OBDをrasspbery Piでアナログメーターに表示するまでの道のり１

ELM327（Bluetooth
OBDアダプタ）を使用し、Raspberry Pi(ラズパイ)でアナログメーターを作成するプロジェクト

に一区切りがついたので投稿していく。

紆余曲折がおそろしくあったことから、きれいにまとめられるとは思えないが、備忘録に加え、

誰かの参考になれば幸いである。

回り道の結果購入してしまった、今思えば無駄な買い物についても記載していくので、参考に

されたい。

（同じ失敗は回避…）

動作のイメージ

image1

【現在の構成】※価格は購入当時

ELM327：
AmazonUuger：obd2 診断機 ELM327 v2.3：\1425

rasspbery Pi：
Amazon：Raspberry：Pi Zero 2W - ヘッダー ハンダ付け済み：\3630

液晶モニタ：
AliExpress：新しい8.8 インチロングストリップ LCD スクリーン 1920*480 HD-MI ドライバーボードセカンダリモニター AIDA64 サブディスプレイ CPUGPU SSD 情報：\5394

リモコン：

AliExpress：ESP32
Arduino LVGL WIFI & Bluetooth 開発ボード 1.28 "240*240 IPS スマート表示画面 1.28インチ IPS LCD TFT モジュールタッチ：\2021

2台のクルマで運用していることから、上記×２を使用している。

※ほとんどのものが、加えて開発用×１を使用、つまり３セット所有 

【できていること】

OBD信号をBluetooth経由でラズパイに入力、アナログメーター風に車速、エンジン回転数

その他をLCDに表示している。

表示画面の切り替え等はESP32をリモコン代わりに使用。

車両は、

スイフト ：ハイブリッドＳＬ　DAA-ZC43S

デリカD:5：CV1W

【開発動機】

もともとインパネ周りのいろいろ（オーディオとかナビとか光物とか）が好きで、古くはLEDの

打ち換え等にはまる。

後年はコムテックのレーダー探知機のOBD表示（車速等）等、メーター風の表示が好みに。

レーダー探知機自体は不要だが、クルマの諸元をアナログメーター表示したい、

その思いから自作メーターの制作に着手。

【開発環境】

ラズパイ：Python

ESP-32：C++

Windows 10のVS-Codeでコード作成、ラズパイはSSH又はVNCで接続。

基本はモニタレス

PythonのGUIは、「起動時にフル画面＋ウインドウ枠等を表示させない」からPySimpleを選択

【当方】

言語は大昔にMS-C 4.0、Tourbo Pascal 3.0、

少し昔はLAMP環境（Linux, Apache,MySQL, PHP/Perl)で業務システム等の開発、

近年は業務上必要な小物をVBA又はPower Shell。

LinuxはRedhat、Debian、Ubuntu等
Pythonは未経験

【用語の定義：「ラズパイからELM327接続」】

ラズパイのシリアルコンソール等で接続されている（通信できている）状態。

【はまりポイント：スイフト ハイブリッドSL】

結論：当方所有のスイフト ハイブリッドSLとELM327は相性？がよくない。

当初スイフトを使用して開発を始めたのだが、ELM327とラズパイの通信がどうしてもできない。

ELM327の買い替え、ラズパイはzero2WHから3B

駿河屋：Raspberry Pi 3 Model B：\3990(中古)

に買い替え、ラズパイのOSは様々にトライしたものの、通信がどうしてもできない※

※通信がどうしてもできない

当初はdmesgでエラー（デバイスとしてシリアルポートを認識していない）、OS更新後解決する

もscreen、minicom等のシリアル通信ができない。Windowsによるシリアル通信も試したが

（TeraTearm）、接続できず。

ELM327を買い替えたところたまに接続に成功。ここでいう「たまに」とは、どんな構成／

タイミングで接続できるのか結局判明せず、当初ELM327固有の相性問題と思ったものの、

そうでもなく。

試しにデリカに接続したら、何の問題もなくOBD認識。ということで、当方所有の

スイフト ハイブリッドSLと購入したELM327との相性と思われる。

ちなみに、この過程でODB→Bluetoothの無線接続に問題かもと思い、有線ELM327アダプタを

購入している（多忙で検証できず）。

Amazon：ノーブランド品

ELM327：OBD2 USB接続 スキャンツール 車故障診断機 車の状態を細かく診断するドクター
 A0328U：\1256

【はまりポイント：ELM327】

結論：ELM327には当たり外れ有り、車両との接続にも相性問題有り。

OBD信号をBluetoothに変換して出力してくれるアダプタ。

最初に購入した

Amazon：ｋｉｎｇ 超小型モデル
OBDII 診断 ELM327 Bluetooth ブルートゥース スキャンツール テスター

\1425

は、スマホアプリ（「Car Scanner ELM OBD2 自動車診断システム」等）ではスイフトに接続

できるものの、ラズパイからは接続できない。

Amazon：Uuger obd2 診断機 ELM327 v2.3

を試したところ、スイフトではたまに、後で判明したがデリカでは特に問題なく毎回接続した。

ネット情報では、ELM327は当たり外れが多いようである。少なくとも、当方の場合上記モデル

は相性がよくなかった。

Amazon：Uuger obd2 診断機 ELM327 v2.3は追加購入し、スイフトとデリカで使用している。

【はまりポイント：LCDモニタ】

結論：中華LCDは製品品質に当たり外れあり

インパネ上部に設置することから、横長（8.8インチ 1920x480）を選択。

結局、

検証用×１

不具合×２

使用中×２

の５台を購入してしまった。

検証用に購入し、現在も使用している液晶モニタ

Amazon：

8.8インチ1920x480 IPS LCDスクリーン Aida64 PC CPU モニターに適して GPU ファン 速度 

コンピューター 温度 メモリ セカンダリディスプレイカー LiveDash Raspberry Pi MIPI DIYキット

販売:GoodJobby

￥8,580

これは基板、フラットケーブルがむき出しのため、これはあくまで検証用に使用している。

様々に酷使しているが、不具合もなく現役。

車載用には、当初

Amazon：

Vbestlife 8.8インチIPSコンピューターデータモニター、1920x480温度モニター、PC CPU RAM

HDDデータ表示画面、センサーパネルディスプレイ、Linux、RPi用

\13300

を購入。

10時間ほど使用したところで、もう一台を追加注文。

追加注文した直後に、使用中のモニタがブラックアウト（画面表示しない）。

モニタ、ケーブル、ラズパイを交換しても事象変わらずで、モニタ不具合と判定。

この時点では製品の当たり外れと思い、Amazonから「交換」の手続きを開始。

直後に追加で注文したモニタが到着。

車載したところ、一時間ほどで基盤が焼ける嫌なにおい、少量の煙とともにブラックアウト。

２台続けて不良ということで、メーカーの品質に疑い。

本品はAmazonから「返金」の手続きを開始。

2台とも海外返送ということで、ゆうパックで返送。

一か月ほど経過した現在でも音沙汰なし。

ちなみに、Amazon経由で返品／交換手続きをしていたが、当初（1台目）返信があったものの、

2台目からは返信なし。

捨てるつもり（ダメ元）で、

AliExpress：新しい8.8 インチロングストリップ LCD スクリーン 1920*480 HD-MI 

ドライバーボードセカンダリモニター AIDA64 サブディスプレイ CPU GPU SSD 情報

\5394

を購入。

20時間以上使用し、今回は当たりかもと思い同一品を追加購入。

現在に至るまで不具合なし。

＜続きます…＞