
コロナの渦に見舞われ生活の価値観というのがガラッと変わりました。
日常的にこなしていたイベント等が不要不急と解釈せざるを得ない情勢となり、今では定期的に必要な
美容院や歯医者さんへ通うことすら楽しみと思える日々。
失ってから気づく日常の有り難み・・・皮肉なものです。
そしてずっと人見知りだと思っていたのが、この上ない程に人との関わりを求めている自分が笑えます。寂しい・・・
そんな最中でも、車に触れることは楽しみの一つと言えます。
私の職場の都合上、車通勤が出来ない環境ですので、週末愛車に触れるために日々の仕事をこなすというモチベーションは納車から2年経った今でも相変わらずです。
そして”YANASEで車を買う”という私なりのステータス(見栄)を達成した今、そのYANASEは更なるモチベーションを私に与え続けてくれます(笑)
久々に刺激的な体験、至福のひと時。
柄にもないですが、試乗の感想を綴りたいと思います。
なぜかと言うと、夢の中にも出てきてしまうのです(笑)
年次点検の際の代車として借用させて頂いたのは走行距離2500㎞、2020年6月登録のCLA35 AMG。
今回は一泊の借用だったので一般道、ワインディングで100㎞程試乗させていただきました。

※写真はA35
CLA250に搭載されている量産型M260エンジンを306hpまで引き上げたユニットです。数値的にはC180の156hpの倍近いパワーですが、体感でもそのスロットルレスポンスの違いは歴然です。
完璧なドライビングポジションで臨まないとS+モードで”ガコンガコン”なります。
組み合わされる7速DCTも、トルコンATの挙動と比べて不自然な感触はありません。急発進時に少しもたつく印象はあります。
Euro規制に適合したエギゾーストノートも動画で観るより音量を感じられます。
パドルスタートでのエンジン始動はやみつきになりますし、S+モードでのアイドリングは想像以上の音量でした。
写真を撮り忘れましたが、CLA35にはCLA45sと同様にAMG刻印入りタワーバーが装着されていました。A35には装着されていません。
装着タイヤは235/40/ZR18 MO コンチネンタル SportContact 6 。
自身のCクーペの時期タイヤ交換候補銘柄の一つでしたので、検証の良い機会でもありました。
主要とする街乗りでの印象は、ロードノイズはそこそこ。Cクーペで装着しているSportContact 519inランフラットと比べても余り違いを感じられずパッとしない印象でした。
むしろA35 Edition 1 に装着されていたMichelin PilotSport 4Sは19inにも関わらず、ロードノイズの静けさが印象深かったです。
新型MFA2プラットフォームにAMGの血が注がれた4Maticの足回り。
個人的に”硬い”という印象はなく極めてマイルドです。
しかし一般道を巡行中、車体に伝わるプルプルとした小さな振動が常に気になり不快でした。走行距離2500㎞なので、まだ馴染んでないのかな??
五味やすたかさんがS560e試乗動画の中で『ブッシュの遊びによるドタバタ感』という表現をしていますが、そのことでしょうか…
何はともあれ、この車の真価を体感できるのはワインディングロードを走る場面だと思います。
鼻先が短くフロントも軽いので良く曲がり、コーナリング時に修正舵を充てる様な場面もなく、路面に忠実な動きをしてくれます。
ある程度の速度でも車がステアリングを通してドライバーに可不可を伝えてくるので、安心してコーナーに進入できます。
車をドライバーの意のままに扱える感覚、私の様なアマチュアには最高に楽しく尚且つ心地よい領域です😃・・・しかし実際は全て車にコントロールされている(爆)
AMG従来のジャジャ馬テイストを味わいたいのであれば45sなのでしょうね。
45sの4Matic+はトルクベクタリング機構が備わるとのことで、さぞかしコーナリングお化けと予想します。
果たして一般道でソレを体感できるのか、今年のAMGパフォーマンスツアーが楽しみです(˙-˙)
シート形状もコーナリングの身体の揺さぶられを抑制してくれるので良好。
Cクーペ程ではないですが、私は張り出したヘッドレストが苦手なので迷わずパフォーマンスシートを選択します。
あとはイージーエントリー設定時、車両始動時のパワーシートが設定したポジションへ移動する際の動き方の演出が大好きです(笑)
インバータ制御感があり、生き物の様にゆっくりと動き出します。モーターの音も心地よい。
全高はCクーペと同じく1405㎜。私のスポーツドライビングポジションですと、全高1600㎜の私のレッグスペースは拳2個以上は余裕で確保できますし、頭上のクリアランスも余裕。リアの居住性は申し分ないです。
今回はディーラーに許可を得て洗車させていただきました。永く付き合うのであれば、洗車も楽しい車でなければなりません。
このノーズの傾斜、友人曰くE28 5シリーズなど80年代のBMWを彷彿とさせるらしいです。確かにハンサム…
フロントバンパーの造形もC63s coupé Edition 1の二枚重ねリップの様で好みです。
個人的にリアバンパーはもう少し張り出しのボリュームが欲しいところ。
そして革新的なのが・・・
このドアミラーが露出する程のCピラーの絞り込みが私の理想とするcoupéなのです。
そして現時点での私の生活にドアは2枚で十分。
頭金を貯めるために1年以上も自転車生活をして得たこの様式美を簡単に手放そうとは思いません(爆)
しかしあらゆる生活の変化に対応できるメルセデス含め各社のラインナップは魅力的と言わざるを得ません。
その中でも走りも申し分ない新たな35シリーズ、是非試乗してみては如何でしょうか。
オススメですよ😃