オートマからマニュアルへミッション載せ換え 其の八
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
10日振りの作業となる。今日の段取りはクラッチ・ワイヤーを通す穴を開ける。クラッチ・ペダル・アッセンブリーからエンジンルームを通してMTアッセンブリーのレバーにワイヤーが繋がるようにする。単純作業のように聞こえるのだが、実際はこれが難儀なことこの上ない。厄介なのは純正の穴の位置である。内装側ではブロワー・アッセンブリーが立ちはだかっていて、内装側の隙間が狭くなっており、鉄板とブロワーの隙間は実際のところ3センチ程度しか開いてない。ドリルで穴を開ける時に刃が当たってできないし、穴を開けてもワイヤーをしっかりと通すのも困難となる。そこでブロワーを手前にずらして作業したいのだが、そうするにはインパネを全て外して更に中の骨組みも外して漸くやっとブロワーを動かせるようになる。これで一日終わってしまう。
純正と同じようにやらないと責任を取れないと修理工場はきっぱりと主張する。高々ワイヤーを繋ぐだけの単純な事に、こんな面倒な作業をするのは避けて、簡単にワイヤーを通せる場所にずらして穴を開ける方法をとりたいと私は主張した。ここで問題なのは、純正ワイヤーの作りである。長さが決まっているのは勿論であるし、鉄板を通してネジで固定する部分がワイヤーにあるのだが、ここの構造が調節して動かせる自由度を持っていないことである。更にレバーに引っ掛けるフック側も数センチ調節できるものの自由度が小さいと言える。拠って、純正と違う場所に穴を開けた場合、クラッチは遊びやら張りやら、きちんと機能するかどうかの問題があり、やってみないとやれるかどうか分らない、エンジンMTを組み上げた後に駄目なのが分っても、もう遅いかもしれない等、初めてやる作業なので不安要素満載。
それで純正通りに穴を開けることに決めざるを得なかった。
写真は、分り易いようにもう穴を開けて後に、ペダル側からブロワー辺りを撮ったもの。
2
インパネを全て取っ払ったところ。とても難儀な作業だ。軽だから部品が小さくて軽いからまだ良いものの、アルファードみたいな大きな車で同じ作業をするとなると想像するだけで恐ろしい。修理工場のプロの仕事には敬服する。
3
純正と同じ場所に穴を開けた。これで準備完了。次回の作業では、エンジンとMTアッセンブリーを合体させて、車体に戻す予定だ。しかし、修理工場の都合で、次回はまた十日以上先になる。車戻って来るの再来年か~っていう勢い ('∀')
修理屋さんの強固な心積もりがなければ、私はもっと整備性の良い場所に穴を開けていただろう。今回は載せ換えという特殊な作業での一環であったが、後々クラッチワイヤーが切れたり、消耗したりして交換する時に、穴が純正状態だと、これは穴にワイヤーを通すのに苦労する構造であるのは否めない。更に改めてよく考えると、穴を数センチずらしたからと言って、ワイヤーが機能しなくなるとは到底思えず、鉄板に固定するのもどうにでもなるのだ。
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