ぴよっちのアシ周りの交換が完了した。
予定どおり、エナペタルプレミアムオーダーラインにRS-RのTi2000の組み合わせ、
アッパーマウントなどの周辺パーツも純正新品と交換し、アライメントをとりなおしてもらった。
RS-Rのばねは、私のはちっろきゅも使っている。
まだTi2000が出る前の仕様だが、結構車高がさがるイメージだった。
今回は、べたべたには下がらず、3センチくらいのダウン。
なかなかに良い感じである。
エナペタルを使うと決めたときに、調整式にするか!?と検討もしたが、敢えて見送った。
サーキット走行はしないからだ。
もし、サーキット走行をするのであれば、ぴよっちでなくて他の車のほうが向いているだろうし、
たぶんそういうことに凝るようなことがあれば、専用の車を1台組むに違いない。
ぴよっちの主な仕様目的は、以下のとおりである。
〇通勤仕様
〇嫁母を乗せて、お茶に行くかも知れない仕様
〇エリーゼ走行コースレッキ仕様
純正エアロをまとっているためか、全体にどっしり!?したR2となった。
R2は、その個性が見直されているのか、スバルの中古車ランキングで1位となっている。
お買い得感があるのだろう。
そのためか、ご町内でも1日に何台もすれ違う。
かわいらしく、軽快な感じの車種のはずだが・・・
どうも、うちのぴよっちは、最初からふてぶてしく、自己主張が強い。
今回のパーツ交換で、さらにふてぶてしい(デキる?)感じになったが、
まあ、個性派というかアブない車種勢ぞろいのウチの
ラインナップの中に混じっているのだから、そのくらいふてぶてしくないとダメなのだろう。
結果、今や一番おとなしく!?まったり派に見えるのがびーたるん(BRZ)という有様である。
アシ周りを変えると決めたものの、交換によるリスクが多い車種だと思っていた。
というのも、軽であるため、それほど絶対的なボディ剛性が高いとは思えなかったからだ。
ボディ剛性が高くなく、路面からの瞬間的な入力に対してのボディモノコックの変形が大きければ、
ショックの性能を生かしきることができず、交換による期待される結果が得られない可能性があったからだ。
まあ、このあたりは、条件によっては、必ずしも剛性が高ければよいとは限らないのかも知れない。
けれど、ぴよっちと対になる車がじぇこ(エリーゼ)であるため、どうしても比較されてしまうだろう。
そう考えると、今回R2にとっては、かなりハードルの高いことを要求されることになる。
自己満足に過ぎないパーツ交換では、ちと寂しいし、今後のR2の方向性にも影響が出るだろう。
だが、その心配は、良い意味で裏切られた。
ショップからの帰り道、で感じた新生ぴよっちのフィーリングは、今までとは全く別物になっていたからだ。
加速、ブレーキング、コーナリングその全てが、以前とは全く違うものになっている。
よくインプレッションに書かれているようなリアショックの底突きも無い。
特に段差を超えたときの車体の挙動が絶妙で、とにかく素晴しい。
ウチの車の中で、これに近いのは、ぢのこ(ディノGT4)である。
路面の凹凸や、もろもろの情報はちゃんと伝えてくるのに、不快だったり、疲れに直結する要素を感じない。
乗り心地が良いというよりも、乗り心地という言葉を連想させない感覚である。
ちなみに、GT4のアシ周りは、かつて私自身の手でリフレッシュした。
ショックを純正のコニの調整式の新品にし、同時にシムやブッシュの類もほぼ全部交換している。
ウィッシュボーンの根元のブッシュも全部打ち替えてある。
わずかにスタビライザのマウントだけは、そのままにしてある。
年代モノとは言え、走行距離3万キロ台のGT4のアシは、思ったほどのいたみはなく、
もちろん、わずかにしゃきっとはしたが、大筋のフィーリングは変わらなかった。
GT4のショックは、GTBのショックとは、別な部品で、フロント側の寸法が違う。
確か25ミリだったかな?GT4にGTBのショックを取り付けることは可能だが、結果としてフロントの車高がわずかに高くなる。
GT4専用のショックであれば、フロントは高くならないから、見ればどっちが取り付けてあるかはすぐに分かるのだ。
というのもGT4用のショックは一時欠品していた時期があり、その間は、GTB用のショックを使うことになっていた。
そのため、GT4とGTBのショックは同じ部品と思っているオーナーも居るようだが、実際は、専用品番があるのだ。
これは、聞きかじりではなく、GTB用のショックを組んだ経験もあるので、分かったことだ。
エナペタルの位置づけは、チューンドビルシュタインと理解している、
ビルシュタインとRS-Rの組み合わせは、私のはちろっきゅ(AE86)と同じである。
はちっろきゅの純正からのフィーリングの変化は、確かに凄かったが、さすがにここまで劇的では無い。
もちろん、アライメントを取り直したことや、ショートパーツの交換も効いているのだろうが、
主役はばねとショックだろう。
信じられないことだが、R2が、フェラーリみたくなってしまった。
うーむ、エナペタル恐るべしである。
ショップがエナペタルにどういうオーダーを出したのか、ショートパーツの交換にあたり、
どういったコーディネートを考えたのか、敢えて確認はしていないが、
車体の状況や、使用条件から判断した部分が少なからずあるようだ。
その判断も、高く評価したい。
使用者の傾向に合わせた整備こそ、もっとも重要視されるべきだと考えられるからだ。
ぴよっちが帰ってきた翌日、嫁は通勤でぴよっちに乗って出かけた、
そのときのインプレッションは、以下のとおりである(原文コピペ)
「全然違うお!発進軽い。走りも軽い。アクセル半分で足りそう。上質なクッションだなぁ。
いつものコーナーの曲がり具合もクイクイだ!!」
うむうむ、なかなか良い反応だ。
これで、次の段階「シート交換とインターフェイスのリファイン」に進めるな。
オイルも次回の交換で、もう少し回せるオイルにしておこう。
あまりやりすぎて、じぇこで走るときのように、助手席の私の首が痛くならなければ良いが・・・
「強化ヒヨコ」となったぴよっちことR2 R、最近は、「ぴよちん」とも呼ばれている。
車高の下がり具合がマル。べたべたで無いのがいい感じ。
ホイールの隙間から見えるエナペタル。
シェルケースはシルバー、ダストブーツの色は、ブルー。なかなかに渋い。
ちゃんとビルシュタインのマークが入っている。
ウチの車両のオキテで、運転席側のクオーターウインドに使用パーツの
メーカーステッカーを3つまで貼ることにしている。
ぴよっちは、4ドアのため、運転席側の窓が全て開閉するので、リアウインドにでも、
ステッカーを貼っておくとしよう。