ﾊﾞｯﾄﾞﾑｰﾝﾚｰｼﾝｸﾞ(悪月) ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞﾚｰｼﾝｸﾞ(RZｽﾍﾟｯｸ/ｻｰｷｯﾄﾓｰﾄﾞ)  

□ｻｰｷｯﾄﾓｰﾄﾞ

『うちのﾏﾌﾗｰは、ｻｰｷｯﾄ用としては、かなり静かなﾏﾌﾗｰです…』

とｵｰﾅｰさんの言葉通りｻｰｷｯﾄﾏﾌﾗｰとは思えない程静かだ！が第一印象でした。

しかし、おとなしめな見た目だけで考えたら音量は、しっかり出ている印象です。

ｻｲﾚﾝｻｰ形状が
砲弾型＝うるさい
ｵｰﾊﾞﾙ型＝静か

と言う先入観がある人(自分も含む)は意外な反応を示すと思います。

大手ﾒｰｶｰさんからﾘﾘｰｽされているｵｰﾊﾞﾙ型ｻｲﾚﾝｻｰのﾏﾌﾗｰは、音量が控え目な商品が多く、純正＋αなｲﾒｰｼﾞがある方も多いのではないでしょうか？

このﾏﾌﾗｰは、見た目こそ控え目ですが、中身は完全ｽﾄﾚｰﾄにｻﾌﾞﾀｲｺは消音ﾚｽ、直管ﾌﾙﾚｰｻﾞｰ加工の本気仕様。

と言っても、ひと昔前に流行った、属に言う砲弾型ﾀｲﾌﾟのﾏﾌﾗｰに比べたら全然静かです。

音量を測定して貰ったところ、実測値で94～95dBでした。

排気系はﾏﾌﾗｰ以外、全て純正での結果です。

音量的には、ｻｰｷｯﾄﾓｰﾄﾞでもｷﾞﾘｷﾞﾘ車検(96dB以下)を通ってしまいそうな音量と言う事から、それほど煩いﾏﾌﾗｰでない事は、想像つくと思います。

過去の規制が緩い時の車検(103dB以下)なら余裕で通ってしまう数値って事になります。

ただし、ﾎﾝﾀﾞのVTEC車の場合、特に使用しているｵｲﾙ、ｴﾝｼﾞﾝのｺﾝﾃﾞｼｮﾝによって音量・音質は大きく異なります。

ｵｰﾅｰさんは、自分の車を転がした時に、ﾎﾞﾃﾞｨも凄いしっかりしているし、ｴﾝｼﾞﾝのｺﾝﾃﾞｼｮﾝが抜群に良いと言ってました。

基本的に、ｺﾝﾃﾞｼｮﾝが良い程、音量が小さめで、逆に圧縮が落ちてたりｺﾝﾃﾞｼｮﾝが悪いと音量は大きくなり音質は低音寄りになります。

その為、同ﾏﾌﾗｰ装着車の平均的なCL7に比べ、自分のは車は音量が小さめだそうです。

ちなみに、このﾏﾌﾗｰの平均的は参考音量は約100dB程となっているようです。

これは、ﾏﾌﾗｰ交換のみの車輌で、ｴｷﾏﾆやﾌﾛﾝﾄﾊﾟｲﾌﾟが交換されてる車輌の場合、当然音量は変化します。

実際に乗ってみてのｲﾝﾌﾟﾚですが、ｱｲﾄﾞﾘﾝｸﾞは、純正と比較すれば、流石に音量は出てますが、結構静か目で低音でﾎﾞｫｫｫ～と心地良いです。

～3000rpmまでの低回転域では、4発車なので低音が強調された音質ですが、ﾊﾟﾝとｱｸｾﾙを煽ると、響音が混じり甲高い音質が聴こえます。

3000～6000rpmの中回転域は、音質の高さが増して、ﾚｽﾎﾟﾝｽも良く、共音も増します。

6000rpm～はﾚｽﾎﾟﾝｽが更に鋭くなり、ｶｧｧｧ～ﾝと言う快音が響き、ﾚｯﾄﾞｿﾞｰﾝの8400rpmに向かって綺麗に伸びていきます。

この音質とﾌｨｰﾘﾝｸﾞは高回転型NA車の気持ち良さを存分に楽しませてくれます。

音量的にｻｰｷｯﾄで目立つ程の音量ではないですが、音量規制のあるｻｰｷｯﾄも気にする事なく、音質・ﾚｽﾎﾟﾝｽ・ﾌｨｰﾘﾝｸﾞは非常に良いです。

このｻｰｷｯﾄﾓｰﾄﾞでのｺｰﾙﾄﾞｽﾀｰﾄは、それなりに音量出るので、住宅街や深夜/早朝の暖気は、厳しいです。

ちなみに、このﾏﾌﾗｰ(ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞﾚｰｼﾝｸﾞ)装着の前は、同ﾒｰｶｰのﾕｰﾛZｽﾍﾟｯｸと言うﾏﾌﾗｰを装着しておりました。

そのﾕｰﾛZは車検対応の控え目な音量で甲高い響音をｳﾘにしていた人気ﾏﾌﾗｰです。

詳しくは、こちらのﾊﾟｰﾂﾚﾋﾞｭｰを見て頂ければと思いますが、ﾕｰﾛZは低速からのﾋﾟｯｸｱｯﾌﾟを重視しており、街中から高回転まで非常にﾄﾙｸﾌﾙで乗りやすい印象でした。

それに比べﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾚｰｼﾝｸﾞは、ｻｰｷｯﾄﾏﾌﾗｰだけあって、やはり高回転重視のｾｯﾃｨﾝｸﾞです。

街乗りで多用する3000rpm以下のﾄﾙｸ感は、ﾕｰﾛZに軍配が上がりますが、ﾊｲﾌﾞﾘｯﾄﾞﾚｰｼﾝｸﾞも、高回転型とは言え十分なﾄﾙｸがあり、乗りにくいなどはありません。

ただし、あくまでもｽﾄﾘｰﾄﾓｰﾄﾞ(ﾃｰﾙﾘｯﾄﾞ装着)時に保安基準適合となってますので、公道走行時はﾃｰﾙﾘｯﾄﾞを装着しましょう…？