
2月12日、家から8kmほど離れた山の中にある公園に散歩に出かけたところ、リードの金具が偶然外れて山の中に逃げ出してしまいました
それから深夜まで山の中を探すものの見つからず疲れ果て後ろ髪を引かれる思いで帰宅
翌日に林や公園の捜索と近隣の住宅へチラシをポスティングしました
逃げた時は首輪に鈴と散歩用の電話番号を書き込んだハーネスが体に付いていたので一目で飼い猫とわかり、保護してもらった時やもしもの時にも連絡が来ると思って甘くみていました
この山の公園は外周道路は3.5kmほどの山で、一部に広場や遊具が整備されていますが多くが自然林です
探す面積も広くて何日も山の中をうろつきましたが10日ほど経過しても見つからず何の情報も出ません
捜索範囲をもう一回り広げてさらにポスティングをしたので、これで300軒以上は配ったことになりました
もしかしたら山から家に向かって帰ってきているかもしれないと思い、その経路も探したりしました
室内飼いでウチの近所すら知らないのに自力で帰ってこれる筈がありません
役場に届けを出しておけば、もし車に轢かれた場合や住民が保護して役場へ預ける場合があるらしいので連絡しておきました
また、怪我をして病院へ連れて行ってくれるかもしれないので付近の動物病院へチラシを持ち込みます
近所の交番への報告すると遺失物として管理してくれるそうです
人間こうなってみると何にでもすがるようになり、霊視が出来る知り合いがいた事を思い出したので連絡
この人は高校のクラスメートで当時は霊感の話は聞いたことがありませんでしたが、近年の同窓会で霊感が強いという話を聞いていたのです
電話口で「私の誕生日」「猫の名前」「逃げた経緯」などを伝えて写真を送りました
すると「逃げた付近からそう遠くない場所に潜んでいる」「足元」とアドバイスをくれました
そんな場所は何度も何度も探しましたが「飼い主に対してすごい不信感を抱いている」と
リードが外れて慌てて追いかけたのでパニックになってしまったのでしょうか
もしかしたら散歩に出る度に捨てられるのかと思っていたのかも知れません
探す方法として、これまで名前を呼びながら餌の碗をカラカラ鳴らして探していました
幸運にも餌の碗をステンレスにしていたのでよく響き、返事が無いと居ないと判断していたのです
飼い主を避けているなら呼んでも答えないかも知れません
それからは本当に草の根を分けるような捜索をはじめますがそれでも見つかりません
山が広大すぎて人力で探し出す事に限界を感じてきました
こんなことならGPSでもセンサーでも付けておけばよかったと後悔するもあとの祭り
せめて方向や範囲がわかればまだ探しようがあります
ペット探しのサイトをみているとセンサー型の設置暗視カメラが有効なのを知り購入しました
設置カメラの前に置き餌を置いておけばセンサーが動体を捕らえて録画をしてくれます
電池式ですが3~4日は作動してくれます
付近の猫の特徴が解り出した頃、今まで見たことない新顔の猫が後を付いてくるようになりました
ずいぶん綺麗な毛並みをしていて人馴れしているので、ごく最近捨てられた猫かもしれません
ノラかもしれない猫にむやみに餌を与えてはいけないと思うので餌を直接やった事はありませんが、私の居た場所では餌にありつけると学んだようです
この子は山の中のカメラの置き餌に高い確率で現れて食べてしまいます
しまにゃんを呼んでいるとこの子が返事をするので何度も振り回されました
そう言えば霊視してもらった時にびっくりするほど猫の霊がいると言っていました
付近の民家の人も猫を捨てに来る人が多くて困ると言っていたのです
この付近の民家が並外れて多頭外飼い猫が多いのもこうした理由なのでしょう
探すのではなく誘き出す方法として、カセットコンロで魚を焼く方法も思いつきました
風向きに左右されますが成功率も高くて、探したいエリアの風上から臭いを流すと4回中3回は最低1匹の猫が寄ってきました
逃げ出して15日目、霊感の強いクラスメートが現場の山に来てくれました
居なくなったその場所でダウジングをすると精度が高まるらしいのです
山の周囲に移動して視てもらいましたが何の反応もありませんでした
「やはり付近にいる」という強い結果だったので最初に視てもらった内容と変わりません
ですが「気を送れるので生きている」と言う言葉を信じて探し続けます
18日目、もう探す宛ても方法も尽きて途方にくれ、設置カメラのチェックをしに山に入っていた時に情報が入りました
電話をくれたのは2日目にポスティングをした家の人で、林の中を探す姿をみかけて話かけてくれた人でした
「4~5日前の話だけど、公園の入り口付近で目撃した人がいたよ」
いなくなった場所から直線で200mほどの距離ですが、何度もさがしていた場所だったので最近ではロクに探していなかった場所です
その脚で山を降り探し出すと、ものの5分ほどで鈴のついた猫がいました
タイミングが悪くちょうど日没直後で本当にしまにゃんかどうか解りません
名前を呼んで餌を差し出すと鳴きはしますが20m以内に近寄ると逃げて行きます
まず食べさせないとと思いドライフードを一つかみ置いて離れ食べさせました
あとは根気勝負と思っていた矢先、悪夢のようなことに後をついて来ていたあの猫が現れて食べてしまいます
しまにゃんらしき猫は他の猫の気配がした途端に逃げてしまいその日はもう現れませんでした
翌日早朝に現場へ行きましたが、なんと雨降りで猫が出てくる気配はありません
その日の夕方頃に小雨になった頃に行ってみると居ました
間違いなくしまにゃんでした
て事は向こうは早くから飼い主と解ってても近寄らなかったって事です
19日も離れていて、もともと呼んで側に来る猫ではなかったし不信感を持っていたらしかたないのかも知れません
ですが今日は10mぐらい近寄れます
嘘だろ またアイツが来てしまにゃんが林の中に逃げてしまいました
お前はさんざん撮影用の餌を食って民家の外猫の餌まで食っているのに、なぜここに出てくる?
