今回のブログはつまんないと思いますよ。
久しぶりのくせにつまんないですよ。
皆さんはコンプレッサーマップって見た事有るでしょうか。
こんなやつ。
もうパッと見ただけで拒絶反応出ますよね。
こんなのあるのは知ってましたけどね、見て見ぬフリをしてました。
このマップはうちのクルマに付いてるタービンのコンプレッサーマップなのですが、ターボの過給特性を表すマップだそうです。
最近、車の事でやる事が無いのでこのマップについて学んでみました。
と言っていきなり丸投げしますがこのマップが何なのかはこちらのブログを見てきてください。
全く知らない人ですがお世話になりました。ありがとうございました。
で、コンプレッサーマップと言うのは当然コンプレッサー単体の特性なので、この人の書いてあることを信じて自分のクルマにとってどうなのかを計算してみました。
ある日の4速2000rpm~7000rpmのフルスロットルログを引っ張り出してきて計算してグラフにプロットしたのがコチラ。
X軸Y軸はコンプレッサーマップに合わせています。
X軸の単位がコンプレッサーマップはLBS/minですがこのマップはKg/minに換算していますが、読み替えただけでスケールは一緒です。
因みにY軸のPressure Ratioは大気圧込みの絶対値なので2.5は所謂ブースト1.5と考えて下さい。
X軸Air Flowが12くらいのところが回転数にすると3500rpmあたりなのですが、この辺りで少しオーバーシュートしてその後はブースト1.5弱をキープする感じですね。
X軸22.7辺りが7000rpmなのでそれ以上はありません。
で、これの近似曲線的なモノを先ほどのコンプレッサーマップに書き込むとこんな感じ。
黄緑の線がそれです。
恐らく断熱効率ラインとか言う線に沿うのが一番効率が良いのだと思いますが、かなりサージングライン側に寄っています。
サージングラインと言うのは文字通りそれを超えるとサージングしまっせと言うラインです。
サージングしたら当然良くないですが、断熱効率ラインより左側に寄るのはレスポンス重視の傾向らしいので私は悪い事では無い気がします。
コレはタービン側のA/Rが0.63で低めなのでその影響が強いと思います。
参考までにこのA/Rが1とかのタービンハウジングにするといわゆるドッカン系になります。
まあ何れにせよどの領域も外れそうなところは無いのでとりあえず安心です。
で、試しにサイズの違うタービンのマップで同じことをしてみました。
ノーマルのK04タービンのマップが有ればそれでやってみたかったのですが見当たりませんでしたので、まずは同系GTXシリーズの一番小さい2860ってヤツ。
随分断熱効率ラインに近づきます。
当然小さいからレスポンスもイイでしょうね。
だがしかし、7000rpmつまり50LBS/minでは余裕でチョーキングラインを突き抜けています。
6000rpm辺りから上はタービンが限界って事ですね。
これで使い続けるとタービンブローまで早いと思います。
ではうちの3071の一つ下、2867だとどうでしょう。
お~、なかなか絶妙な塩梅じゃないですか?
EA113エンジンでレスポンスと最大出力をバランスするならコレでしょうね。
タービン買う時にこのマップを理解してたらこっちにしたかもな~。
イヤ、結局デカいのがイイとか言い出すんだろうな。
因みに一つ上級シリーズで同じくらいの大きさのタービンでG30-660ってのがあるのですが、それだとこんな感じ。
そもそもの効率が随分良くなりますし上の余力がまだまだありますね。
コレはそそりますね~。
タービン側のInducer径、Exducer径、トリムの数値は全く一緒なんだけどタービンハウジング(つまりインマニまで)はそのままでCHRAから付け替えとかできないかな~。
ちょっと調べてみよう。
あともう一つ、最初のマップに戻りますけど
このA点ってのは6000rpm弱、ブースト1.5弱辺りなんです。
と言う事はタービン的にはまだブースト上げてもイイって事ですよね?
違う?
やっぱエンジン本体が厳しいのかな?
おっと、圧縮比をノーマルより上げてたの忘れてた、、、。
まあ今のところノッキングも出てないし燃料も追いついてるっぽいから、今度1.75くらいまでやってみるかな~。
ほらね、つまんなかったでしょ?
EEA888 gen3の人は可変バルタイの恩恵でもう少し断熱効率ラインに近づけると思います。
つまり3071でもイイ感じで回せると思います。
保証が切れた人はやるしかありません。
Posted at 2020/10/09 21:47:24 | |
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