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酢苺のブログ一覧

2018年10月16日 イイね!

月に一度しか開かない奇妙な博物館に行く

月に一度しか開かない奇妙な博物館に行く駄知旧車館という月に一度しか開かない博物館に行ってきました。
ここ、月一会館、入館無料とどうやって採算を取っているのかさっぱり分かりません。ただの道楽なのか、何か秘密があるのか。ま、行ってみれば分かるでしょう。



外観はちょっと公民館っぽい雰囲気の建物です。
しかし駐車場にはラングラー、2ケタナンバーのエスロク、超きれいなトラッドサニー(!)といかにも趣味人っぽい車が並び、ここがどんな場所なのかを無言で物語っています。(個人の車なので残念ながら画像なし)

近所なので難なく到着しましたが、入館にはかなり手間取りました。
なぜなら他の来場者さんが私のMGに興味を持ち、受付のおじさんと館長さんも現れてしばらく質問攻めに遭ったため。
フェイスブックに上げたいとかいう人もいたので調べたら出てくるかも。



一段落してようやく入館。館内はまるで宝箱で、私の大好きな「何てことない車」がピカピカにレストアされて並んでいます。
一台ずつ紹介していったらきりがないので、特に感動した車だけを紹介していきます。



タレケツブルーバード。
ピニンファリーナデザインが素晴らしい、コロナに惨敗した悲劇の車。
フェラーリで有名なピニンファリーナですが、その真髄はこんな普通のサルーンにあると思います。
スーパーカーなら速くて凄そうに見えればそれで良いのです。
しかし普通のサルーンは、街にあふれても嫌味にならず、それでいてオーナーが車を降りた後ふと振り向きたくなる、そんなデザインであることを求められます。
これがどれだけ難しいかは、ちょっと車の落書きをしてみればすぐ分かることです。
今やプジョーもフェラーリも内製デザインに切り替わり、金持ち相手のガワ替え車で糊口をしのぐ体たらくですが、ピニンファリーナが作る現代のサルーンをぜひ見てみたいものです。
あ、クーペ風デザインは無しの方向で。





ボルボアマゾン。
安全のボルボ。そのイメージを作り上げた自動車史に残る車です。
本能的に分かる鉄板の分厚さ。頑丈さ。ドアストライカー、ヒンジ、エンジンフードの支柱に至るまで一部の隙も無くこれ堅牢。
ドアを閉めた瞬間の気密性を示す音。快音化などという上っ面の演出では絶対に勝てない甘い音。
世界初の3点式シートベルトは製造50年を経てなお、ほころび一つ起こさない。
ポルシェへの賛辞としてよく使われる「金庫のような」という言葉はこのアマゾンにこそふさわしいのではないでしょうか。





サーブソネット。
史上最もコンセプトが意味不明な車。
FRP(一部スチールフレーム)モノコックの2シーター、パッと見はかっこいいコークボトルシェイプ。ここまで聞くとまるで高級スポーツカーですが、駆動方式は何故かFF、エンジンは2スト3気筒というよく分からん車です。
パッと見は、と書いた通りよく見るとどことなく貧相で、英国キットカーっぽい香りがします。
私はMGの件で気に入ってもらえたのか、特別に世にも奇妙な「FRPモノコックに収まるFFパワートレイン」を見せていただきました。写真もありますが、ご厚意に感謝してあえてWebには載せません。大切な宝物にします。

ソネットのエンジンルームだけでもお腹一杯でしたが、お昼までごちそうになった上、館長さんにたくさんのお話をいただきました。聞けばここの収蔵品は研修の産物で、具体的な将来、レストアを事業として立ち上げるのだそうです。



そこで実感したのが、ここは決して「道楽の宝箱」ではなく「シリアスなタイムカプセル」であるということ。
放っておいたら消えていってしまう「何てことない車」を後世に残すため、駄知旧車館は今後60年間残り続ける使命を持って生まれたのです。
レストアの事業化はまさにそのためのものであり、収蔵品の守り手を生かしていくための手段でもあるわけです。
今はただの奇妙な博物館ですが、遠い将来、ここは人類の遺産になるかもしれません。



※館長さんの将来像には私の解釈が含まれていること、自動車へのおさわりの可否はやや曖昧なことを示しておきます。訪問の際はその点を踏まえていただくようお願いします。
Posted at 2018/10/18 23:09:37 | コメント(2) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記
2018年09月17日 イイね!

思い出の喫茶店を訪ねて妻籠宿へ

思い出の喫茶店を訪ねて妻籠宿へ忘れられない喫茶店の店主さんにもう一度会うため、妻籠宿町並み保存区へ行ってきました。

まずは町並み保存区からほど近い桃介橋へ。
予算不足で取り壊せずにいるうちに国の重要文化財になったという冗談みたいな歴史を持つ橋です。
周辺に遮蔽物がなく、どんな角度からでも素敵な景色が楽しめました。





続いてメインの妻籠宿へ。
観光地っぽいスレたところがなく、それでいて丁寧に周ると一日はたっぷりかかるおすすめの場所です。以前より外国人が増えましたが、今でも穴場であることは変わりません。







ただ、当初の目的だった喫茶店はもうありませんでした。
近くのお店で話を聞くと、店主さんは既に他界されたということでした。私の他にも店主さんを慕い、訪ねてくる人は多いそうです。



妻籠宿は今、存亡の危機に瀕しています。
店主さんも話していましたが、大昔に住民自身が定めた「売らない」「貸さない」の原則により世代交代が全く進んでいないのです。
かつては必要な決まりだったかもしれませんが、今や町に魅力を感じた若者たちを締め出す悪弊にすぎません。



状況は既に手遅れではありますが、いち早く撤廃して新しい風を呼び込んでほしいものです。
Posted at 2018/09/22 16:29:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記
2018年09月16日 イイね!

農村景観日本一へのプチツーリング

農村景観日本一へのプチツーリングいまいちスカッとしない天気でしたが、せっかくの三連休なので「農村景観日本一」を目指して岩村町へ行ってきました。

先日の台風で稲が倒れたからか、半分くらいの田で刈り取りが終わっていました。空模様も不穏。
考えようによっては、
・稲が熟している
・どの家も刈り取りを始めていない
・秋雨の時期の短い晴れ間
・それまでに台風が到来していない
・猪も襲撃に来ていない
これら全てを満たさなければ、秋晴れの下に黄金の稲は観られない訳です。「農村景観日本一」は出会えたらラッキーくらいの貴重な絶景なのかも。



昼食はレストラン「グリーンハーブ」でハンバーガーセットを注文。営業時間内でしたが早く着きすぎて半準備中でした。



帰りがけ、岩村市街に寄ってみたら結構な観光客が。イベントの無い日でも賑わっているんですね。この人気を将来につなげることはできるのでしょうか。
あと、このアコードエアロデッキのオーナー(恐らく岩村の住民)がどんな方なのかとても気になります。

Posted at 2018/09/22 16:08:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツーリング | 日記

プロフィール

「女性だけのラリーを観戦する http://cvw.jp/b/2997622/42277993/
何シテル?   12/09 16:44
MG使いとしてはまだまだ駆け出しです。 日本百名道制覇がとりあえずの目標!
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