
スパーダのメーターは白に黒文字、赤い針、夜間は赤く光る(ただしとてもくらい)ようにできてるんですが、うちのマシンのメーターは文字盤が腐って不鮮明。
乗車中はいつも目に入るものだけにものすごく気になります。そこでメーターを分解して文字盤を作り直すことにしました。
用意したものは
・バイクから外したメーター
・インクジェットプリンタ用ステッカー用紙(耐水、白)
・赤いプラ棒
・フラットベッドスキャナー
・プリンター
・ドローソフト(Adobe Illustratorを使いましたが、レイヤー機能があるものならInkscapeなど他のものでもいいです)
ではやってみます。
まず、メーターから針をはずしますが、その前に0点にあるピンを抜きます。が、かなり固くかしめてあるのか抜けません。
結局根元からニッパで切り取り、あとから残った根元を取り除くことにしました。
あ、やっぱり針折れたw
劣化がひどくてここがオリジナルの車両をネットであんまり見たことないですからねー。
ピンを切り取ると指針が0より下に行くのですが、組み立ての際に同じ位置を指すように指針を取り付ける必要があるため、この位置を記録します。ここでは文字盤の真上から写真を撮っておきます。
指針のケツ側が10と10.5の間くらいになってますかね。
指針は真ん中の黒いところと文字盤の間をこじってやると、軸から抜けてきます。これも固くて軸を壊すんじゃないかと思った。
水温計の針は外す必要がないのでそのままにしておきます。
針を外したらつぎは文字盤を止めているネジを抜いて文字盤を外し
文字盤をスキャナにかけて画像ファイルを保存します。で、この画像ファイルを下敷きにしてトレースしていきます。
主目盛りになる線を中心から放射状に描いてから、レイヤーを上に置いて白い丸を描いて、その上に補助目盛りを描いてさらにその上に白丸描いて、パーツごとにレイヤーを重ねながらつくっていきます。
終わったらシール台紙に印刷して
切り抜いて穴を開けて。速度警告灯の穴なんかはパンチコンパスを持ってるのでそれで開けました。
元の文字盤はシルク印刷が劣化して表面がザラザラになっているのでそのまま貼っても綺麗に仕上がりません。サンドペーパーで全部削り落としてしまいます。そのまえに、0点ピンを外した後の針の位置を文字盤のフチにポンチか何かで印をつけておきました。
で、新しい文字盤を貼り付けて
折れた針はプラ棒で復元。今回はABSのフィラメントがあったのでこれを削って形を整えて使います。
ほい。こんな感じ。
針を始めに記録した場所をさす位置に取り付けて、切り飛ばした0点ピンをアルミ線とアルミパイプで(別に材料はなんでもいいんだけれど)作って組み込んで、仕上げにパネルの文字を白く塗って出来上がり。

こっちがもともとの状態だから、思ったよりキレイにできました。純正のメーターは照明が入ると文字盤が透けて光るんだけれど、スパーダのメーターもともと暗いのでシールにしちゃってもあまり変わらないんじゃないかな。実装して走れるのは雪解け後です。
Posted at 2018/12/07 12:25:16 | |
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VT250SPADA | 日記