
オイルの品質やコストは基油(ベースオイル)が一番影響しています。
鉱物油より部分合成油、部分合成油より化学合成油の方が高性能であることはご存知かと思います。
最近はハイドロクラッキング(VHVI)などという言葉をよく耳にしますのでちょっと調べてみました。
従来は化学合成油と言えば、PAO(グループⅢ)やエステル(グループⅤ)を指しましたが、現在のオイル業界では VHVI 使用油でも全合成と表現しても良いことになっているらしいのです。
従来は鉱物油であったグループⅢ、水素化分解による高粘度指数油(VHVI、ハイドロクラッキング、超精製油、MC合成とも呼ばれる。)も最近では全合成油などと表示されています。
つまりベースオイルが安いオイルに変わっているのです。
最近でこそ原油価格が下がりましたが、原油価格が高騰しても、エンジンオイルの価格は昔からほとんど変わっていませんよね。
逆に最近発売の化学合成油が安くなっているのはそのためだと言われています。
カストロールのエッジやBPのバービスなどもVHVIになっていると言われています。
そういえば、BMW純正油も表記の仕方が超精製油+化学合成油が全合成油に変わっていました。(中身は同じ?)
BPのバービスもPAO+エステルだったのが削除になっています。
決してVHVIが悪いわけではないのですが、何だか消費者を騙していると思えるのは私だけでしょうか?
エステル配合の全化学合成油と表記されているとPAO+エステルと思っていても実はVHVIにエステル入れてますってオイルかも知れません。
気分的に嫌になりますよね。
オイルメーカーに問い合わせると、企業秘密ですって言われたりします。
(良心的なメーカーは教えてくれますが・・・)
Posted at 2008/11/29 00:13:57 | |
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