2002年05月11日
(その1からの続き)
フロアを移り、会議室を案内されました。会議室ではもうすでに参加者が集まっており、きちんと座っていました。まずは名刺交換。名刺をみると「部長」「課長」という肩書きの方ばかりです。なにもついていない人はいませんでした。
しかし不思議なことに、その場にたつとわくわくしてきました。これも「教員魂」でしょうか。
資料を配り、講義を始めました。講義内容は「オブジェクト指向開発について」です。私はAspやComコンポーネントの開発事例を通して、オブジェクト指向開発を説明しました。
内容をまとめると下記の通りです。(すべて持論ですが)
・オブジェクト指向開発の目標は「ロジックを使い回すこと」
・そのために4つの条件がある。(多様性、継承など)
・よってこれらの条件を理解することが目的ではない。
・VBはオブジェクト指向言語ではないが、COM+1.0を使うとオブ ジェクト指向開発が可能になること。
・UMLも整備されてきており、大規模案件でもオブジェクト指向開 発が可能になってきていること。
これらを事例を含めて、繰り返しお話ししました。今回集まった方々は明らかに「オブジェクト指向を知りたい」という考えを持っていました。しかし私はオブジェクト指向は目的ではないことを訴えかけたかったのです。あくまでも手段であるということを伝えたかったのです。
なんだかんだで3時間30分ほど講義しました。皆さん居眠りもなく、よく聞いてくれました。私も外は暑くもないのに、汗をかきながらがんばりました。終わった後は何ともいえない充実感を感じました。
この講義の後、講義を依頼した彼と+αで食事に行きました。ここでは開発だけでなく、プライベートの話まで多岐にわたってお話ししました。楽しく時は過ぎ、すでに夜10時を回っていました。
帰りの電車でも彼と開発談義。その中で印象的だったのが、
「重要なことは、コンピュータを使わない人を幸せにすることかもしれない」
ということを私が口々に言っていたことでした。
Posted at 2002/05/12 22:48:56 | |
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2002年05月11日
私は教育という職業にたいして、言葉で言い表せないような魅力を感じます。なにより「他人のため」に働くという意味でこれほどすばらしい職業はないと、今でもそう思っています。
そんな中、以前働いていた職場の部下から講義の依頼を受けました。私は返事は即OK。確かに時間さえあれば自分にプログラミングを強いている私ですが、この依頼を受けたとき、ときめきを感じました。「人に教えること」は好きなんですね、本心から。
返事はしたのですが、話を詰めていく段階で、参加者が多くなりました。さらに私を困惑させたのは、その方々は彼の上司だと言うことです。彼のスキルは何となくわかるのですが、上司のスキルはわかりません。この講義はボランティアなので土曜日を選びました。(有休は使えないっす)それなのにきてくれるということをきいて、「時間を無駄にさせられない」という気持ちでいっぱいになりました。
当日、朝早くから資料を準備して、それでも間に合わなかった分は行きの電車の中で資料を作りました。ちょうどできあがった頃、電車は到着しました。
駅まで彼に迎えにきてもらい、一緒に歩き始めました。もちろんはじめに聞いたのは参加人数です。「えーと」と言い始めるのを聞いただけで不安が噴出しました。結果的に彼を含めて5人!自体の重大さをこの時初めて実感しました。おかげで、頭の中は講義のことでいっぱいになり、駅から会社までの道のりは全然おぼえていません。
会社についてまず作戦会議をしようと提案しました。自分が用意してきたことと彼が望むことをすりあわせました。微妙に違っていることがわかったのですが、もうどうしようもないので資料に従って進めることにしました。
(その2に続く)
Posted at 2002/05/12 21:48:20 | |
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2002年05月05日
私の大好きなフォトギャラリーを紹介します。(URLを参照)
まずリストをみただけで、背筋がぞくぞくし、一枚一枚をみていくと写真にストーリーを感じて、感動してしまいました。ぜひぜひ一度ごらんください。
PS
ASAMIさんや、今回紹介したユーザーさん、嵐田雷蔵さんもおっしゃっていますが、ファイルサイズ80Kではちょっと制限がきついようですね。運営事務局で相談してみますね。
