注:素人な自分の解釈を交えておりますので、
間違い等あるかもしれませんがご了承ください。
ならさんのブログでの、足回り屋さんのお話というのが気になって、
ローダウンの弊害についてちょっと調べてみました。
まず、今までに知っていた範囲の弊害は以下の3点。
1.ショックアブソーバーのストロークが減ることによる底突、乗り心地の悪化。
2.地上高が低くなることによる、輪止め、その他障害物との接触。
3.スタビライザーの取り付け角が変化し、本来の効果を得られない。
今回調べた中で新たに分かった事が、
「デフへの負担の増加」。
↓に、大雑把ですが駆動輪~デフの絵を描いてみたので見てください。
黒・・・タイヤ、ホイール
灰・・・ドライブシャフト
赤・・・デフ
緑・・・地面 ...となっています。
実際には、サスペンション、複雑なアーム類が、
ドライブシャフトとホイールの間にありますが、省いてあります。
仮に図のように、純正車高ではドライブシャフトがデフから水平に出ているとします。
これをローダウンすると・・・
デフとシャシーの距離は、マウントなどのたわみを除けば常に一定なので、
ドライブシャフトの、デフに繋がる「付け根」の部分に角度が付くことになります。
もちろん純正車高でも、乗員の乗り降り、ギャップの乗り越えなどで、
上下にリフトしますので、ある程度はこの角度が可変することを見込んで設計されています。
しかし、極端に角度の付いたドライブシャフト(ローダウン状態)でリフトが起きると、
設計の想定した以上にドライブシャフトとデフの結合部への負荷(角度変化)が大きくなります。
その結果、許容を超えてタワミの出たシール部から
デフオイルの漏れ、
最悪の場合、
ドライブシャフトやデフが破損する可能性がある(これは極論ですが・・・。)
ということです。
足回りを自分でいじったことがある人なんかには周知のことかもしれませんが、
自分にとっては意外な事だったので挙げてみました。
ちょっと考えてみたらなるほど納得です。
特に駆動輪側の車高を下げようと考えた時、
この事を考えて、極端なローダウンは避けたほうがいいのかもしれません。
余談ですが、「車高を下げるとネガティブキャンバーが付く。」というのも、
この図で描いたようなイメージですね。
更に、この状態でアーム類を矯正して純正車高と同じ角度にすると・・・
同じオフセットのホイールでも引っ込むのはこういう理屈だったわけですね。
きっかけにさせて頂いた記事がありますので、
リンク許可が頂けたら貼りたいと思います。
追記:リンク許可が頂けました。
エルムさんのブログです。
対策として、
輪止めやギャップの乗り越え等は注意して運転するしかないですが、
全体的に、スタビの強化及び適正化(=横方向のロールを抑制)は、
効果があるのではないか?と考えています。
素人考えです・・・(汗
Posted at 2007/09/20 23:33:42 | |
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