中古で手に入れて数百年経ったロールケージをつけます。
カービング オクヤマ製 マイティバー 斜交バー サイドバー付き
ボディ同色で塗装しています。
実はあまりつけたくはないのですが、サーキットではどうしても必要なので取り付けます。
どうせつけるなら最大限メリットを活かせるような取り付けをしたいと思います。
・メリット
乗員保護
剛性アップ(?)
見た目(?)
・デメリット
重量増
見た目(?)
パッドがないと車検微妙
ボディ加工
まずメリットの乗員保護について。
Aピラーしかないオープンで横転すると乗員が潰れます。よって大抵のサーキットではロールケージなしでの走行は禁止されています。
つまりサーキット走るには必須です。こればかりはルールのため仕方ありません。
剛性については諸説ありますが、基本的に剛性には影響がないという説が有力のようです。
確かにメインアーチは曲げてあるため人の力でも簡単にたわみあまり剛性には効かないように思います。しかし元々が柔らかいオープンでは多少なりとも影響はあると思われます。
副作用的な効果と考えておいた方がいいと思います。
見た目は良くも悪くも受け取れますが好みです。
私はガチ勢っぽくてちょっと恥ずかしいですw
デメリットについてはまず重くなります。取り付けたのはオクヤマ製ですがスチールのためかなり重いです。特に計ってはいませんが、、、走ると重いのがわかります。
パッドはないと車検が怪しいです。というか頭上にボルトの頭が来るので普通に危険です。何か対策する必要があります。
ボディ加工は避けられません。穴あけはもちろん後脚を通すためボディを若干切除する必要があります。
元々黒色なのですが、ボディ同色にしたいため塗りました。
というか塗って放置してたらガリガリになってしまい足だけ塗り直しました。
下地のサフをなぜかケチって黒にしたら発色悪すぎて全く違う色になってしまい無事死亡
しかし塗料がもうないため続行、、、
まずはメインアーチ位置決めしていきます。
段ボールに足をコピーして場所を決めていきます。
穴の位置を確認。どうやってもリブに来るので1箇所場所をズラしました。
しかしロドのこの部分、リブがある上にあまりにもペラペラすぎるので鉄板を貼って応力分散を狙います。
ダンボールで型取り
3.2mmの鉄板を切り出しパネルボンドにて接着。もちろん実際に効くのかはよくわかりませんが、ただでさえペラペラの鉄板のリブ潰すよりかは良いとは思っています。
ちなみに白いもじゃもじゃはシンサレートの繊維です。
仮のボルトで締めて密着させます。
本番のボルトは12.9のものを使います。
正直なんでも良いと思いますが4.8はやめたほうがいいでしょう。
硬化後ははみ出た余分なボンドを削り取り足付け脱脂後ジンクで塗っておきました。
裏の当て板です。
リブを避けるように鉄板を切り出したため異様な形状になっています。
左の耳の部分はボディの鉄板が重なり若干高くなっているので当て板を擦り段差をなくしています。
元々のアンダーコートや厚い塗装は剥がしておきます。なるべく鉄板同士で締めないと軸力が出ません。
メインアーチが決まったら後脚に行きます。
位置だしが難しいです。上側からケガいて下側から穴あけする必要があります。
しかも穴が鉄板の重なりの中途半端な位置に来るため非常にやりづらい。
小さく穴あけしてリューターで微調整しました。鉄粉というか鉄の粒が大量に顔に降ってきて非常に最悪です。特に夏は汗に張り付いて最悪の極みです。
位置は若干の余裕がありますが外側の鉄板に当ててなるべく外側にくるようにしました。
当て板です。ここはほぼフラットなので元の当て板を使用しました。
足のネジを本締めしたらジョイントのネジも仮締めします。
ちなみにこのネジも12.9のネジを使用します。
斜交バーがスコスコに入るように調整し本締めしていきます。
斜交バーが結構邪魔なので後から外せるようにしておきますw
若干ズレているだけで外れなくなります。
細かい仕上げをしていきます。
当て板のスキマにシールを打ちます。
本来はボディ用のシール材が良いと思いますが、モノタロウなどで売ってることを知らずにホムセンのウレタンコーキングを使用しましたw
よくシリコンコーキング塗ってヨシ!wという感じのを見ますがシリコンは始末が悪いのでウレタンを使いました。
ちゃんとしたボディ用でもウレタン系と変性シリコン系があるようです。
ウレタンシールが硬化したらチッピングで荒隠しします。
下手なシーリングもこれを吹くだけで誤魔化せますwというかカバーがつくから見えませんw
もちろんメインアーチの足の裏も同様に処理しました。
室内も見えないけどなんだかみすぼらしいので
塗っておきます。
あとは内装を戻していくのですがこの薄板を先に付けておかないと大変なことになりますw
若干切る必要があります。
マイティバーのアレも位置を適当にやると合いません。
というかちゃんと決めたつもりでも締めるとズレてきて残念なことに、、、
カーペットなどを切って内装を戻しますが、後ろのトレイのやつは失敗しました、、、
まじめにダンボールで型紙作ったらマット自体が数センチ小さくその分内側にズレ込んできてクソでした、、、現物合わせで切りましょう。
いろいろありつつ取り付け完了です。
取り付け数時間!と出てくるロールケージに二週間以上掛かりました。
購入からは3年以上...()
ロールケージ取り付けは大変です。
追記
サイドバーですが、変形しているのかどうやってもつかないので諦めました。
左は付くんですが右がどうやっても入りません。
測定すると左より8cmほど外側に来ます。
しかも左右とも足の板がフロアより1cm以上浮きます。
無理してつけてもボディ痛めそうなので諦めました。