パイオニア　とらのブログ一覧

5日目 9月13日 ～オロロンラインを北上せよ～

朝、留萌みつばちハウスを後にする。
みんなにお願いして、一緒に写真をパシャリ☆

「一周回ってきたら、帰る前にもう一回来いよ！」
と、うれしい言葉をもらい、出発。

今日目指すのは、稚内☆

日本最北端の地へ向かって、北上する！

途中、道の駅でXJR1300に乗った青年と話す。(ボクはXJR1200)
同じように、北上するらしい。
「またどこかで！」
と挨拶をし、出発！

普通に標識にしたがって、北上すると、オロロンラインは通れない。
途中から、国道ではなく道道に行かなくてはならない。

昼ごろ、その分岐点となるパーキングに着く・・・が昼ごはんはまだ食べない。

コーヒーを飲み、たばこで一服。

さぁ、北海道でも、1.2を争う「走りたい道」と言われるオロロンラインとはいかなる物か、いよいよ入道であるｗ

入ってすぐ、原野が広がっている。
右に原野、左には海。
すでに日本の風景ではない。

「これぞ、北海道ぞ！」と言わんばかりの道である。

この道をボクは、バイクで走っている。
そう思うだけで、感動だった。

そして、突如として現れる人口建造物。
風力発電の風車・・・テレビで見たことある。

こんなにも突然現れるのか、すげぇーな等と思いながらパシャリ☆

そしてさらに行くと、電柱やガードレールさえもなくなっていく。

原風景の中にただ一本の道だけが、繋がっている。
もう一度言う、「すでに日本の風景ではない」

高校球児ならば、甲子園の土を踏むだけで感動するのだろう。
まさに、この時、ボクはそういう心境だったのですｗ

数十キロに及ぶ道のり、しかし、感動に浸った僕には、あまりに短く感じる距離でした。

ノシャップ岬に到着。

三時くらいだったでしょうか。
さすがに飯を食おう！

岬のレストランで、「バター焼き定食」を注文。
イカ、ホタテのバター焼きに、カニの味噌汁。

おお～染みるぜ～☆
プリプリだぜ～。

濃い目の味付けに、ごはんが進む。

北海道で、海の幸がマズイ店はあるのだろうか・・・。
ただのドライブイン。
しかし、このクオリティー。
感動であるｗ

夕暮れも近い、ゆっくりしたし、最北端を目指そうか！

再び走り出したのだ、日本最北の地を目指して！

海沿いの綺麗な道、しかし、いちいち撮ってたら、北海道ではそういう風景がありすぎるｗ

宗谷岬近く、ライダーハウスで教えてもらった宗谷丘陵を探す。

かなりの景色との噂。
普通に走ると通り過ぎるので、要注意だそうだ。

見つけた、入り口だ。
迷わず、バイクを傾けて、入っていく。

「どんな景色が広がっているのだろうか！」・・・

その景色が見えた瞬間・・・・・ボクはヘルメットの中で、叫び、ブレーキを握ってしまった。

何かが飛び出したわけではない。圧倒されるほどの景色。
綺麗な景色は今までだって見てきた。

でも、ブレーキを掛けてしまうほど圧倒されたのは、初めてだった。

なんか、感動してた。ちょっと泣きそうだったｗ

雄大な丘陵地帯。

「クララが、クララが立ったわ！」と聞こえてきそうである。
普通に、牛がウロウロしてるしｗ

オロロンラインを走った、宗谷丘陵を見た。
これ以上は、ないよｗ
ただこれらの感動が、写真では伝わりきらないことが、残念でなりません

宗谷岬、最北端の地で、朝の道の駅で出会った青年と再会して、お互い写真を取り合った。

「またどこかで！」
そう言って再び別れるのであった。

もう日は落ちようとしている。
どこで寝ようか・・・。

ツーリングマップるを広げ、場所を探す。
・・・・ちょっと一回、キャンプを張ろうか！

猿払というとこまで行けば、キャンプ場がある。
ここから、30キロくらいだろうか！走ろう！

日が落ちる前に到着。

とりあえず、キャンプを張ろう！
一人用のテント。
この旅、初登場であるｗ

テントを張り、ご飯の前に、すぐとなりにある温泉へ。
バイクに乗り続けた疲れが、解けてゆくｗ

そして、テントに戻ってご飯。
道の駅のレストランは営業終了してたｗ

ので、持ってた「サッポロ一番 塩ラーメン☆」

これだけでは少ないが、それ以外にはソイジョイを一本ｗ

「んーなんかね～」と思ってた頃、おもむろに近づく家族連れ。

