2018年10月24日

君は死にたいと言った
だから僕は簡単に死ぬ方法を教えた
『死ぬまで息を止めること』
彼は無理だと言った
僕は
『じゃあ本気で死にたいなんて思ってないね』
と言った
何かを本気で取り組んだことが無いくせに
簡単に死にたいなんて言うなよ
死ぬまで努力したこともないくせに
死んでしまった方がいいなんて言うなよ
息を止めて
呼吸だけを求めるように
本気でそれだけに打ち込んでみればいい
だけど
どうせ
でも
なんて言い訳するんじゃない
勉強できないし?
勉強してこなかったら当然だね
絵は描けないし?
来る日も来る日も描き続けてこなかったからだね
運動は苦手?
疲れたらそこで辞めてしまうから当たり前
ああなりたいと思いながら
そうなる努力をしてこなかった
犠牲無くして得るものなんかたかが知れてる
傷付いて無様になって
失敗を繰り返してそれを乗り越えてきて
ようやく手に入れたものに価値がある
どんな事でも
二年間それだけを考えて打ち込めば
必ず成果は出る
努力するのを面倒くさがって
なりたくない自分の姿そのままに
煙草に
酒に
ギャンブルに
惰眠に溺れているだけだろう
死にたいと思ったその日から
とりあえず二年間だけ
それだけを考えて打ち込んでみてほしい
二年後…
今の君を振り向いた時
きっとこう思うはず
自分だって変われたって
Posted at 2018/10/24 12:14:29 | |
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徒然ノート | 日記
2018年10月21日

泣いてたかもしれない
笑っていたのかもしれない
最後に君との時間を過ごした時に
僕はどんな表情で君の話を聞いていたろう
夢を追いかけて上京すること
それに僕はついていけなかったんだよ
君はあまりにもキラキラしていて
澱んでいる僕なんかが
頑張れと励ますのもおこがましくて
あれから何年も過ぎて
君が結婚することを人伝てに聞いた
ああそうですかと素っ気ない返事をして
トイレで膝を抱えて泣いた
悔しさもあり
悲しさも寂しさもあったが
決して取り戻すことの出来ない時間の隙間に
取り残されてしまったことに涙した
今でも笑っていますか?
泣いてたりしてませんか?
Posted at 2018/10/21 21:34:12 | |
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徒然ノート | 日記
2018年10月20日

あの日
君に渡したものを覚えているかな
取り留めのない話をしたあの場所
いつか遠い未来にその場所を訪れたなら
あの頃の僕達の事を思い出してほしい
あの場所で
君に言おうとした事は
今でも言えないけれど
言えないまま
僕らは遠く離れてしまったけれど
あの頃の気持ちと時間を
懐かしく思えたなら
それが心のロマンなのだから
人生のたからものは
懐かしいと思える気持ちが
心の引き出しに
たくさんたくさん詰まっていること
失われていくものだから
大切なたからものになるんだよ
君との時間を
大切に過ごしてきたのだから
あれから僕らは何度も四季を繰り返したろう
遠い遠い未来に
また出逢えることを
楽しみにしている
だから先を見て前に歩くんだ
歩いて
歩いて
疲れて後ろを振り向いたら
満面の笑みで手を振っているよ
Posted at 2018/10/20 20:10:53 | |
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徒然ノート | 日記
2018年10月20日

僕は寒く色の無い灰色のセカイにいた
その中で震える君を見つけた
震える小さい背中には翼があった
僕は言った
「僕は魔法使い。魔法を使って君を飛べるようにする」
手を繋ぎ共に走り
時には叱り褒めて飛ぶ練習をした
僕は適当な呪文を言っては魔法使いのフリをした
君は空を飛んだ
自分の翼を使って灰色の空から
いろいろな色のある世界に向けて
空に飛んだ君は言った
「飛べたよ!魔法使いさんも一緒に飛ぼう!」
僕は飛ばなかった
君は不思議そうな顔をする
僕は言った
「あとから行くよ。君は先に行ってて」
一瞬君は不思議な顔をする
意気揚々と飛び出す君の背中に向けて
出来る限りの満面の笑みで手を振った
ああ
僕は飛べないんだ
もう翼はボロボロで無くなってしまい
足には重く頑丈な鎖が繋がっているんだ
僕は魔法使いではないんだ
また僕は独りになった
寒い灰色のセカイにいる
君はいろいろな色の温かい世界に行った
たまにでいいから
僕の事を思い出してほしい
Posted at 2018/10/20 15:32:48 | |
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徒然ノート | 日記
2018年10月19日
アニメ『宇宙よりも遠い場所』を鑑賞しました。
まだ一周目なのでキャラクターとかはまだ理解してないのですが、総評としてはとても良い作品でした。
リアルな描写も引き込まれる要因になったのではないでしょうか。
ただ残念なのが南極に行くまでの物語なのかなって…女子高生がどうやって南極に行けるのか?と追っているまでは面白いのですが南極に着いてからは何となくあっさり終わってしまった印象があります。
でも行方不明になっていた母のPCを見つけ、メッセージを受信するシーンでは思わず涙ぐんでしまいました…。
何よりも主人公の親友のめぐっちゃんだったかな?
あの子が出発日の朝にやってきて絶交をするくだりが共感する部分もあり、なるほどな…と思ってしまいました。
ただ悪い噂を流した張本人ということで少しその部分は許されないのもあるかと思いますが…。
もし、この作品を多感な思春期とかに観たら考え方やこれからの生き方に反映されるのではないかと思いましたね。
もう少し南極の良さや怖さなどを描写してくれればより良い作品になったかも…あの終わりだと南極の良さとかしか得られず、南極はいい所だね…としか思わないんですよね。
南極は大変厳しい環境だったけど、この仲間達とならまた行きたい!と思わせるには至らなかった感じ。
せめてあと二話あればよかったかな。
今度は大人になった彼女達が再び南極に向かうための物語を期待したいですね。本当に良いアニメで一見の価値ありです。
最後にめぐっちゃんが北極にいたのは少しリアリティを欠いたような気がします…。むしろ、「…おかえり」で迎えて和解したならよかったかも。
そして、今度は一緒に行こう!で終われば…。
Posted at 2018/10/19 12:18:58 | |
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なんでもない普通の日常 | 日記