人の悪口を書いて1日を締めるのも嫌なので、今まで影響を受けた話を書いてから寝ようと思います。
1.新車情報の三本和彦さん
昔、新車情報という車の番組がありました。自分のところでは、夜中にやってました。
wikipediaを見ても放送時期不明となっていて、いつの頃か定かではないのですが、まだ自動車免許を持ってない年齢の頃でした。
免許のない、まだ社会に出てない子供にとって車とは、「VTECはスゴイな」とか「ターボ積むだけで300馬力やで!」とか、速い・強い・カッコイイしか頭にないわけですよ。
そんなときに、夜更かししてボーっとテレビ見てたときに出てきたのが、この番組とMCの三本和彦さん。
何にもないスタジオに車がどーんと真ん中に置かれて、ドアからボンネットから全部開けて、座ったり出たり入ったり。
特にスゴかったのが、1mの棒を使って車内のスペースを伝えたところ。
ラゲッジスペースの横幅・奥行き・高さを測って、「これじゃゴルフバッグが入らない」とメーカーの人に、「これどういうこと?これでいいの?」と問い詰める。
このとき初めて、車とは実用品であるべきなんだなと学びました。
口調は厳しいけど、買ったあとにガッカリしそうなポイントを指摘してたので面白かったです。
2.中嶋悟さん
アイルトン・セナと同じ時代に、日本のF1ブームを支えた人。特に説明はいらないと思う。
中嶋さんがレーサーを引退したあと、マンガ雑誌でコラムを書いてました。
確かビッグコミックだったと思います。その中で、家族と北海道旅行に行った話がありました。
奥さんと子供を連れて北海道に行き、朝から車に乗って移動する。
何時間かドライブし、目的地に到着して、しばらく滞在してから車に戻る。
また何時間かドライブして、目的地に着いて…とやってたら、奥さんがブチギレ。
「何なの、この旅行は!!もう私達は別行動する!!」
と、奥さんと子供は電車に乗ってどっか行った…という感じの話でした。
中嶋さんは、「自分にとって旅行とは、目的地から目的地まで車で移動することだった。家族にとっては目的地で何かをするのが旅行だった」と言ってます。
当時、免許取って2~3年で、自分にとっても旅行とは車を運転することが大部分の楽しみでした。
これを読むまで、それが当然としか思ってなかった。なるほどな、と。
それ以来、誰かと行動するときは、この話を思い出して行動するように心がけてます。
このコラム読んでなかったら、人間関係の失敗が増えてたのは間違いないと思います。
3.本田宗一郎さん
言わずと知れた人で、彼の格言はいくらでもあるのですが、彼が父から教えられたという話が好きです。
本田父:「10センチの物差しの真ん中がどこかわかるか?」
宗一郎:「5センチやろ?」
本田父:「違う。こちらから4センチ、相手から4センチ、その間の2センチが自分と相手の両方の真ん中。5センチを真ん中にしたら喧嘩になる」
本当はセンチではなく尺・寸なのですが、人間関係の距離感を教える話だと思います。
あと、経営から引退したあと全世界の工場を回って、工場で働く全員と握手した話も好きです。
彼の人柄が出てます。本田宗一郎の本は10冊くらい読んでると思います。
でも今のS660で2台目のホンダ車。何でなんすかね。わかりません。
Posted at 2018/12/20 00:55:34 | |
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車に関係ない話 | 日記