このハンダこて、中学校の技術家庭科の授業で作成した教材です。通電テスター機能と出力切り替え機能のついた、意外と便利なもので、その後も道具入れと一緒に使い続けていましたが、今朝、ついにご臨終です。
いつものように使おうとスイッチを入れたら、本体から煙が出てきました。さすがに40年以上使っているので、もう立派に天寿を全うされたでしょう。軽くて使いやすく、形のピストル型も気にいっていました。
思えば、小・中学校の頃は、教材をいろいろ買わされましたね。その後まったく使わないような計算尺とか、裁縫セットとか。今でも使えるのはものさしと算盤くらいです。大嫌いだった書道セットなんていうのもありました。
家にあっても、「これが指定だから買いなさい!」と買わされたものも多くありました。ノートでさえ、音楽用や英語用のものならいざ知らず、普通の罫線入りのノートですら、「購買でこれを買いなさい」というものがありました。最近はそんなことはないでしょう?辞書ですら、「絶対に買いなさい」とは言われませんし、もし言われても電子辞書ですからね。「学校指定○○」なんて、制服と体操服ぐらいなものでしょう。
時代は変わるものですね。私にとってはこのハンダこてはひとつの象徴みたいなものだったのですが、これで心置きなく捨てることができます。

Posted at 2019/02/11 12:58:30 | |
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