やっと手に入れた亀齢

こんばんは
飲んでますか〜
飲んでますよぉ♪

逝ってしまった
違！行ってしまった
日本酒王国新潟
酒兵糧攻めを打破すべく
凸撃
酒兵糧攻めは
米兵糧攻めより辛い
ゆゆしき事態だ
なのになぜ写真は
長野の「亀齢」（きれい）
なのだ？

あれは3年前
止める、あなた、駅にのこ〜し〜
古...まさかのちあきなおみ様降臨
そう3年前の上越酒まつり
いつの間にか
共に飲んでたおっちゃん
長野県の人だった
「ったく！新潟酒王国の隣県
なのに長野の酒はまずい！」
と、長野の日本酒を憂いていた
私はつい言い放ってしまう
おっちゃんは
「長野にも旨い酒はあるよ♪
知らないだけだよ」と

ほう、
そこまで申すなら言うてみよ
さぁ言うてみよ
「亀齢、幻舞かな〜」
きれいとげんぶ...よし
買ってやる

あれから3年
何度長野へ行っただろう
酒屋を探し
土産屋を探し
三千里
真澄、信濃鶴、大信州...違う
ねい！ねい！
どこにもねい！
上田市の酒だと言う亀齢
上田に行くしかねい...か

上田は真田の領地
真田はくせものじゃが
酒の為なら
行くしかあるまい

真田の城の縄張りを確認
忍には注意しながら
酒蔵を襲撃し
やっと...やっと
我が手に！
おおおお！これが「亀齢」か！

長かった...
おっちゃんの戯言に
弄ばれた感は否めない
これでまずかったら
どうしてくれよう

のむ！
あ...うまい...かも♪

長野の酒はまずい！
おとなしくフルーツ王国の
ままでいろ、などと
喚き散らした過去

長野県の飲兵衛諸氏
申し訳ない
長野にも旨い日本酒はあった
確かにあった
次は幻舞を探さねば♪

どこかの酒まつりで
ふたたび
おっちゃんに会う事があったら
言うてやろう

「亀齢、美味かった♪」