギャラリーもいませんでしたが、競技前車検から参加車両を拝見できたし、ラリー初観戦だったので新鮮で楽しい一夜を過ごす事ができました。

ラリーといってもほとんどターマック（舗装路）でしたので豪快にコーナーを流しっぱなしで、なんて感じではないですが真っ暗の峠道をいくつもの明るい補助灯で照らしながら走り抜ける車たちに眠気も吹き飛んでいきました（ゴールは朝方です）

ただひとつ残念なのはＦＲが一台も無かった事です。ラリーでは不利なのか、単にラリー向け車両がないのかは知りませんが、その駆け抜ける姿を出来たら見てみたいものです。


さて実はこのブログ初な事にロードスターの写真を駐車場以外で撮りました。
誰も気付かないだろうけど…。
そう、やっと走る時がきたのです。
多くの仲間たちとはぐれ、電車生活にも慣れ、走る機会を失っていたのに、結局また走る機会をくれたのは車のイベントだったわけですね。
直接は関係なかったとしても、いろいろな車とそのオーナー達に心の中で感謝したmori蔵なのでした。

これを機に少しずつ走りたいと思います。そしていつかラリー…ってやっぱＦＲじゃやめとこう、うん。


帰り道には

桜も見ることが出来ました！
♪さ～くらさ～くら（mori蔵直太朗）