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15年振りに乗る新車は、流石に進歩が著しく、特に安全装置の標準化は素晴らしいことだと思う。


ただ


時と場合を考えながら、使い分ける事が肝要かと思う。


ABS（Anti-lock Brake System）は勿論

TRC（TRaction Control）でトラクションを制御し

VSC（Vshicle Stability Control）でカーブでの横滑りを防止しくれる

（VSCについては各社様々な呼び名がある）


これらの装置は、車の挙動を安定させると共に、限界域でのコントロールを助けてくれる。

TRCはおろかABSすら付いていないクルマで運転を覚えた我々世代にとっては、非常に頼もしい存在である。


ABSについては、いつも助けられており、必要不可欠な存在だと思っている。

一方で、TRCとVSC（ESCやVDC,VSAなど）は、場合によっては

「こんなのイラネ」😤

と思える時がある。


凍結路やぬかるみでは、タイヤが空転することがある。そんな時にTRCが作動してしまうと、全く車が動かないと言う事態も起こり得る。

まぁ、TRCに関して言えば、冬の上り坂等ではOFFにするのも良いかもしれない。


次にVSC（ESC）だが、これの扱いには頭を抱えてしまう。


雪道を走っているとき、ややオーバースピード気味にコーナーへ進入したとする。

当然、タイヤの滑り出しを予測して、アクセルとステアリング操作で、挙動を制御しようとするのだが・・・

ここでVSCが作動してしまうと、自分の操作通りにクルマが動いてくれない。

なんて事が起こってしまう。


限界域付近で、これが起こるとかなり

🤯怖い🤪


車自体はVSCのお陰で何とかコーナーを曲がって行くが、運転している者にとってはクルマとの一体感がまるで無くなってしまう。


これは、困った。

由々しき事態である。


確かにね、安全だし滑らないでコーナーを曲がって行く。

冬の飛騨路を走るには、必要な装置である事は疑う余地はない。


でもね・・・


愉しくない


何より、あの挙動は

キモチ悪い🤮


そんなモヤモヤ〜っとした、冬の峠道を走り終えた今


四半世紀ぶりにハンドルを握ったFRは、私の知っているFRとは、全くの別物になっていた。