
少々古いですが、
詩って踊れる幻想楽団"
Sound Horizon"の新作です。
Sound Horizon(以下サンホラ)最大の特徴は、詩・歌・語り・効果音等を情景に合わせて駆使した物語描写にあります。ドラマCDを聴いているようであり、またミュージカルを観ているかのように想像力をかきたてられます(実際ライブでは演ってますがw)。
そして数名の女性ヴォーカルの艶とじまんぐ氏の渋い語りが物語に彩りを与えています♪
02.石畳の緋き悪魔
『舞台は中世スペイン。レコンキスタの鐘が鳴り響くイベリア半島。人は何故、憎しみと争いの歴史を繰り返すのだろうか?』
この2曲目では、1曲目『争いの系譜』でイベリアの聖戦中、不慮の死を遂げた少女「ライラ」が、その未練から悪魔<シャイターン>とある"契約"を交わしたところから始まります。
その契約とは『悪魔とともに永遠ノ孤独ヲ生キル』というもの・・・悪魔は彼女のために力を振るおうとするが、ライラは悪魔の《今の君が本当に憎むものは何だ?》との問いに困惑し、葛藤します。「弱い私は誰を憎めばいいの・・・?」
時折挿入されるじまんぐさんの英語の語り、映画のモノローグみたいでカッコイイΣd(ゝ∀・)
そしてサビの『
君を害す者すべて、此の腕で退けよう~』の辺りからの、ツインヴォーカルによるハーモニーは絶妙!です。背筋が
ゾクッ(((( ;゚Д゚)))としちゃいましたw
そして最後、『ライラ、君が憎むもの全て、此の腕で滅ぼそう、それは異教徒か、同胞か、それとも争い(聖戦)それ自体か、君に今敢エテ問ヲウ』
ここがこの曲の全てを物語っていると思います。
契約により犠牲者から傍観者となったライラは、個の感情から解き放たれた今、改めて戦争の根本的原因を考え始めることでしょう・・・。
ま、そんな複雑な設定考察なしでも充分楽しめますよ♪
しいて言うなら、孤独を共有するライラと悪魔のラブソング(#^ω^#) てノリですなw
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今日の1曲 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2007/11/28 20:56:42