タイトルだけ見ると設計編ってなんだよってなりますね。
いや、やった事は大した事ではないんですが、なんやかんやと苦労した取り付けになってしまいまして…( ̄▽ ̄;)
さて、以前取り付けた前後のドラレコですが、駐車中も録画出来る様に本体をACC電源直繋ぎでは無く、後付けシガーソケット+USBチャージャー経由にしてドラレコのUSBケーブル差し替えでACC電源(USBチャージャー)とモバイルバッテリーを切り替えられるように配線していました。
しかし実際には駐車の度にグローブボックスを開けてケーブルを差し替えるのも面倒であり、モバイルバッテリーの調子によっては録画出来ない事もあったりであまり上手く運用出来ていませんでした。
そこでユピテル純正の駐車録画ユニット【OP-VMU01】を購入しましたが、駐車録画のON/OFF切り替えがユニット本体の小さなスイッチしか無く、毎度切り替え操作が面倒なので配線間にスイッチを噛ませる事で手元で操作出来るようにしたいと考えました。
しかし問題が…。
①このユニットはACC電源と常時電源の2本に給電しないと作動しない。
②ACC電源に繋ぐ線はエンジンON/OFFを検知(駐車録画の開始を検知)する為だけのスイッチになっている為、実際の給電は常時電源から取られる仕組みになっている。
③常時電源の配線に手元スイッチを噛ませると、スイッチをOFFにしている間は走行中でもドラレコが作動しない(スイッチの入れ忘れ問題が発生する)
上記の様に手元スイッチを噛ませると非常に使いづらい事になると分かりました。
ユニットのON/OFFスイッチを手元に移植出来る様な加工をすれば話も早いのですが、殻割りして弄るのも成功する確証もなく故障が起きても面倒ですので、もっと物理的な方法で出来るか考えてみました。
構成図?(と言って良いのかよく分からない代物)ですが超適当です。
電子工作ド素人なんで変な事書いてても勘弁して下さいorz
まぁ結局は、リレーその他を使ってエンジン(ACC)ON時は自動で給電、OFF時はスイッチONで給電出来る様なものを考えました。
これに実際はヒューズやら安全対策の整流ダイオードやら噛ませてるのでもうちょっとややこしい感じになりました。
しかし、たったこれだけの事を考えている間にも何度も頭が混乱したりして、つくづく電気系の複雑さを思い知らされました…
そんなこんなで制御の方法と構成は検討出来たので、材料調達です。
因みに今回のメイン部品となるリレーですが、通常のON/OFFや切替についてはエーモンの物を使うのですぐ手に入るものの、遅延タイマーは探すと意外とありません。
安い物なら中国製もいくつかありそうでしたが、車載で設置環境も悪いし、せっかく組んでもすぐ故障や交換なんて残念な事にはしたくないので、高いですが信頼の日本メーカー(オムロン)を選定しました。
因みに当初自分が思っていた遅延タイマーは、1次側の電源供給が途絶えてから数秒は2次側に電源供給される(内部にコンデンサみたいな物を持っていてそれを放電させる)ような物だと思っていたのですが、実際にはタイマーの動作電源と遅延させる側の電源は別にされてるんですね。
多分探せば自分が考えていた様な物も存在はするのでしょうが、自分の知識ではこのタイプを探すのが限界でした。
車は嫁が通勤で毎日乗るし12Vなので待機電力はそこまで多くは無いと思うのですが、バッテリーの消費具合がちょっと心配ではあります。
こういう電材って結構高いんですね。何だかんだで部材揃えるだけでも結構費用が掛かりました。
そんなこんなで四苦八苦しながら設計・材料調達までは完了しました。
しかしこれでは終われません。これから更に大変な施工が待っています。
…長いので
続編(施工編)に続きます。
ブログ一覧 |
作業記録 | クルマ
Posted at
2019/03/24 00:43:34