「あの～イカのごろ焼きを作ったんですが、いっぱい作って余ってますので、宜しかったら、どうぞ！要らなかったら、捨ててください」

な～に～、こんなうれしいことがあるでしょうかｗ

ありがたく、頂くことに☆
いかを、内臓のソースで味付けした一品。

旨い！旨すぎるぜ！
「地球に生まれて、よかった～☆」

そして、食後のコーヒーを飲みながら、一言。
「オレ、旅してるね～」ｗ

夜九時、辺りはまっくらになり、眠ることにする。
遠くで、牛が鳴いてる声がする・・・・

つづく・・・・

その他画像

前回のつづき～

「すいませ～ん。今日泊まれますか？」

初のライダーハウス。
姫宮さんから楽しいと聞いてたので、ここは大丈夫だろうと思いながらも、なんかちょっと緊張した。

ラ：「ぜんぜん空いてますよ。もう今日はバイク乗らないですか？」
僕：「なんかオススメとかあったら、ちょっと行こうかと思うんですが、ありますか？」
ラ：「夕日が今日は良さそうです。黄金岬がオスススメですよ！」

簡単に場所を聞いて、そこへ向かう。
どうやら人が集まってるとこが見える、あれが黄金岬らしい。

あえて、ちょっと離れた駐車場で見る。
残念ながらちょっと雲が掛かっている・・・。

ライダーハウスに戻り、入所手続きをする。
ここは無料らしい。
その他ルールを教えてもらう。
ゴミの捨て方とか、女子部屋は何があっても、立ち入り禁止とか・・・
(ちなみに女子はいませんでしたがｗ)

そして談話室で、談話が始まったわけです。
「実は、17年前に姫宮さんって人ががここにきたらしいんですよ～」

ライダーハウスの人は2人いたんですが、その二人は、ここ10年くらいしか分からないらしい。

じゃーその頃の足跡帳を探そう！

ということで、ダンボール箱いっぱいの足跡帳から、17年前の軌跡を辿ることに。

5分もしないうちに発見ｗ

当時連泊してたために、かなりの数の書き込み、そして多くのイラストを発見。

当時は、携帯がなかったために、プロフィールには、実家の番号や、住所が書いてあった。

「これだ！間違いない」

昔の日記を読みながら、3人で盛り上がる。
初対面、年齢も違う3人。(ライダーハウスの2人は当然知り合いである。)

なのに、学生の新歓コンパのような盛り上がりであるｗ
旅とは面白い☆

途中、コンビニに買出しに行ったりして、その後旅の話。
まだ上陸したばかりなので、今後の予定ルート、途中のオススメとかを教えてもらう。

さらに、東京から来たという大学生も加わり、4人で旅の話。
ちなみにライダーハウスの管理人と思ってた二人も、埼玉と千葉の人で夏の間は毎年北海道にいるらしい。

盛り上がったまま、消灯の12時。
寝ることにした。



4日目 9月12日 ～居座り～

起きると九時だったｗ
旅に出て、3日。初めて床の上じゃないとこで寝ると、意外と疲れていたことに気づいた。

ライダーハウスの人にバイク屋さんを紹介してもらい、漏れている箇所を見てもらいに行く。
「サカエヤプラスワン」

ライダーハウスの受付窓口にもなっている、お店である。

とりあえず掃除をして、場所を特定することに。
うろちょろするとすでに、ちょっと漏れてる。
どーも、オイルではないようだ。

場所的に考えると・・・クラッチフルードか！
タンクを見ると確かに減っている。

昼休みに掛かりそうだったので、昼過ぎにもう一度見てもらう。
どうやら、クラッチフルードで決まりのようだ。

しかし、修理部品の取り寄せに3日ほど掛かる。

どうするか・・・。

「ブレーキフルードを分けてください。補充しながら走りますから」
↑ボクの決定はこれだったｗ

しかし、2時過ぎ。
出発は明日にし、ライダーハウスに戻ることに。

昼寝をし、晩御飯を食べ、風呂に入って、再び談話の時間。

今日はライダーハウスに「京都のおっちゃん」と言われる人が戻ってきた。

いつもはここにいるのだが、ちょっと数日お出かけしてたらしい。
いわゆるここの「ヌシ」である。

ライダーハウスのメンバー以外の人は、すぐに寝てしまったので、
僕と、ライダーハウスの3人で談話。

おっちゃんにも17年前の話をするが、出来事は覚えているらしい。
しかし、顔は出てこない・・・。

姫宮さん、
おっちゃんはあなたが来るのを期待してますよｗ

今日もまた、旅の話をして、消灯までｗ
「明日出発します！」

それを告げて、寝ることにする。

つづく～