久々のオモチャネタです。
以前当ブログで紹介した
「トミー・ボーンフリー合体セット」から始まる、いわゆる「円谷恐竜3部作」のトミー製玩具がそれなり揃ってきましたので、紹介します。
当時リアルタイムで幼少期を過ごした世代の方々には説明不要でしょうが、まずは「円谷恐竜3部作」ってなに?というところから。
・人物をアニメで、メカや恐竜を実写特撮で表現した「恐竜探検隊ボーンフリー」(昭和51年~52年。全25話)
・「ボーンフリー」と同様の手法で製作された「恐竜大戦争アイゼンボーグ」(昭和52年~53年。全39話)
・すべてを実写とした「恐竜戦隊コセイドン」(昭和53年~54年。全52話)
これら円谷プロ製作番組群が「円谷恐竜3部作」と称されています。
「ボーンフリー」「アイゼンボーグ」と同一コンセプトで製作されている「科学冒険隊タンサー5」も同じ括りだと思っている方も多いのですが、「タンサー5」は円谷プロではなく、日本サンライズ(現・サンライズ)の製作であり、円谷は特撮部分にタッチしていないため除外されます。
(「コセンドン」の後番組ではあるのですが)
「円谷恐竜3部作」に共通しているのは、番組のタイトルに入っている「恐竜」と「スポンサーがトミー」という点。
作品ごとにトミーから傑作玩具の数々が当時発売されていたのですが、現代では商品化に恵まれず。
円谷プロ作品に登場するメカ好きとしては、どうしても当時モノの入手に傾いてしまうわけです。
で、今回紹介するのは恐竜シリーズ第2弾・「恐竜大戦争アイゼンボーグ」のメカたちです。

「恐竜大戦争アイゼンボーグ」に登場する「アイゼンⅠ号・Ⅱ号」のプラトイです。
「ボーンフリー号」と同傾向のカラーリングながら、より戦闘的になったこの車輌。
デザインは「レッドバロン」や「宇宙刑事」「スーパー戦隊で著名な野口 竜氏によるもの。
天変地異により現代に蘇った恐竜の探索、保護を描いた「ボーンフリー」と違い、「アイゼンボーグ」では恐竜たちが人間に襲い掛かる存在になり、それを撃退するチーム「D戦隊」の活躍が描かれました。
また、「ボーンフリー」ではNET(現・テレ朝)での放映でしたが、本作品からは東京12チャンネル(現・テレ東)での放映となったのも大きな変更点でしょう。
アイゼンⅠ・Ⅱ号が合体した状態がコレ。
この状態で、「キャリーボーイン」という、シュモクザメみたいな機首を持つ大型機体に吊るされた、現地へ赴きます。
ボタンひとつでⅠ号、Ⅱ号への分離が可能。
(結構勢いで分離します)
手前の恐竜は、アイゼン号のミサイルで撃たれる役割としてついているフィギュア(涙)。
分離したアイゼンⅠ号。コクピット上のハンドルを回すと先端からドリルが出ます。
ほか、ミサイル、アイゼンボール発射ギミックあり。
主人公の「愛」「善」サイボーグ(だから「アイゼンボーグ」)兄弟2人が乗り込んでいます。
劇中では、この形態からかなりムリな変形を見せ、大活躍してくれます。
アイゼンⅡ号。Ⅰ号の支援メカです。
前部のブレード、大型タイヤが建機を思わせます。
2人の隊員が乗り込んでいますが、
1人の声はドクロベエ様だったりします。
タイヤは展開し、ジェットジャイロとなり飛行が可能、という設定。
消火、救助に活躍しました。
タワーの伸縮とともに、劇中同様のギミックが楽しめます。
先ほどのアイゼンⅠ号が変形した姿がコレ↓
「スーパーマシン アイゼンボーグ号」のプラトイです。
ドリルがステキ!
回転ノコとともに、なんとも凶悪なデザインですね。
恐竜たちをこのマシンで迎え撃ちます。
こちらも野口 竜氏のデザインによるもの。

パッケージ裏面にある図解。
梱包状態はこんな感じ。
ドリルは劇中では銀色ですが、「ドリル内部が火花で光る」というギミックのため赤透明のパーツとなっています。
劇中同様の可動です。
ミサイル発射のギミックあり。
下部はこんな感じ。
さて、「恐竜大戦争アイゼンボーグ」は、あまり視聴率を取れなかったためか、路線変更をすることとなります。
恐竜自体の設定変更、巨大ヒーロー「アイゼンボー」の登場、コメディ要素の盛り込みなど・・・。
放映当時、北海道は東京12チャンネルの系列局が無かったため、同局放映作品は地元放送局で権利を買い取り、放送が行われていました。
この作品は、こちらでは日曜(か土曜?)の朝に放映されていたはず。
初期話数はそれなりに見ていたのですが、いつの間にか見なくなった記憶があります。
オープニングです。
やけに時代掛かった主題歌がインパクト。
特撮らしい、ミニチュアワークが高ポイントです。
懐かしいと思った方、知らないけど興味を持った方は
コチラへ
この時代の作品も、DVDで手軽に見られる世の中なのですね。
さて、オモチャネタの次回予定はこちら
Posted at 2013/11/11 11:42:28 | |
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