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jennifer92のブログ一覧

2019年03月24日 イイね!

「魔法の実習授業が楽しみだわ…!」「そんなにか

「魔法の実習授業が楽しみだわ…!」「そんなにか?」驚くのはまあいいとして、目をキラキラ……を、通り過ぎてギラギラさせる程の物かと、首を傾げる。ツァイは大きく頷くと、力強く拳を握って力保濕精華液評比懶人包 - elleした。「闇魔法と言えば、ヴァーゼン・クグル・ランよ?闇夜の鷹よ?私ね、一度だけあの二つ名持ちに会ったことがあるの」すかさず、気付かれないようにエートの反応を伺う俺。見た目としては、特別変化はないように見えた。が、極微かに視線が泳いだ―――…ような気もする。その間にも、ツァイの話はちゃんと続いていた。冒頭からすると熱狂的ファンの語りかと思いきや、しかし途中で意外な方向へ突き進む。「凄かったわ。私が死にかけながら、何時間もじりじりと、必死で戦っていた魔物を一瞬で屠っちゃって」「へー…流石、二つ名も……」「ほんっっとう、素晴らしく流石で、ムカつくったら……!」相槌を打ったハルの言葉を打ち消しての、低く重い声だった。怖っ。俺たち男子3人の思考は、此処で多分一つになった。まだまだツァイの話は続く。「私の種族が暮らす集落のすぐ傍だったわ。大きな魔物で、被害も出ていたから、すぐに対応することが決まって」話せば話すほど、ツァイの背後のおどろおどろしさが強くなっているのは気のせい……じゃ、ないだろう。ぶつぶつと、薄く笑いながら俯き気味に話すツァイ。目が完璧笑ってない。「私だけじゃなく、何人かでの退治だった。見つけたのが私で、私は魔力量の計算して死なない程度に攻撃受けてボロボロになりながら、あいつが来る寸前まで、どうやって勝とうかずーっとずーっと考えてたのよ。いいようにやられながら、ずっとよ」こうなると何だかもう既に、独り言に近い。相槌を挟める気がしない。しかも次の行動が予測できないため、妙なドキドキ感がある。果たしてツァイは、突然がばりと顔を上げた。ドンッと、両手で机を叩く。「アレはあたしの獲物だったのに!!」びくぅっ、と、この時図書館に居た全員の肩が跳ねた。しかしそれで落ち着いたのか、手を膝に戻したツァイは意外なくらい平静に、にこりと笑った。「と言うわけで、その時から私の目標は「水魔法で闇魔法に勝つこと」なの」でも中々闇属性っていないから、今はとっても嬉しいわ―――…と、にっこり続けられた俺とエートは、背筋がぞわぞわするのを感じた。
Posted at 2019/03/24 23:13:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年03月15日 イイね!

弾けた魔力は小さな光に変化し、数多の光は瞬く間に小

弾けた魔力は小さな光に変化し、数多の光は瞬く間に小さな紙飛行機に姿を変える。そして膨大な量の紙飛行機が、一つ一つ、交ざったりすることもなく各新入生の手の中に滑り降りた。思わず拍手したくな安老服務た。いやいや、洒落たことをするものだ。俺の許にも辿り着いた紙飛行機を開けば、簡潔に「1-B」と書かれている。「これにて入学式を終了致します。新入生は寮の説明を含めた諸注意がありますので、自分のクラスへ移動して下さい」この声でバラバラと、着席していた生徒達が立ち上がる。新入生は司会のアナウンス通り自分のクラスへ向かい始め、上級生の授業は明日からのため、そのまま去って行った。さして早くもなく遅くもないタイミングで俺も席を立つ。紙飛行機の折り跡が残る長方形の紙を、意味もなくひらひらと振った。無闇矢鱈と広い学園だが、敷地に足を踏み入れた時点で地理は把握してあるので迷うことはない。自分の居る場所の空間把握は戦いの第一。地の理があるかないかで、戦法には多大な差が出る。だからこそこの探査は、俺にとっては当然だった。首を傾げながらのろのろと進む周囲の生徒たちを尻目に、学園案内も見ずに歩き出す。「わっ!?」だから、案内図を見ながら歩いていった生徒に思い切りぶつかられ盛大によろけた男子生徒が丁度俺の目の前に倒れこんだのは、まるで狙ったようでも偶然だった。此処でさくっと避けるほど、俺も人でなしではない。「大丈夫か?」倒れ掛けた男子生徒を片腕で支えてやり、問い掛ける。男子生徒は慌てて傾いた体を直し、少々大袈裟な程勢い良く頷いた。「ごっ、御免!大丈夫、ありがとう!」「どーいたしまして」お礼の熱さに対して適当な返事だったが、男子生徒は気にしない。倒れ掛けた際にページのズレた学園案内を直しながら、人懐っこい笑顔をその顔に浮かべた。「僕はアルス。アルス・アコルデ。君、クラスどこ?」滑らかな挨拶だった。うん多分、こいつ友達多いタイプだ。俺はあえて名乗らずに、問いにだけ答える。「1-B。そっちは?」「あ、惜しい。僕はCクラス」「へぇ、隣だな」話しながら、流れに乗って歩き出す。このまま名乗らずに別れたら、後日尋ねに来るだろうか――――そんな、実験めいたことを思う。そしてタイミングの神は俺に味方した。「アルス!何クラス!?」
Posted at 2019/03/15 22:26:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2019年03月15日 イイね!

