
昨日、ディーラーさんに行ってきました。
要件は、間もなく発表予定のマイナーチェンジが施されるアクアについての商談です。そもそもアクアは人気車種ですので、今回のマイナーチェンジには外装デザインの変更まで含まれるとあって、限定された初回生産台数はどんどんはけてしまっているようです。私のディーラーでは割り当てられた台数の残りは一台ということなので、ちょっと慌てて行ってきたわけです。(この時点でもう悪い予感がしません?…苦笑。)
マイナーチェンジで一番目立つのに、まだ実際のデザインが公開されていないのが外装デザインの変更です。ディーラーでも画像がないようでしたが、アクアのフロントフェイスに最新のプリウスやクラウンで採用されている「ハンマーヘッドデザイン」が採用され、リアも多少デザインが変わるとのことです。新し物好きな私は、この時点で興味津々です。
※ 添付の画像もスマホのAI画像生成アプリで「トヨタのハンマーヘッドフロントデザインの小型車をイラスト風に」と指示を出して作らせたもので、実際のデザインではありませんのでご注意ください。
そもそもヤリスクロスは今の私にベストマッチな1台と感じているのですが、4年間も乗っていると、そろそろ買い替え心がムクムクと湧いてきてしまいます。同じ車のバージョンアップ版(アドベンチャーエディションとか、次にある(?)マイナーチェンジ版とか)というチョイスもありますが、今回アクアの割とメジャーなマイナーチェンジを知って、色々と比較してみるとこちらも悪くないということが分かってきました。
今回のマイチェンでは、これまでアクアの最大の弱点とも言われてきた足踏み式のパーキングブレーキがいよいよ電動パーキングブレーキになりメモリー付オートブレーキホールドも導入されています。安全装備はトヨタ最新のものが標準装備されていますし、ヘッドアップディスプレイはトヨタチームメイトとパーキングサポートブレーキとのセットになっています(ヤリスクロスではオプションの安全装備とのセットでした)。ヤリスクロスにはあって、アクアにはない私にとって気になるものは2つだけ…ひとつはパワーバックドア、もうひとつはルーフレールです。まあ、パワーバックドアは軽いリアゲートのハッチバック車にはいらないでしょうし、ルーフレールは釣り竿をクルマの上にちょっと置く時に便利なものとなっていますので、他を考えれば良いでしょう。
逆にマイチェン後のアクアにあって現所有のヤリクロ(2021年製)にないものと言えば…、4年間アップデートされてきたTOYOTAの安全装備/機能の実装、より上質な内装、更に上を行く燃費といったところで、いずれも結構重要なものです。更なるダウンサイジングとはなりますが、車内がそれほど狭くなるという感じではないので、実用面ではあまり変わらないと思われますし、何より今回のマイナーチェンジ全体に見え隠れする「質感向上」的な雰囲気には好感が持てます。
…で、気になる価格ですが、車両本体価格(ZグレードのE-Four)は4年前のヤリスクロスより高くなっていて、3,022,800円(当時のヤリクロ同モデルは2,815,000円)です。この価格、実は現行アクアの同モデル(2,763,000円)と比べても26万円ほど上がっているのですが、それはヤリクロでもアクアでもこれまでオプションだった「ブラインドスポットモニター、パノラミックビューモニター、ETC2.0、ナビ、ドラレコなど」が標準装備になっているからだと考えられます。ですから、値上げ分がこれらに充てられていると考えれば、これらの装備を望むユーザーにとっては値上げにはならないということなのでしょう。(そもそも私は4年前のレビューにも書いていますが、BSM、PVMなどはヤリクロにも標準装備にすべきだと考えていました。)マイチェン後のアクアの本体価格については、他のグレードでも標準装備変更に伴う同様の値上げがされているようです。
実際、当時のヤリクロとマイチェン後のアクアで、同等のメーカー/ディーラーオプションを付けて価格を比べてみると、ヤリクロの方が15万円ほど高価になりました。
昨日は時間切れでサインまで至らず、現在下取り価格も含めて値引き交渉中です。いずれにしても、近々に決まる予定です。
### ここからは少々マニアックなアクア・マイチェン情報です ###
1)車両サイズですが、全長が30mm伸びて 4080mmとなります。
2)主要諸元表での変更点は全長だけのようで、エンジンやハイブリッドシステムなどの変更はないようですが、「スムーズストップ」といういわゆる「カックンブレーキ」を防止するような制御が追加されたそうです。
3)ボディカラーは、ゴールド、オレンジ、スーパーホワイト、ダークグレーなど5色が廃止され、新しく3色が追加されるそうです。ちなみに、私は、カローラクロスでも採用されているアクアでは新色のマッドバスとブラックマイカ(天井)のツートーンを仮に選んでみました。(ツートーンの天井側はダークグレーからブラックに変わったようです。)
4)現行法規に合わせてドアミラーの形状が若干変わったそうです。
5)装備表から、「グリルガーニッシュ」、「グリルモール(ペールゴールド加飾のあれ)」、「 専用エンブレム(フロント・リヤ)」の記載がなくなり、代わりに、ブラック(Zではピアノブラック)塗装の「ラジエーターグリル&ラジエーターロアグリル」、全グレードピアノブラック塗装の「バックドアガーニッシュ」の記載があります。前者はフロントフェイスのデザイン変更に伴う変更だと思われます。
6)GとZグレードには「フードサイレンサー(フード内側の遮音材?)」が既にありますが、装備表枠外の全車標準装備として、「ダッシュサイレンサー(室内・エンジンルーム)」と「フロアサイレンサー」がわざわざ追加されています。もし、これらが新規設定だとすると静粛性の改善に貢献することが期待されます。
7)フロントの「LEDフォグランプ」は「LEDアクセサリーランプ」と表記が変わり、現行同様にZグレードの標準装備となっていて、更にZグレードでは「センターランプ(LEDクリアランスランプ+LEDデイライト)」の記載があり、これもデザイン変更に関わるものと思われます。
8)Toyota Safety Senseは刷新されて、ドライバー異常時対応システムやプロアクティブドライビングサポートなども追加されました。
9)トヨタチームメート、HUDとセットで、周囲静止物のパーキングサポートブレーキがオプション追加されました。壁の角とかに接触するのを防いでくれます。
10)デジタルメーターに7インチのマルチインフォメーションディスプレイ(中央部)が搭載されました。ヤリスクロスでも7インチですが、どんなデザインになるかは確認できていません。
11)内装の「合成皮革&コンフォートパッケージ」は、現行ではダークネイビーやオレンジのオプションがありますが、マイチェン後はブラックとライトグレーのオプションになるそうで、通常ピアノブラックの内装加飾部分が、ブラックの場合はマットブラック加飾に、ライトグレーの場合はソリッドグレー加飾になるそうです。ちなみに今回入手した装備一覧表には、「合成皮革&コンフォートパッケージ」の価格が未記載でした。
こんなところでしょうか。
Posted at 2025/08/26 12:00:09 | |
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