先に書いておきます。
これから書く内容は、メーカー様が是非そのようにやってくださいと言ったものではありません。私も推奨いたしません。今回、部品を交換したことでジャッキアップできたという事実のみを書いていくものです。
ジャッキアップの作業中に意図せずジャッキが下がってしまえば、車が損傷したり、人が負傷したり最悪の場合は死んでしまったりすることもあります。
それではここからが本文です。
大自工業株式会社様(メルテック)の2t油圧フロアージャッキFJ-11をホームセンターで○年前(忘れました)に購入し、DIYに使ってます。
最大耐荷重:2000kgと書いてあり、1180kgのサニーVZ-Rと830kgのS660であればその範囲内ということで安心して使っておりました。
ところが2年ほど前、いつものように使おうとしたらスカスカと手ごたえがなくなってジャッキアップしなくなってしまいました。
金属回収業の軽トラが来れば引き取ってもらおうと思っていたのですが、倉庫に片付けていたせいで、アッと思ったときにはいつも軽トラは過ぎ去ってしまい…笑
油圧ジャッキが故障してからは車載のパンタグラフでくるくるやってました。辛気臭いですし、バランスが悪くて常用するものでもないのですが、しょっちゅう使う物でもないので、それでできるならまあいいかってことで使っておりました。
まあでもやっぱり油圧ジャッキがラクチンでいいですよね。そこでまたホムセンで購入しようと思ったのですが、もしかして修理できるんじゃね?ってことで検索したら自分で修理してる人がいました。型番は違いましたけどメーカーは同じだったので、理屈は同じだろうということで参考にさせてもらいました。
スカスカになる原因はいくつかあるそうですが、ピストン(と私は呼ぶことにしました)のOリングが劣化しているのではないかと思われたので、これを交換してみることにしました。
ピストンのOリングのサイズは、厚み1.9mm、内径7.8mm、外径11.6mmだそうです。(どうやって調べたかは内緒です)
近所のホームセンターで探してみたらジャストサイズがあったのですが、水専用でオイルは絶対ダメと書いてあったので、ネットで探して『優れた耐油性~』と説明のあるトラスコ中山株式会社様のOリング(品番 T-1AP8)を購入しました。10個入りで200円といったところです、安いですね。
Oリングが届いたのでさっそく作業開始です。オイルで汚れますので、ティッシュやウエス、古新聞等の用意をお忘れなく。
緑○のリリースバルブをゆるめます。青○のピン止めを外してから横に貫通しているピンを抜きます。赤○のピストンを抜きます。
ピストンのOリングを交換したら、先ほどと逆の順番(赤→青→緑)で組み立てます。これで完成。
オイルで汚れるということは、たとえ少量でもそのぶんだけ内部のオイルが減ってます…。
さっそく、S660を慎重にジャッキアップしてみました。上がりました。10分放置しました、下がりませんでした。サニーではどうでしょう、まだ試してません。
また故障したら今度こそ買い替えようと思います。だけど買ったOリングは10個入りなんですよねえ…。


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2024/03/27 19:16:30