[北京 19日 ロイター] マツダの尾崎清取締役専務執行役員は19日、中国での合弁販売事業における同社の出資比率を25%から40%に引き上げたいとの意向を示した。前月までマツダの中国事業を率いていた尾崎専務執行役員は、北京モーターショー開幕前にロイター通信に対し、「合弁相手とは合意しており、政府の認可を待っているところだ」と述べた。同氏は、持ち分の拡大は増配につながるとの見方を示した。マツダにとって中国は、日米両国に次ぐ世界3位の市場。マツダの中国での合弁相手は、中国第一汽車集団傘下の一汽轎車と重慶長安汽車。同氏によると、FAWは合弁事業FAWマツダ・モーター・セールスの持ち分を現在の75%から減らす見通し。2007年のマツダの中国での自動車販売台数は、前年比19%減の10万1900台。マツダのある幹部は07年末、08年の販売台数を18万台に引き上げたいとの意向を述べた。マツダはFAWとの合弁事業で「マツダ6(日本名アテンザ)」を生産・販売している。ヨーロッパに専念してほしかったなぁ