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2018年12月28日 イイね!

年末、箱根逃亡

年末、箱根逃亡年末年始、ひいきにしてるゲームのジャズライブのチケットが外れて、失意の中で年末何しようってなってたのだケド…

ふと改めて今年に撮ってきた写真を見返した時、なんかこう「これっ!」っていう〆の写真が無いような気がして、もう一回だけトライしたいなって。
そうなれば、自分的には行くところは一つだけで、箱根温泉に逃亡してくることにしてみた。

ーーー

箱根を選んだ理由は、富士山と一緒に写真が撮りたかったから、の1択なのだけど…
この時期の箱根って正直、運頼みなトコロもあるんだよね。

そもそも晴れる保証がないばかりか、下手すると普通に降雪してるし
天気予報が晴れでも、伊豆半島だけキレイに雲が掛かっている事もしょっちゅう。
富士山も朝イチは綺麗に景色が抜けてるんだけど、昼前から伊豆半島の雲が掛かって見えなくなるとか
色々と敗北パターンは豊富。

でも温泉宿も撮っちゃったし…エイヤで出発。
…そしていきなり事故渋滞にコンニチワするという…中々素敵な幸先ね。

その後も渋滞にハマりながら東名道に一瞬入って小田厚をトコトコ進むと
伊豆半島は不穏な雲。雨雲レーダーの1時間ぐらいで晴れるって予報に掛けたんだけど
こういう時はホントに駄目なんだよね。箱根はパラパラと雪が降っててターンパイクもチェーン規制。

しかたなく伊豆半島方面は諦めて、箱根新道から芦ノ湖スカイラインに抜けて、三国峠へ抜けるも
ここあたりもまだ降雪状態。むー。

悩んでてもクルマは雪と融雪剤で汚れていくし、頭を冷やすためにいったん強羅に降りて
軽くクルマをキレイにしたあとでお昼ご飯を食べながら作戦を練り直すことに。

お昼は仙石原の弁天さんで。予想以上に立派な海鮮丼が出てきてびっくりした。

ーーー

いつもの傾向だと、伊豆半島から富士山にかかる雲は1500から晴れ方向に向かうことが多い。
それに今回の雪は伊豆半島だけで、沼津の方はキレイに晴れてたのも見えた。
なら変に富士宮とかに抜けるよりは、粘って我慢して雪が晴れるのを待ったほうが正解ぽい。
とはいえ伊豆半島まで晴れる時間は、自分の経験からは読めないので
なので芦ノ湖スカイラインに賭けて、三国峠に張ってみることに。

実際1400ぐらいから舞ってた雪は収まって、外で眺めてる事ができるぐらい。
ただこの時間だと晴れてはいるけど西日が強くて影がキツめにでちゃう。
雲も富士山の山頂には残ってるし、寒いけどまだまだ我慢して待機。

そして寒さに耐えて待った1600前、やっと太陽が低くなって狙いの絵が撮れるようになった。
まだ富士山の山頂に雲は掛かってるけど、この透明度はやっぱり冬じゃないと出せない色。


そしてそうやって夢中になってシャッターを切りはじめて30分、三国峠はここからが本番。
マジックアワーが始まって、どんどん落ちていく太陽が駿河湾に掛かって奇麗な夕日が始まる。

角度を変えて、もう夢中になって何枚も写真を撮った。


そうやって夢中になって1時間、気が付くと日は完全に落ちてて、一気に寒くなってきた。
名残惜しいけど、今日はここでおしまいだね。

−−−

芦ノ湖スカイラインを降りて、取ってた強羅の温泉宿に。
冷え切った体を温泉で温めてからご飯を食べて、ゆっくりと撮った写真を選別してると
ほんの2時間前まで、寒風に耐えながら写真を撮ってたのが嘘みたいに思えてくるんだけど
自分にとっては、これが大切な時間。

予想以上にきれいに撮れてたり、思いもよらないトコロでカッコいいアングルが見つかったり
自分の好きなクルマの新しい一面を発見できる機会になるから。

ありがとね。

Posted at 2019/01/27 14:13:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年12月25日 イイね!

トルクの起承転結と気持ちよさ

トルクの起承転結と気持ちよさ最近の実感というか、下駄クルマをフィエスタからクラウンに乗り換えてからというもの、改めて意識するようになったのがこの話。

乗り換えて初めて知った2GRの良いところと、自分の思ってた事が綺麗に繋がってたのが嬉しくて、これを書いてたりもして。

―――

もともとフィエスタを手放してクラウンに乗り換えた理由は、一度ちゃんとしたV6に乗ってみたかったから。

だからそんな中であえて選んだのが、2GRの3.5L V6。
世の中じゃトヨタのエンジンっていうだけで 「ぶー」 っていう風潮もあるんだけど、この子に関して言えば
そんなトヨタらしい真面目なところが、良い方向に出てそうって感じるトコロがあってね。

