2022年09月11日
うちには親の車含め4台の車があり、内2台がベースに硬化型ガラスコーティング施行してあります。4台共に天然ワックスでの管理をしている訳ですが、この数年で感じた事を描き綴ろうと思います。
あくまでも私の主観・経験によるもので一般に通づる話では無いかもしれない事をご了承くださいませ。
まず前提として、天然ワックスはスケール(水垢・水シミ)に対しての防汚性が非常に高いという利点と、リセットが容易である事から私はこれを採用しています。
どのようなトップコートであれ汚れの付着は避けることはできず、通常の洗車で落とせる汚れは限定的で、ある程度の頻度で通常の洗車では落とせない汚れを落とすためのメンテナンス洗車は必須となります。
定期的なメンテナンスが必須であるならばそこでワックスを入れ替えて常に新鮮な保護層を得るメリットは大きいです。
天然ワックスの耐久性は3〜6ヶ月のものが多く、こまめな洗車を前提にブースターQDなどで寿命を伸ばすことも可能なのでメンテナンスが頻繁になるという事もありません。
さて本題ですが、ベースに硬化型ガラスコーティングを施行し、その上にワックスした車と、ベースコーティングなしでワックスを施行した車ではワックスの耐久性が大きく異なるという結果が我が家の車で明らかになっています。
どちらが優れた結果になったでしょうか?
答えはベース無しの方が圧倒的に優れた防汚性と耐久性を発揮している、でした。
なぜこんな結果になるのでしょうか🤔?
私は4台の洗車管理をする上で、わかりやすくメンテナンス頻度を6ヶ月としています。メンテ頻度が上がると洗車に時間を取られすぎてしまいます。その為、天然ワックスには洗車が楽になるよう防汚性と、メンテ頻度を下げる為の耐久性を求めています。
ベースなしの2台はそもそもの洗車頻度は3週〜1ヶ月程度で十分なのに対し、ガラスベースの2台は最低でも2週間毎の洗車をしないと美観維持が難しそうな印象があります。また、ブースターQDが必須でメンテが近づくにつれ、もはやワックスというよりQDで保護している感じがしています。
上に乗っているのは同じワックスなので防汚性も耐久性も同じはずなのに差が出るのは、使用環境によるところもあるのでしょうが何か別の影響もありそうです。
考えた結果、トップコートの特性と汚れ方に通づるものがあるのではという予想を立てました。
硬化型ガラスコーティングは無機故に無機質である水垢を引き寄せやすく結合しやすいが、油脂汚れに強く落としやすい。
ワックスは有機質であるため油脂汚れは付きやすいが水垢に強い。
塗装膜は有機質なものですから、ワックスとは有機同士の関係にあたり結合力が強くなるのではないか。それにより高い耐久性が生まれるのではないかと予想しています。
天然ワックスは蝋を天然オイルで溶いたもので、オイルが揮発して蝋が固まり膜となることで保護するシステムです。蝋は油脂ではありませんが有機質なものですから無機コーティングの上では耐久性が低くなる、もしくは剥がれやすい状態になっているのかも知れません。
本日、母の車(ガラスベース有り)を洗車した際、まるで突然ワックスが剥離したかのごとく全く撥水しなくなっていたのをきっかけに過去の違和感と共に色々考えてしまいました🤔
ちなみに前回ワックス施行から2ヶ月しか経っていません。目立つ汚れもなく通常洗車で終わる予定がメンテ洗車になってしまいました🥺
硬化型のガラスやセラミックのコーティングを施行した場合、トップに天然ワックスをしていてもメンテ頻度を上げた方が安全なのかもしれませんね。
Posted at 2022/09/11 23:02:25 | |
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