前に毛布？自衛隊車両と観光バス衝突　添乗員死亡

２８日午前８時半頃、熊本県八代市坂本町の九州自動車道生名子トンネル内で、宮崎県えびの市の陸上自衛隊えびの駐屯地所属の大型トラックが、鹿児島県いちき串木野市の「山光交通」の大型観光バスに衝突。
バスの乗員乗客４６人のうち男性添乗員のが死亡、２１人が重軽傷を負った。
熊本県警高速道路交通警察隊によると、自衛隊のトラックが走行車線から追い越し車線に進路変更した際、トラックの右後部が追い越し車線を走っていたバスの左前部に衝突した。
事故を起こしたのは陸自第８師団第２４普通科連隊の７３式大型トラック（約７トン）。隊員計２人が乗車しており、助手席の隊員は「落ちていた毛布のような物を避けるため、車線を変更した」と説明しているという。
トラックは７台で隊列を組み、えびの駐屯地から熊本市の西部方面隊健軍駐屯地に向かう途中だった。３１日から行われる図上訓練に参加するため、訓練用資材を運んでいた。
バスは５７人乗りで、日帰り招待旅行のため、福岡県柳川市の柳城観光に運転手付きで貸し出していた。４４人が乗る予定で、２８日午前６時半にいちき串木野市を出発し、佐賀県鳥栖市や長崎県大村市を巡って午後１０時に鹿児島に戻る予定だった。

高速道路での落下物は大きな事故につながるので怖いです。