
以前から興味があってツールセットだけ買って放置してたものを始めてみました。
まずはお試し・・・としつつ、刻印にも挑戦したかったので色々やってみました。
完成品はタイトル画像に設定したヌメ革のループキーホルダー。
使った材料
・消しゴム
・カッティングステッカー
・おゆぷら
・UVハードレジン
・ヌメ革
・A4印刷用紙(型紙考案用)
・工作用紙
・二重リング(内径20mm)
・ジャンパーホック
使った工具
・カッティングマシン
・はさみ
・デザインナイフ
・ハンドリューター
・ヤスリ
・固定バイス
・丸ギリ
・ハンマー
・穴あけパンチ
・ヤスリスティック
・トコフィニッシュ
・へり磨き
・打ち台
・打ち棒
まずは刻印の準備
刻印にしたいデザインを左右反転でステッカー作成
消しゴムに貼ります
ステッカーの厚さ分でちょっとしたガイドになるので、ちまちま掘っていきます
掘り終わったら朱肉つけて押印。
削り残しを確認して調整。
下が削り残しを削って再度押印したもの。
消しゴムはんこが完成したら、おゆぷらの準備のためお湯を沸かします
100均で見つけました。
80度以上のお湯につけておくと柔らかくなり、冷えると固めのゴムくらいの硬度になるねんどです。
「おゆまる」って名前のものもあり、多分同じものです。
お湯に沈めて3分程度待ちます。
柔らかければ柔らかいほどいいので気持ち長めにつけたり、いったん取り出して伸ばしては沈めてってのを繰り返しました。
そうしたら消しゴムハンコに重ねます。
刻印、何回か作り直したのですが画像は初回です。
もっとぎゅっと押し付けて、底をできるだけ平にするのがうまくいきます。
冷えて固まってきたらそっと消しゴムを取り出します。
ここで力を入れると型が歪むのであくまでそーっと。
型が完成したら、そこにUVハードレジンを流し込みます。
気泡が入らないようにゆっくりゆっくり入れていきます。
文字部分に小さい気泡が入っちゃうと、後々削って調整するときに欠けます。
太陽光にあてて硬化させます。
UVライト持ってたらそっちのほうが圧倒的に早いです。
固まったら型から取り出します。
盛り上がりが甘いところとかを確認しつつ、ハンドリューターで細かい部分を削ります。
気泡が入って欠けたりした場合、レジンを一滴垂らして硬化させてリューターで削るって方法もありますが、きれいに削るのはなかなか難しいです。
細かい部分を修正したら、刻印面と裏側を平行にするようにヤスリで削ります。
(相変わらず初回作成時の写真なので平行になってませんが・・・)
で、ここから急に作り直した最終版の刻印になります。
型を作るときに粘土で深い器を作る、レジンを惜しみなく使って厚みを出す。
これで削って平行にできます。
ヌメ革を濡らしてレジン刻印を当てがって、バイスで思いっきり革に圧力をかけてやります。
するとこんな感じで革に型が付きます。
ヌメ革ならこの状態になれば、ちょっとやそっとじゃ消せません。
クロム鞣しの革や、フェイクレザーなどでは伸縮性があるのですぐ消えちゃいます。
刻印されたものを確認して、削り残しを調整し、何度か確認のために刻印して満足いくまで仕上げます。
これで刻印自体は完成です。
そしたら本体側を作っていきます。
まずはネットにあった無料のループストラップの型紙をもとに、長さを調整して印刷用紙でざっくり作成。
紙で作ってみて、刻印のサイズとか全体のサイズ感が問題ないことを確認。
そしたら工作用紙に同じサイズを再度描きます。
これを切り出して型紙にします。
そしたら型紙をヌメ革にあてがって、丸ギリで罫書いて縁取りします。
本来は革包丁なるものを使うようですが、デザインナイフで切り出しました。
垂直に刃を下ろして、刃を寝かせて何度も切りつけるイメージでやるとある程度綺麗に切れます。
切った直後は切り口がケバ立っているので、ヤスリスティックで慣らします。
一方向にやるのが綺麗になる感じです。
ある程度削ったらトコフィニッシュを塗り込みます。
トコ面と呼ばれる裏面と、コバと呼ばれる断面に塗布して磨きヘリで磨いてあげます。
ケバ立ちが抑えられ、つるつるした触感になります。
革面に大量に付着するとシミになるので慎重に塗っては磨き・・・をしていきます。
型紙を合わせて穴あけ位置に丸ギリで印を打ちます。
そしたら刻印。
型紙に刻印位置の目印を書き込みました。
そしてレジン刻印にはいい感じの位置に平行に打てるように油性ペンで革の位置を書き込みました。
革全体をスポンジを使って軽く濡らします。
(刻印を強く出すためです。水に濡れると革の色味が少し変わるため、ムラが出ないように全体を均一に濡らします。ヌメ革以外は水濡れ厳禁のものもあるので要検証)
そしたらバイスで思いっきり圧力かけます。
こんな感じになります。
少し下気味・・・?ですが許容範囲ですね。
そうしたら打ち台の上で穴あけパンチをハンマーで打って穴をあけます。
2重リングを通し、ジャンパーホックを取り付けます。
ジャンパーホックを留めて、ループキーホルダーの完成。
刻印のバランスも良く、ヌメ革の風味とアンティークゴールドが良く合います。
R2のサブキーのストラップにしました。
ヌメ革なので経年変化も楽しめます。
水濡れには弱めなので手入れは少し大変。
初のレザークラフトでした。
刻印が中々大変でしたが、結果そこそこの出来になって満足です。
今回はヌメ革を使いましたが、他の種類のレザーでも刻印ができるものもあるので色など変えたらまた違った仕上がりになりそうです。
久しぶりの車あんまり関係ないブログでした。
(追記)
さすがにダブルリングだけだと使い勝手が微妙で、サブのキーを一つつけるのが精いっぱいだったので板ナスカンを購入しました。
ダブルリングに取り付けることで自由に脱着可能となり、同時にもてる鍵の数も自由に変えられます。
ひとまずメインで使っているホルダーに4つ付いてるので4つ装着
キー類を取り付けて完成