
チョット気になってた裁判で判決が出ました。
被害にあったのはランクル。
後から追突されて、縁石を乗り越え、橋のガードを突き破って海へ落下。
この事件があったときに福岡の仲良くさせてもらってるお店の社長さんに話を聞いたのですが、この事件があった場所がすごく微妙な場所だそうです。
まず海の深さ。
浅くも無く、深くも無い微妙な所だそうで、事故直後に両親は何度も海に潜り、最愛の子供たちを救出しようと試みたことはニュースで伝えられてましたね。
手が届きそうで届かない。
そんな微妙な深さだったそうです。
事故の後福岡の役所もあわただしかったそうで、縁石の高さに問題は無かったか?
橋のガードレールの強度は問題なかったか?
などなど役所として突っ込まれたら困る部分を独自に検証してたそうです。
ランクルが追突されて、縁石を飛び越え、ガードレールを突き破るなんてランクルにお乗りの方なら大体想像できると思いますが、相当な勢いで突っ込まれ、何かの反動でも加わらないとありえないと思います。
突っ込んできたのが大型のトラックならまだしも、乗用車ですからね。
そして今日の判決。
福岡市での3児死亡飲酒運転追突事故で、元同市職員今林大被告(24)に福岡高裁で懲役20年の実刑判決が言い渡された15日、大上哲央(あきお)さん・かおりさん夫妻は閉廷後、同市中央区の福岡県弁護士会館で記者会見した。
哲央さんは冒頭、「事故から2年9か月、毎日毎日苦しい生活を送ってきた」と振り返り、「今まで言い続けてきたことが裁判長に伝わった」と時折、言葉に詰まりながら話した。
また、「3人も私たちと一緒に判決をしっかりと受け止めることができた」と亡くなった3人の子を思いやった。
危険運転致死傷罪が適用されたことについて、哲央さんは「自分たちの意見陳述を、しっかりと司法が受け止めてくれたと思う」と評価した。
しかし、懲役25年の1審求刑に対し懲役20年の判決となったことに、かおりさんは「求めるものは25年。5年少ないことは納得できない」と不満を述べた。
今林被告は1審判決後、保釈中で、この日の法廷には姿を現さなかった。
これについて、哲央さんは「3人の命はとても重く、今林被告の目で見てほしかった」と憤った。
かおりさんは「この写真(遺影)を毎日見ることがどんなにつらいか。
今林被告にも分かってほしいと思って、持ってきたのに……」と残念そうな表情を見せた。
判決を踏まえ、今林被告への言葉を求められると、哲央さんは「しっかりと刑を受け止めてほしい」と語った。かおりさんは「反省を求めてきたが、見られない。
かける言葉はない」と吐き捨てた。
「調子に乗るな。何様のつもりか」「金をもらっているんだろう」--。大上さん夫妻は飲酒事故の悲惨さを訴え、メディアに多く登場して注目を集める一方、街頭やインターネットでいわれのない中傷や非難にさらされ続けた。
一家は昨年末、世間を避け、事故の影響によるパニック障害療養のため、海外転居を余儀なくされた。
大上さん夫妻の代理人、羽田野節夫弁護士によると、2008年1月の1審判決後、一家は人目を避けるように、いったん九州を出た。だが、転出先でも「テレビで見た大上さんでしょ」と頻繁に声をかけられた。ついには「大変ですね」と気遣いの言葉さえ、忌まわしい事故の記憶をよみがえらせる心理的な負担となったという。
「2人はいつも、『人に監視されている』という思いに駆られていた」。羽田野弁護士は振り返る。
今林被告の主任弁護人、春山九州男(くすお)弁護士は「きわめて感情的な判決で、適用条文の要件を一つずつ積み重ねる作業に欠けている印象を持つ。到底納得できず、上告したい」と述べた。
量刑については「今林被告は『いかなる刑にも服する』と話していたが、懲役20年とは思っていなかったのではないか」と話した。
以上各メディアからの抜粋。
驚くべきは被害者家族に、誹謗中傷があったこと。
信じられません。
僕も過去に若気の至り的に飲酒運転?酒気帯び?はしたことがあります。
今思うとぞっとしますが、、、、、、、、、、、
今は当然まったくしないのですが、お酒を飲んで車を運転するのは犯罪であるのと同時に殺人犯一歩手前だと思ってます。
もしお酒を飲んで、運転して無事家にたどりついたとしても、殺人未遂に終わっただけです。
事故は加害者も被害者もとても苦しい思いをします。
ましてや飲酒運転からの事故で被害者がなくなってしまったら取り返しが付きません。
今回の判決も3人を殺して20年。
普通殺人犯なら間違いなく極刑です。
まだ裁判は続くのでしょうけど、ドライバーとして忘れてはいけない事件です。
飲酒運転は絶対にいけません。
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Posted at
2009/05/15 16:51:36