私が小学校6年生の頃、突然親父がコンピュータを買ってきました。そいつはシャープ製の「MZ80K」!ディスプレイ、キーボード、テープレコーダー(当時はCDでも、FDでもなく、カセットテープを記録デバイスとして利用していた)が一体になった重くて、象が踏んでも壊れないほど頑強なヤツでした。小学生の私としては当時爆発的ブームになっていたテレビゲームが家庭で遊べるようになったとしか思えませんでした。
毎月20日前後に発売されるパソコン(マイコンとも呼ばれた)雑誌を買ってはそこに書かれているゲームのソースコードを3日ぐらいかけて入力し、完成したゲームを楽しんでいました。たぶん親父はいずれくるコンピュータ社会を見越して、私にプログラミングを学んでほしいと思っていたのではないかと思いますが、そんなことは当人は全くわかっておらず、ゲーム三昧でした。
時は過ぎ、大学生になりました。大学では本格的にコンピュータを学ぶことになりました。コンピュータルームには初めて見る機械がずらりと並んでいました。が、キーボードはいつも使っているものとほとんど同じでした。プログラミングはほとんど経験したことがありませんでしたが、キーボードはソースコードの打ち込みでなれていたため、それだけで友達から「コンピュータが出来るヤツ」と認められるようになりました。まだ友達も少なかったため、その期待に応えようと一生懸命取り組みました。
がんばる!→感謝される!→うれしい!→がんばる!!
の繰り返しでどんどんプログラミングにのめり込んでいきました。
こうして振り返ってみると、きっかけは「親父がコンピュータを買ってきた」ことにあります。その当時にはプログラミングに興味が湧かなかったため、親父から見ると失敗のように思えますが、結局結果は同じになりました。人生はどこでどうなるかわからないですね。それにしても本当に親父様に感謝、感謝です。
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2002/08/29 11:31:50