一般的に「実装」よりも「設計」を重視する傾向にあります。建築でもそうですし、ソフトウェアの開発も同様です。しかし、実装の方が重要でないかと思うことがよくあります。なぜならば、どんなに設計がよくても実装がだめだと結局一から作り替えなければならないからです。逆に設計がだめでも実装がきちんとしていれば、前者ほどコストをかけずにやりなおせます。私が実装する際に重視するのは「コーディングルール」と「パターン化」です。コーディングルールはいろんな決めごとをすることで、実際にコードを書く際、迷わずただロジックの実装に集中するためのものです。私のコーディングルールのほとんどは、変数や関数、ファイルの命名に関するものです。そのなかにファイルや関数として切り分ける単位の大きさも含まれます。他の人にとってわかりやすくすること、バグを短時間に発見することをテーマにしています。パターン化は機能を実装する際、よくある機能をひとまとめにして流用する手段です。初めのうちは、保守性、柔軟性、パフォーマンスのバランスをとっていく作業が必要ですが、それを繰り返していくと品質が安定し、コピー&ペーストが使えることから生産性を上げることができます。パターンの種類と数は経験に依存します。ただし、これらはツールやミドルウェアにも関係するので最適解を見つけることは難しいのですが、常に念頭に入れて開発しています。最近では実装を中心にした開発手法が多くなりました。こういった傾向もだんだんと実装が注目されている兆候かもしれません。