私はゾンビが大好きだ。
アメリカの最初のゾンビを見た時は感銘を受けて小学生の時にホラー漫画を描いたくらいだ。
ただゾンビ映画でもジェイソン的なものは好きではない。あくまでゾンビなのだ。
ドーン・オブ・ザ・デッドは大変良かった。
そういう意味で『カメ止め』こと『カメラを止めるな!』は期待していた。
あれだけ話題になったのだ。期待しちゃうよね。
前情報ではゾンビ映画を撮影中に本物のゾンビが現れるパニック映画…だと思っていた。しかし、その実ゾンビ映画を作るメイキング映画じゃねぇか!
最後まで観たが正直に言うとつまらなかった。
むしろ、ゾンビ映画撮影中に本物のゾンビが現れるパニック映画という先入観が無ければ面白かったかもしれないのだが、序盤のカメラワークに酔ってしまい気分が悪かったのだ。
さて、その後に気まぐれで『アイアムアヒーロー』を観た。
同名タイトルの漫画原作の大泉洋主演の映画だ。
邦画ゾンビ映画に関してはなんにも期待していない。
あまり知られてないかもしれないが『ゾンビ村』という映画があった。あれは顔面を青く塗っただけのゾンビが襲って来るというものだったがアイアムアヒーローは序盤から度肝を抜かれた。
厳密に言えばゾンビではなく感染症によるゾンビ化というものだろう。
まず大泉洋は絶妙にダサいのだ。序盤はハッキリ言ってなんにもいい所が無い。誰もがあのような場面に遭遇したらこんな感じになるんだろうなというのを見事に演じている。
冒頭で彼女がゾンビ化するという悲劇に見舞われるのだが、恋人を演じる片瀬那奈が超絶怖かった。
主人公の英雄が追い出された部屋を尋ねるとベッドに横たわる彼女。
普通ならゆっくりと起き上がりジリジリにじり寄ってくるという感じだと思っていたら床に落ちるなり釣り上げられたカツオのようにビタビタと跳ねる。それから反り返ったと思ったら奇妙な動きで近寄って来るのだ。
メイクもリアルで怖い!
彼女をやり過ごし、逃亡するも街は既にパニック状態。そのくだりが秀逸だった。
最初は何にも事態を知らない人達がいて、徐々に犠牲者が増えていく。そして、交差点を曲がった辺りで一気に混乱が加速していくのだ。
その逃亡途中で偶然遭遇したJKの有村架純演じるヒロミちゃん。
架純ちゃん可愛いな!超絶可愛いよ!
しかし、途中から半ゾンビ化して動かなくなってしまう。
そして、やはりというか生存者達によるドロドロした人間関係も描かれドラマ性も高くなっている。
終盤に登場する体操ゾンビも怖過ぎだった。
邦画でもここまで作れるもんなんですね!完全に舐めてました!!
Posted at 2019/03/17 09:37:37 | |
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