2002年03月15日
複雑な心境
今日は送別会がありました。私は送別するのはいいのですが、送別されるのはとても苦手です。なにしろ涙もろく、やっぱり今日も何度か人前で涙を見せる場面がありました。
ところで、私の近年の目標はまず「ビジネスの常識を学ぶこと」でした。
公務員一家で育った私は働けばお金がもらえると思っていました。「お金を儲けるために働くこと」を知りませんでした。確かに公務員はそれで良いのですが、民間はそうはいきません。このギャップがあり、なかなか社内で私の意見は取り入られませんでした。それが悔しくて、人一倍本を読みましたし、常にアンテナをとがらせていました。
結果的に経理や法務など、いろんな事を知り得たと思います。けどやっぱりビジネスを成功させるためには、信頼関係というメンタルな部分に帰結するような気がしています。
もう一つは「新人プログラマーの育成」でした。ある日、とてもやる気満々のアルバイト君が入社しました。彼は入ったときからIT系の仕事を希望していましたが、オートビレッジのパーツデータの入力という単純作業をやるために入社しました。彼はこれがきっかけでITの道へ行けるものだと思っていました。
我が社はとても自由でやる気のある人にとってすばらしい職場です。彼の熱意と努力に動かされ、彼はプログラマーとしてのシートを獲得し、それが私に託されました。
彼を一言で表現すると「素直」です。教育を受ける側に最も重要な資質は素直であり、彼を育てられなければ私は教員としての資質がなかったのだと思い、プライドをかけて彼を教育しました。
結果的に彼は私と肩を並べるほどのプログラマーに成長し、今回私と同時期に転職することになりました。私がうれしかったことは、彼が他の会社から認められたことです。つまり、彼は他から認められるプログラマーとして成長したことです。本当にうれしかったです。
その彼と今日お話ししました。「毛井さんのおかげです」という言葉をもらうたびに涙が出ました。私も彼に言葉を投げかけようとしたのですが、涙声になってうまく言えませんでした。本当にがんばってよかった、そう思い、神に感謝したのでした。
今日は複雑な心境です。新しい世界への期待と、一緒にがんばった仲間との別れの寂しさが入り交じっています。今は圧倒的に寂しさの方が勝っています。どうやら、気持ちが切り替わるのはまだまだ先のようです。
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Posted at
2002/03/16 00:51:57
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