
スイフトスポーツ ZC33Sのデイライト(以下DRL)化について、前回の記事では主に設計と製作について書きましたが、今回はその耐久性と実用性についてになります。
結論から申し上げると、1年間使用後も今のところ不具合なし、ディーラー入庫可能です。
〇実用性について
ポジションランプ非点灯時もデイライトが点灯しますので確実に安全性向上に寄与していると思います。
運用面について、試作当初はDRLのON/OFF切り替えをポジションのパッシング5回としていました。
これは、そもそもDRLをOFFにするつもりはほとんどなく、ディーラーなどでどうしても消灯しなくてはならない場合に配線を変更することなく消灯させるための手段として搭載した機能です。
しかし、定期点検の際にディーラーに持ち込んだところ(店舗名の公表は控えさせていただきます)、どうやらこのDRLはイルミ扱いになるらしく簡単に言うと「ON/OFFのスイッチがないとダメ」だそうです。多くの疑問点が残りますが、逆にON/OFFスイッチさえつければ正規ディーラー入庫可と考えられるので以下のようにDRLのON/OFFスイッチを追加しました。
車内スイッチから社外への電源供給は車内ヒューズボックス/左フォグランプ付近に用意されている予備線を使用しました。
ハイビームについても既存のプロジェクター部分は弄らず、ウインカー部分に白色LEDを追加しているのみで、光軸に影響を及ぼさない程度の明るさのものを入れているつもりなので問題なしと考えます。
そもそもこの車の年式だとロービームによる検査だと聞いていますし、ロービーム時はウインカー部分の白色LEDは点灯しないので車検もパスできるのではないでしょうか。これについては車検に通してみれば現在の仕様の可否が分かるはずなので車検時に改めて触れたいと思います。
〇耐久性
約1年間使用しましたが今のところ不具合はありません。
デイライト/ポジション切り替え&シーケンシャルウインカーを制御する基板は基本的に大手メーカ製の部品で製作したので壊れることはまずないと思いますが、LED部分と12→3VのDC-DCコンバータあたりはメーカ不明の中華部品を使用しているので壊れるとすればこのあたりからだと思っています。
中でもデイライト用のDC-DCコンバータは稼働時間が長くなりがちですのでこいつが一番先に故障すると思います。今回は明るさを無段階で調整したかったためポテンショメータ付きの中華DC-DCコンバータを採用しましたが、壊れる前に信頼性の高い同等品を探そうと思います。
(一応上記部品はヘッドライトASSY下の蓋から取り出せる位置に固定しているので万が一故障しても殻割りせずに修理が可能です。)
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電気物 | クルマ
Posted at
2020/04/26 21:33:10