席に着いたハルに、問い掛ける。「で?良かっ

席に着いたハルに、問い掛ける。「で?良かったか?」俺の問いへのハルの答えは、「普通」だった。普通。ハルが平均、で、いいのかどうなのか。ハルにとっては普通でも本当に平均なの胃鏡檢查はわからないのが「普通」の厄介な所だ。俺の勘では、ハルとエートは優秀で、つまり「普通より上」なんだが……まあそれも、これからわかる。俺が終わってヨミが帰ってくるまでは、まだ「授業中」だ。俺とハルは会話を早々に切り上げ、俺は予定通り目を閉じた。ヨミの口の動きからすると、女子生徒は「ナキ」と言う名前らしい。彼女の測定では、全体の4分の1程度で色が止まった。数値は「2100」。どうやら結構上がっていたらしく、ナキは浮かれて部屋を出た。次の女子生徒は少なかったようで、「1446」。生徒が去ったあと、ヨミが少し難しそうな顔をしていた。ナキからエートまでは間に5人居る。前から数えて3人目は男子生徒で、測定値は「3233」。そして4人目は「2510」、5人目は「2400」。エートの前の6人目は、「3001」。以上の結果から、どうやら2500前後が平均らしいと結論。つまり、あの帯の色が4分の1を過ぎた辺りで止めれば問題ないわけだ。あとの問題は、俺のチカラでちゃんとあの色に染まってくれるか、だが。まあ、なるようになるだろう。と言うよりは、したいようにする、が正しい。無事平均を出せたあとは、とうとうお楽しみのエートの番だ。封印は強固に思えるが、果たしてどうなるのか――――…わくわくと、成り行きを見守る。だがエートはヨミに促され白い帯の端を掴み掛けて、何故か唐突にその手を止めた。訝しげな表情になるヨミ。俺は内心だけで、首を傾げた。そしてエートはゆっくり周囲を見回して、それから急に目線を「こちら」に向けた。目、が。合う。――――思わず、飛ばしていた視界を切った。目を開く。ぱちぱちと、つい何度か瞬きをしてしまった。目に映るのは当然1つの光景のみで、2階は見えない。あの後エートが何か言ったのか、言ってないのか、エートの魔力量は多かったのか平均だったのか、どれも不明。去来したのは驚きと、そして嬉しさ。いやまさか、あの視線に気付かれるとは。流石エート。それでこそ、「面白い」。
Posted at 2019/03/15 22:15:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年12月10日 イイね!

たっつんは、陳秀、小七郎の助言のもと、手分けして村

たっつんは、陳秀、小七郎の助言のもと、手分けして村人救出に勤(いそ)しんだ。しかし、(今までの感覚で、偉ぶったままの気分で指示を出していてはいけない…。)何と無く、そう考えて香港豪宅たたっつんは、指示の出し方についても、ここで一から学び直す考えに改めたらしい。事あるごとに、陳秀や小七郎に助言を求め、耳で聞く言葉を噛み締めながら、誠心誠意、村人の救出に協力した。だが、その様子が余りにも周りに気を使っているように見えていたため、「どっしり構えていろ!上から指示を出せ!そないな事では、海の荒くれどもはついてこんぞ!!」小七郎から、度々叱責された。しかし、陳秀は、そんなたっつんの態度に、「誠意があればこそ人は動きます。これは、正邪問わず同じ事にございます。」と、たっつんの動きを肯定していた。たっつんは、この二人からの言葉に、(誠意を込めて、どっしりと…。)その事を意識し、試行錯誤を重ねながら、村人救出をおこなった。たっつんにとっては、こうして頭を使いながら、情を込めるような作業は初めての事である。
Posted at 2018/12/10 21:42:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2018年11月21日 イイね!

「た、たっつん!!」二人が驚いていると、

「た、たっつん!!」二人が驚いていると、「おぉ?!才太郎か?!はっはっは!ヌシのトコのは弱すぎるぞ!はっはっは!」小七郎までが大笑いしながら加わってきた。たっつんは、九肚山獨立屋んな小七郎には構わず、怒気を帯びた表情になると、才太郎の肩をガシッと掴み、「なんじゃ、ぬしゃぁ!戦は嫌いじゃから海賊は辞めたのではなかったのか!どういう事じゃ!!」と、才太郎に吠えると、「こ、これには事情があってのぅ。」と言った才太郎が、アレコレと事情を話し始めた。「琉球で真っ当な人生を歩む気じゃったが、琉球は海洋王国ゆえ、海に出ぬワシは、えらい迫害を受けてのぅ。しょうもなく海に出るようになったんじゃが………」こうして小一時間続いた才太郎の話は、たっつんにとって、思わず笑ってしまうような話であった。戦から離れた人生を歩もうとした元志摩海賊の才太郎は、この地の酒場で下働きを始めたらしい。しかし、腕力に自信の無い才太郎は、「船乗りで無ければ男では無い!」と言いはる各国の屈強な荒くれ者や、それらの客と戦うように接する屈強な同僚達に散々痛め付けられたらしい。そのため、才太郎は、酒場を辞め、商才を活かして交易所の真似事を始めたが、要所で力を振るう客を上手く御す事が出来なかったため、店を閉めたらしい。
Posted at 2018/11/21 23:31:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「本編に最後までお付き http://cvw.jp/b/3015665/45418110/
何シテル?   08/30 16:18
jennifer92です。よろしくお願いします。
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