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画像はネットより拝借。
昨日の昼間に、某・大型ショッピングモールに出かけた時のこと。
突然、高齢の男性(お爺ちゃん)から声を掛けられました。
「おい、若いの。ワシのクルマを動かしてくれんか?」
「お父さん、どうかしたの?」
指をさした方向を見ると、見ると、駐車スペースにほぼ斜め停め(VIP停め?)している1台の軽トラが。
どうしてもスペースに真っ直ぐ入れられないとのことで、突然、キーを渡され、自分が動かすことに。
幸い、どこにもぶつけてはいなかったですね。
車種はダイハツ・ハイゼットトラック。MT車でした。
普通にエンジン掛けて、普通に駐車場のスペースに入れました。
すると、周囲の方々から拍手が。(汗)
ていうか、見てる余裕があるのなら、あなた方がやってよ!(怒)と思いながら、車を降りました。
そのお父さんにキーを返してから、事の顛末を聞くと、
・駐車スペースに入れようとしても、どうしても真っ直ぐ入らず、何回やり直してもダメだった。
・周囲の人に頼んでも、無視か、反応があってもMT車だったので、断られてしまった。
・声を掛けたのは、自分で10人目だった。
・若いのに、MT車を運転できて感心した。(自分、全然若くないんですけどね…)
だそうです。
そのお父さんから、持ってけと、お札を渡されました。
でも、僕は「運転できなくなった時のタクシー代にして。」と、そのままお返ししました。
だって、もらえるようなことをしていないじゃないですか。ただの車庫入れの手伝いですし。
「もし、運転がうまくできなくなってるようなら、家族の運転で連れてきてもらってね。」と言いました。
聞くと、お父さんは昭和一桁生まれの自称・頑固親父だそうで、まだまだ運転できると思って、今日も一人で買い物にやってきたそうです。
最近は、自宅でさえも車庫入れが思うようにできていなかったそうですが、それでも性格が邪魔をして、運転を止めなかったそうです。
でも、今回でさすがに懲りたみたいで、家族にその場で電話をかけて、軽トラを取りに来てもらうように話してました。
その電話が終わるか終わらないかのうちに、自分はそっとその場を立ち去りました。
(当分、このショッピングモールには行けないですね…。顔がばれちゃってるし。)
自分がMT免許持ってて良かった♪と思った瞬間でした。
ディーラーで試乗してたり、仕事でお客さんの車を動かしたりと、時々ですがMT車の運転をしていたのもあり、頼まれた時でも躊躇は全くありませんでした。むしろ、やらせてくれ!でした。
ほんのちょっとの時間、単なる駐車スペース入れだけのMT車運転でした。
それでも、自分はドキドキ・ワクワクしていたのがわかりました。
我が家には、今はAT車しかありません。
確かに、次に自分が買うと決めているのはMT車です。
逆に、お礼を言いたいのは自分の方ですよ。
MT車買うぞ!という僕の気持ちを、更に強くさせてくれたのですから。
お父さん、ありがとう。
<余談>
でもね、駐車スペースにきちんと入った最後の最後で…
エンストしちゃいました。
(苦笑)
<追記>2014/12/18 22:20
その後、話の続きがありましたので、追記します。
「免許を返すことにした」と、わざわざご本人がご家族を連れて我が家を訪問されました。
下のコメントの返信にも記しましたが、お父さんは我が家のご近所の方でした。
あの軽トラは家で唯一のMTなので、ご家族がそのまま引き継くのことでした。
ただし、キーだけは、すぐに家族のクルマも含めて全部、お父さんに見つからない場所に隠したと、そっと耳打ちされました。
Posted at 2014/12/18 06:10:38 | |
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