このGRシリーズ、ゼロクラでもロイヤルとか前期アスリートに載ってる3.0Lとかは
中低回転でもしっかりトルクが出るようなエンジンだけど、レクサス向けの3.5Lだけはちょっと雰囲気が違う。

直噴を使って、高い圧縮比でもきっちり点火を攻められるようにしてるのは一緒なんだけど
大きくなった排気量は綺麗なショートストロークに仕立ててるし、組み合わせるポートもきっちり高流試型。
載せるインマニも、ちゃんと空気が吸えるような、流量優先の可変機構なしショートインマニだったりする。
ふつうの大型車なら欲しがる低回転のトルクは 「排気量が3.5Lもあるんだから」 って感じで誤魔化して
回していくと、上の方で綺麗に空気がシリンダーに入っていく、そんな素直なエンジンに見えたのね。


これって今みたいなクロスオーバー全盛期だと、低速トルクが足りない!って言われそうな仕立て。
逆に言えば、あの頃の「レクサスセダンに積むためだから」って言い訳があったからできたセットアップ。

そんなエンジンって、今となっては殆どないし、乗るとしても今が最後のチャンスかな、って。

―――

しかもいざ乗ってみたら、そんな感覚がちゃんとストレートに出てたりするんだよね。

排気量がこれだけあるのに、発進でちょっとアクセルを多めに開けると、すぐにトルコンがずるっと滑る。
そのまま滑りつつアップシフトするから、ショックは無いけどアクセルと1-1な感覚は希薄なまま。
そのまま速度がスルスルと上がって、気が付いたら定速でロックアップして巡航してる。

エンジンの吸気音もこの領域だと綺麗に消されてて、V6特有のクォーって音もほとんどしない。
だから安楽なんだけど、あーやっぱりクラウンなのかな、ってなるんだよね。

でもね、そんなクラウンの世界が、回すと色合いを一気に変えるのだ。
今までは黒子だったエンジンが、3000rpmを境にゆっくり主張を始めるの。

始まりはチェーンの音。
静かだったトーボードからシューンって音がなり始めたら、景色が変わる合図。
吸気脈動の谷間に入って、トルクの波が少しの間だけ、すーって引いていくのが背中でわかる。
クルマ全体が腰を落として、大地を蹴る準備をしてるみたいに。


そして次の瞬間、まるで舞台が転換するかのように、エンジン音が変わるのだ。
空気の流れが慣性と脈動の勢いに乗って、一気にシリンダーに入りだすのが、音で伝わってくる。
今までなってたチェーンの音が、内燃機が目一杯仕事をしているあの快音に取って代わる瞬間。

そして音が変わった…と思った瞬間、一気に増す加速度に背中を蹴飛ばされる。
トルクピーク4800rpmに向かって、右肩上がりで増えるトルクと、大きくなるエンジン音。

黒子だったはずのエンジンが生き返って、300馬力っていう数字が一気に説得力を増す。
さっきまでの繊細な感覚が、一気に咆哮と共に内燃機の存在感に変わる。
ダンパーが弱いクラウンが一気に鼻先を上げて、突進していくような感覚に囚われるぐらい。


そしてそのトルクの波と咆哮を味わっていると、やはり変化を最初に伝えてくるのが音。
あの咆哮がゆっくりと消えて、いつの間にか排気音とメカ音に入れ替わってるのに気付く。
気が付くと身体で感じている加速度変化も収まってて 「ああ舞台転換の時間なんだな」 って感覚で悟る。

そしてそんな加速度のお辞儀を感じた瞬間に、ミッションがすっとアップシフトする。

一連の演出が、まるで舞台のような起承転結を描くのだ。

―――

これをね、些細な狡い演出って切って捨てる気持ちもわかるんだ。
だってこの一連の所作は、トルクバンドがフラットじゃないエンジン特性が生むものだから。

でもね、自分はこの音と加速度の起承転結が、ホントに大事な事に思えるの。

回して回して、回しきる。アクセルを最後まで、ちゃんと踏み続ける意味がある。

それって単に右肩上がりの加速度特性だけじゃできないこと。
それだけじゃ、どこでアクセル抜いたって一緒の話だから。

ただ単調に変化するだけじゃなくて、それが段階を追って、舞台として転換していく。起承転結がある。
だからこそ、最後まで踏み切る意味が生まれるだと思うのだ。

トルクアクチュエーターとだけ考えたら、内燃機なんて本来モーターには絶対に敵わない物体。
相手は静かで、ラグも無くて、どんな特性だってアクセルに割り付けられる。

でもそんな中で、内燃機っていう生き物みたいな物体と一緒に生きるんであれば
やっぱりこういうトコロこそ、好きでいたいなぁ、って思うんだ。



Posted at 2018/12/26 23:16:15 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記

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