Posted at 2002/05/05 01:11:53 | |
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2002年05月04日
今日は暇だったので、実家の母とお話をしました。内容は「ビジネスについて」。母は実業家の娘に生まれたので、小さな頃から事業というものをみてきました。また物事の本質を追求することが好きなので、会話するとものすごく深い話になります。以前「会社としての実績がないのに、家賃の高いところにオフィスを構える会社なんてたいしたことないわ。」とズバッと言ってのけたのに大変驚きました。
最近私が思うことは「ビジネスとは幸せの実現を定量化すること」だということ。ビジネスの本質は人の幸せとは何かを考え、実現することだと思います。しかしそのために使える時間が無限にあるわけではありません。必ずスケジューリング、そしてコスト算定が必要です。それが定量化です。
ちょっと話はそれますが、私はエンジニアとして悩みの中にいます。エンジニアとして他のエンジニアとの差別化を図らなければ給料は下がります。このソフトウェア開発という仕事は今はいいですが、必ず同業者は増え、競争が激化し、このままだと給料は下がります。この業種で高給を取るためには差別化が必要です。だから、私は最近「いいものづくり」を常に考え、行動しています。
私の悩みはいい物を作ろうとすると、時間がいくらあっても足りないということです。つまり、自分が納得する、妥協をいっさいしないものを作ろうとするとビジネスにならないということです。いいものとビジネスはトレードオフするということです。
私:あのね、俺ずっとこのようにGWも働いているんだけど、
こうでもしなければ大いなる野望は達成できないんだ。
俺の野望には「人の心をつかむ」という要素が必要なんだ。
しかし、人の心をつかむための定石なんて知らない。だか
らひたすら試行錯誤するしかないんだ。
この作業は定量化できないから、ビジネススケジュールに
入れらない。だからこうやって世の中が止まっているとき
にやるしかないんだ。どうしてもプライベートを使ってで
もしなければ私は自分の野望を実現できないんだ。これっ
て、俺の能力が低いからだよね。
たとえば宮崎駿さんの「千と千尋の神隠し」という映画が
あったよね。あれは観客の心を遣うのに成功したと思うん
だ。じゃあ、あれは期限を守って制作されたものだろうか。
もしそうならば、そこに行くまでに相当な試行錯誤が行われ
たんじゃないかな。天才なら一発でいけるのかもしれない
が。
母:私は天才なんていないと思うわ。昔の偉人は普通の人以上に
苦労しているのですもの。天才なんていなくて、みんなの知
らない時間も努力していただけじゃないの。努力していたこ
とをみんなが知らないだけじゃないの。
私:そうかもね。そう考えるとほっとしたよ。いつもプライベー
トまで使わなければできないから、相当能力が低いんだなと
いつも思っていたよ。
母:けどね、体だけは気をつけてね。体をこわしたらどうしよう
もないもの。
母と話すといつも最後にこれを言われます。そして、母親の愛を感じるのでした。
Posted at 2002/05/19 22:31:34 | |
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2002年05月01日
1ケ月がたち、ようやく会社にもなれてきました。けどこの1ケ月は教員をやめて前職についたときと同じような気分を味わいました。
それは周りのみんなが自分より賢く見えるということです。話している内容は私の知らないこと、ぽんぽんと飛び出す話は展開が早い、といった感じで全然自分がついていけないという気持ちになるのです。「あれだけがんばったのに、まだ自分はこんなにちっぽけなんだ」ということを痛感しました。神様が天狗になっていた私に、新たな試練を課したのかもしれません。
あと感心するのはみんな「人の悪口を言わない」のです。どこにでもある(と思われる)上司の悪口など全然出てきません。私も是非見習いたいものです。これは安心して仕事できる職場づくりには欠かせない要素だと思いました。
これから何年この会社にいるかわかりませんが、この会社にとって私が必要だと思われるよう、がんばることを誓うのでした。
Posted at 2002/05/01 23:17:33 | |
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