2025年01月19日
タイヤについての話①
今日の素人評論はタイヤについて
車に乗れるようになって10年以上経ちましたが、
家族の車を含めて色々なタイヤを試してきたので、今現在の思いを書いてみます。
(あくまで公道で一般的な領域で使う上での感想です)
★サマータイヤ編
結論:
205~265幅のタイヤで1本5000円未満~10000円の格安タイヤはダメ。
後悔しない性能を求めるなら、最低でも1本15000円以上のモデルを選ぶこと。
いわゆる適正価格と言われるタイヤが結局一番良いです。
※価格は楽天とかヤフオクが基準です
理由:
格安タイヤはウェット路面のグリップの無さと騒音が特にひどい。
また、スポーツ系車種へ取り付ける場合は、サイドウォールの剛性が低く、ぐにゃり感がひどい場合がある。
適正価格帯の商品では、上記の様な問題を経験したことがありません。
詳細説明:
下道では、特に田舎の方に行くほど路面状態が悪く、速度レンジが高い峠道が多くあり、もちろん雨にも遭遇します。格安タイヤはこのような状況を一番苦手としており、グリップ力がドライ路面に対し、如実に希薄になる傾向があります。これが長距離を走るときの疲労感につながり、緊急回避の場合を考えたら、普通に危ないです。優良タイヤも雨ではグリップ力が落ちますが、その落ち方は上記の様な感じではなく、ハンドルにもしっかり感があります。
ドライ路面のグリップ力に関しては、限界領域までもっていくことがそもそも怖くてできないのですが、やっぱり格安タイヤはグリップ力が低いです。ただし、制限速度+α程度で使う分にはそこまで気になる事は無いです。しかしながら、素の性能が高いスポーツモデルだと物足りない感じにはなります。
次に騒音ですが、安いタイヤで静かなものは1つも有りませんでした。腹が立つのが、ハイグリップタイヤでもないのにうるさいこと。あと、ゴムが経年劣化で固くなりやすい傾向が有るのか、使い始めてから2年くらいでさらに騒音がひどくなる場合があります。
最後にサイドウォールの剛性についてですが、これは取り付ける車両の足回りのセッティングによるところが大きいので、必ずしも一概に悪い訳では無いのですが、やはりスポーツ系の車だと足回りがかっちりしているので、ロープロファイルのタイヤを選んでも、ぐにゃり感の高い格安タイヤは遠慮しておきたいところです。
上記の内容を総評すると、安物買いの何たらという事です。安いのには理由があるというのが良くわかる結果となりますね。あと1年だけ乗るとか、そもそも車がボロすぎてタイヤがどうこうというレベルではないとか、そういった場合に限定するなら選択肢としては有りだと思いますが、快適に何も気にしないで乗りたいというなら、選択肢から外すべきかと。特に最近の新車のように、車両自体のレベルが非常に高いモデルの場合は、タイヤに頼る性能も高いため、より格安タイヤの粗が出てしまうと思います。
私が車に乗り始めた2011年ごろは、ちょうど格安タイヤがインターネットで入手しやすくなってきた時期で、学生だったこともあり、価格につられていろいろな格安タイヤを試してきました。ただ、1本あたり1万円多く支払えば快適な性能が手に入ること、円安の影響で輸入タイヤそのものの金額が上がっていること、輸入タイヤでも、性能がしっかりしているものは国産タイヤと金額差が1本あたり5000円以下になってくること等があり、最近は国産タイヤの長期在庫品を安く仕入れたり、国産ブランドの海外生産品とかを選ぶようになりました。
あと、最後にですが、格安タイヤって地味に寿命が短いです。理由は多分、ゴムが経年で固くなりやすいことが理由かと思います。気づいたらタイヤの内側が減ってたみたいな状況は良く起こりました。国産の2/3位の寿命って感じでしょうか?なので、組み換え工賃のこととかも考えると、国産と結局大差無いのではと思っています。
まあ、何選べば良いかわからなかったら、素直にガソスタとかの兄ちゃんに聞いてみるのが一番確実ですね。ちなみにガソスタのタイヤは常に製造年数が新しいものを入れているので結構信頼できますよ。(元ガソスタバイトなもんで)
最後にこれまで使ってきた格安タイヤをメーカ別に簡単な感想を書いておきます
10年位前に使ったモデルもあるので、最近は違うかもですが
ATR:
13年位前に使いました。
ドリフトとかで流行ったタイヤですね。ドライグリップはそこそこ。
ただウェットが弱く、ロープロファイルでもぐにゃり感が高い
ROTALLA:
10年位前に使いました。
大学の時に使ってた軽自動車用。
格安タイヤ使用歴の中でもぶっちぎりでクソなタイヤでした。
ドライ・ウェット共にグリップ最悪。
足回りの柔らかい車でもわかるほど、サイドウォールが弱い。
SAILUN
10年位前に使いました。
最近日本向けの商品が強化されて少しメジャーになりましたね。
私が購入した時は、ヤフオクで一番安いタイヤで、
他のサイトには掲載されていないほどマイナーなタイヤでした。
ドライグリップはATRより弱く、雨ももちろん弱い。
ただサイドウォールの剛性は思ったより有ったので、感触は悪くなかったです。
GRENLANDER
8年位前にデリカで使いました。
ROTALLAの次にひどいタイヤだったかな。
ドライ・ウェット共にグリップはかなり低い。
特に嫌だったのがノイズです。経年劣化してからのノイズが酷かった。
ACCELERA
5年位前に使いました。
これもマイナーな格安タイヤかな。
ドライグリップはそこそこ。ウェットは当たり前だが弱い。
30扁平と、超ロープロファイルで使いましたが、やはりぐにゃり感は有ります。
あと、ライフも短かったです。経年劣化でタイヤ固くなってたからな~
NEXEN
10年位前に使いました。
韓国タイヤはもう格安タイヤではないですね。国産と同じくらいの金額だし。
同じ韓国産のハンコックとかはベンツにも採用されてますし。
同年代の格安タイヤの中では、ドライ・ウェット共に印象が良かったです。
Rader
7年前くらいにパジェロで使用。
これは、たまたまサイズ設定が有ったので、やむなく購入した経緯が有ります。
ドライグリップはそこそこ。ウェットは弱い。
良くある、格安タイヤのフィーリングでした。
NANKANG
5年前くらいに軽自動車で使用。
もうすっかり有名メーカの仲間入りをしていますね。
価格も格安タイヤの価格帯ではなくなりました。
購入時点でもそこそこの金額でしたが、やはり性能と金額が比例してます。
ドライ、ウェットとも良好でサイドウォールもしっかりしてました。
思ったより長文になったので、とりあえずここまでで終わりにします。
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素人自動車評論 | クルマ
Posted at
2025/01/19 12:28:55
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