何かの縁なり業でもあるのか嫌なタイミングに現れる
もし最近捨てられた猫だとしても心を鬼にして追い払いました
それから深夜まで雨が降りましたが1時間ほどやみました
現場に戻るとすぐにしまにゃんが現れて餌を食べます
満腹になるとまた離れるかもしれないので少なめにして、マタタビ粉を手に持って近寄りました
手のマタタビを舐たのでそのままハーネスを掴み車の中へ
他サイトで調べたような暴れ方はしなかったのが幸いで、さっきまで逃げていたくせに家に入れるとすぐに甘えモードになりました
落ち着いて改めて見ると、首輪に片腕が通り首の皮膚に食い込んで血で固まっていました
よく窒息せずにいてくれましたし鈴が無ければ目撃される事もなかったでしょう
腕を抜くと首輪は伸びきってましたが傷口に垂れ下がってしまうのでヒモを切断
ずいぶん痩せていました
おそらく2週間ほど目撃されなかったのは、性格が極端にビビリなので潜んで動かなかったせいでしょう
家で餌を与えても食べる量が細くなっているので胃が小さくなっているのかもしれません
狩りが得意なので何かしら食べていると確信していましたが、実際は殆ど何も食べれなかったようです
あの猫みたいに餌を求めて歩き回り、よその家猫の餌に割り込める性格だったら生き残るチャンスが高いのに
とりあえず病院へ連れて行きましたが、傷の手当とノミ取り剤を塗っただけですみました
今は別猫になったかのような甘えかたをしています
--- もし猫が行方不明になった人の参考になればと思い、捜索した方法をまとめておきます ---
■ その猫にとって反応の良い音を出す
名前を呼んで餌の音などを出すためには餌の容器はカン高い音が出るほうが良いかもしれません
視覚は意外と弱いようです
なぜなら置き餌でしばらく張り込みをしていて目の前を猫が通過して行ったからです
動いている物は反応しますが動かないと気が付かないようでした
■ チラシのポスティング
新聞の折込広告を使う手段もありますが、今どきは新聞をとらない家も多いです
電柱や公共物に貼り付けると苦情が出るという話を聞いたことがあったので公園以外は貼りませんでした
確実なのは自分で配る事で、その行動や経緯で人から情報を得る事ができます
今回見つかったのはそれが有っての事でした
15年前に犬が逃げてしまって悲しい思いをしたからと気がけてくれていました
自分が目撃した訳でもないのに近所の話を聞きつけて連絡をくれたのです
本当に感謝です
■ 暗視センサーカメラの設置
このような装置は安く購入でき、複数設置するとそれだけ確率が上がります
まず1台使ってみて使えると判断した後に2台目を購入しました
猫・猪・狸・兎、いろんなのが写っていました
今回使った設置カメラ↓
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CP7F664/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s01?ie=UTF8&psc=1
■ 焼き魚
猫なら効果が高いですが火を使うので通報される可能性もあります
消火水を脇に置いて火事にならないように十分にアピールしないといけません
火力が高いと火の粉が上がるので最小火力でうっすらと煙が出る程度でも十分でした
■ 霊視
これは信じる信じない人それぞれ
私は中央ぐらいの位置でしたが、これが切っ掛けで見つけた訳ではありません
闇雲にさがすよりは希望が持てますし今回の件は当たったと思っています
同級生に迷惑をかけたくないのでご紹介はできませんのでご了承ください
私が霊視に踏み切ったのは同じように迷い猫を探して見つけ出した人のブログがあったからです
「アニマルコミュニケーター てんちゃん 迷子猫」などで探してください
すごく参考になったので許可を取ったらリンクさせていただくかもしれません