
サーキット勢でもスタンス勢でも「NCロードスターガチ勢」になると必ず直面するのがフロントのキャンバー問題。
NCは構造上、ナチュラルキャンバーだとどうしてもフロントが少なくタイヤとフェンダーに指が入らない車高でフロント2.4°とリア3.3°。
ブッシュのヘタリなんかでだいぶ値が変わってくるので参考までにして欲しいが、大体1°弱フロントの方がポジティブ方向。
サーキット走るとフロントは外側から減ってしまうし、スタンス系だと前後キャンバーが揃ってる方がカッコよく見えるとか…
NCにフロントキャンバーを増す方法は僕が知ってる中で2つで、
・アッパーアームの偏心ブッシュ(NOPRO)
・ロアボールジョイントを偏心にするキャンバーカラー(カーミットベース)
である。
アッパーアームに関しては(以下はサイト転載)
フロントアッパーアーム用の偏芯ウレタンブッシュです。
純正状態よりもネガティブ方向にオフセットされている為、キャンバーを1°~2°増加する事が可能になります。
(車高など車体の状況により数値は変動します)
とのこと。
一方でキャンバーカラーは(以下はサイト転載)
偏心カラーを組んでキャンバー角 3度前半を狙います。
純正ブッシュの乗り味のままキャンバーが寝かせられるようになるので良いのでは?と作成してみました。ピロより安いし。
とのことだ。
僕は何か理由があったわけではないが、キャンバーカラーをチョイス。
ここからはちょっと自信のない話…(笑)
キャンバーカラーのデメリットはブッシュ自体は変わらないので、バンプした時のヨレは変わらない=キャンバー変化が偏心ブッシュに比べて大きいこと。
つまり1Gの時のキャンバーは同じであっても、バンプした際の動的なキャンバーは読めない部分が多い。もしかしたら超ネガティブかもしれないし、逆の可能性もある。
結局キャンバーカラーであってもピロにしてしまえばこの問題は解決するわけだが、それだと二度手間だから偏心ブッシュなら1発で解決するわけだ。
で、そんなことをカーミットベースの飯塚さんに話すとキャンバーカラーには思わぬ?副作用があってスクラブ半径が増えドリフトだと転がる方向にいくとか。とはいえ誤差の範囲とのことでした。
ここまで色々メリットデメリット話したが、ぶっちゃけここはエンジニア的な話だし、実際に足はものすごく複雑な動きをしてるし、アライメント変化がどこまでラップタイムに影響してるのかはよくわからない(笑)
僕も足回りに詳しい訳ではないので、ここまでの話に確証もない。
こうなると1番大切なのが体感できたかどうかだが……かなりいい!!!!
僕のクルマはキャンバーが2.4°から3.3°に。
デフがないのも含めて基本的にコーナー出口はとにかくアンダー。コーナー最後はタイヤのグリップ頼りみたいな部分があったのが、これがちょっと解消された。
特に一定の舵角で曲がる筑波の最終コーナーとか日光の6コーナーとかアンダーには変わりないが、かなりニュートラル方向に近づいた。
もちろんタイヤの減り方も綺麗になって、タイヤの内側と外側が均等に減るようになった。実質、タイヤのライフ2倍と言っても過言ではない。筑波で1分3秒6を出したのもこのカラーをつけた直後の走行会だった。
気になる値段は
偏心ブッシュ
偏心ブッシュ部品代+交換工賃 39,600円(税込)
キャンバーカラー
キャンバーカラー部品代 + キャンバーカラー交換 + トー調整 44,000円(税込)
価格はホームページに記載されていた値段で、もしかしたら今はちょっと変更されてるかもしれない。
そして偏心ブッシュの方はトー調整を含まないため、同じ内容でお願いすると少し偏心ブッシュの方が高そうだ。
とは言っても5万円弱。クルマはカッコよくなるし、タイムも速くなる。つけて損なしのパーツなのでぜひ!!!!!
Posted at 2024/07/02 20:37:57 | |
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