スズキは1月11日に幕張メッセで開幕した東京オートサロン2019で、『ジムニーシエラ』をベースにしたピックアップトラックおよび「ジムニー」の走破性をより強調させたカスタムモデルを初公開した。このうち「ジムニーシエラ・ピックアップスタイル」はベース車をリフトアップした上で、後席部分を荷台に造り替えたモデル。スズキの国内営業推進部の小畑元幸係長は「リフトアップして本格四駆性能を持つとともに、なおかつ荷台も設けることで、DIYなどの趣味を大事にする人のためのコンセプトモデル。ライフスタイルを豊かにするモデルとなっている」と紹介。さらに「アウトドアなどアクティブな趣味を持つ方向けに、ジムニーシエラに積載性能を追加することで荷物が載せられて、かつ荒れた路面でも行けるという行動範囲にも広がりをもたせることで、これ1台で何でもできる趣味のクルマに仕上げた」とも話した。ベースとなっているのは、ジムニーの中でもワイドなボディに1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載する「ジムニー シエラ」の方だ。これがもし市販されたら、DIYや冒険を楽しむような、ピックアップの利便性を必要とする人たちにとって、アクティブな相棒になるだろう。レトロなスタイルもとてもクールだ。ゴールドのボディにウッド調のサイド、ボディ・カラーとブラックのメッシュを組み合わせた専用グリル、クロームのハブキャップが付いた白いホイールと、それにマッチした白いルーフ、さらにライトバーまで装備する。まるで1970年代のアフターマーケット・パーツのカタログに掲載されている装備を新型ジムニーに取り付けたようだ。後部座席を取り除きキャビンを短縮することで、ホイールベースを延長することなく荷台を備えることができた。これ、ボディを途中でカットして新たに荷台を追加した構成のもの。 前後バンパーをオリジナルの造形に変更したり、サイドには木目を配したりと荷台以外の部分にも意欲的なカスタマイズが施されています。 とはいえ、やはり注目なのは追加されたベッド(荷台)部。ここには軽トラのキャリイに見られるような、しっかりとしたロック機構のついたアオリがセットされています。 またパッと見では狭く思える荷台部ですが、成人男性が手を伸ばしても奥行き方向には届かないぐらいの長さを持っています。 室内にも意欲的なカスタムが施されています。インパネの造形はノーマルのジムニーシエラに準じますが、随所にイエローのカラーが取り入れられています。 またシフトゲートには木目パネルが貼られています。 シートはイエローをベースにセンターに大胆なチェック柄をあしらったポップなものです。 シート背面には前後30cmほどの空間が設けられており、ここに荷物を載せておくことができます。ピックアップトラックで言うエクストラキャブのスタイルということですね。 なおこのエクストラキャブ部分のボディパネルを見てみると、窓が入りそうなくぼみはありますがガラスは入っていません。 デザイナーさんに聞いてみたところ、ここにガラスを入れてしまうと「ボディ全体におけるキャビン部分のボリューム感が大きくなりすぎて、短めの荷台とのバランスが取れずプロポーションを崩してしまうから」だということです。なるほど納得。 このジムニー・シエラ ピックアップスタイル、現時点では市販予定がないとのことですが、ぜひとも売ってほしい完成度。ただ、市販されたら標準モデル以上に注文は殺到しそう。5年待ちとかになるんじゃないでしょうか‥と書いてある。楽しみな一台になりそうだ。ただ四駆の性能重視ではなく燃費も稼いで欲しいものだジムニー をAMG G63&ディフェンダー風にカスタム、ダムドが東京オートサロンに出展遂に完成したか‥かっこいいね‥