ロケットスタートばっかりしてたら高回転でクラッチが滑るようになりました。また冷えると問題なく走れるのですが完全に終わって不動車になるとダルいので適当に交換します。
ただ交換するだけでは面白くないので軽量フライホイールもついでに入れます。
そういうわけでまずは作業場の駐車場を作ります。
家族にコンクリート打つのはNGと言われたのでいつでも撤去できる鉄板を敷きました。工事現場のアレです。普通に買うとコンクリートより高いです。
継ぎ目で数ミリ段差がありますが大まかには水平なのでアライメントとかもできそうです。
サクッとミッションを降ろします。
もちろんサクッとは降りません。数日かかりました。
ロードスターはご存知PPFとかがあって大変ダルいのです。それより横着してエキマニ外さずにやろうとしたら引っかかって最悪でした。エキマニは絶対外しましょう。さらにこれの場合はバンテージの粉がフワフワと降ってきて地獄を見ました。
PPFのピンはかなりスムーズに外れましたが、座金のような奴が全く外れずにデフにボルト二本で止まってる台座?ごと外しました。
そこまでシャコタンじゃないですがボルトの頭が変形していたのでヤスリで修正しました。
そういうわけでなんとか降ろしてクラッチとご対面。外見の違和感はあまりない。
!?
全く気付きませんでしたがパイロットベアリングが死んでましたw
こんなでもスルスル回りますw
フェーシングは焼けて小さいクラックはあるものの残量はまだまだある感じでした。
滑りの原因はカバーのヘタリが大きいのでしょうか?
純正フラホも撤去します。
ここのクランクシールもよく漏れるらしいですがほとんど漏れてなさそうでした。面倒なので軽く掃除してそのままです。
某バトルオークションにてゲットしておいた中古の軽量フラホとNBターボクラッチです。
かなり安価に入手できました。クラッチはなんと1円()流石に出品者に申し訳ない感じがしました…()
中古でもかなり残量はあるんですが、ダンパースプリングがヘタっていてかなりガタつきます。
どれほど影響があるかは不明ですが特に違和感はありません。
軽量フライホイールを取り付けます。マルハの4.4kgのやつです。
ボルトは元々のを使用しました。ネジロック剤が必要です。青の中強度を使用しました。
パイロットベアリングは純正っぽいのがついていましたが、少しゴリってるのでパークリで洗浄してから有機モリブデングリスを擦り込んでおきました。これでしばらくは持つでしょう。
純正のベアリングは汎用の6202Zですが、Zの鉄シールドだとグリスが遠心力で吹っ飛んでしまうのでLLUの接触型ゴムシールの方がいいかもしれません。
クラッチディスクも組みます。
適当なソケットを使ってセンターを出します。一応目視でも確認しておきました。もしズレているとミッションが入りません。
クラッチカバーを取り付けます。特に難しい事はありません。
インプットシャフト周辺は掃除して有機モリブデングリスを塗ります。このあたりが乾いているとクラッチが重くなります。ベアリングが故障していたので先端が少し摩耗しています。
フォークやピボットのグリスも塗り直しておきます。
ちなみに私が愛用している有機モリブデングリスとはAZのウレアベースの有機モリブデングリスのことです。
準備ができたらミッションを入れます!
ジャッキをミッションジャッキのように改造したりしてみましたが揚程が足りずに失敗。
結局腹ジャッキにて無事搭載。フルパワーを使いスジがブチギレそうでした。40kgあるんでしょうか?腹下だとありえんほど重く感じます。
諸々元に戻して復活です。特に問題もなくバッチリでした!ロケットスタートしても全く滑りませんww軽量フライホイールもレスポンスアップして気持ち良い!
作業自体は難しくないですが、いろいろハードでした。特にミッション降ろす時がオイルぶちまけたりして泣きそうでした。正直もうやりたくないです。
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2019/11/14 15:57:40