2008年01月25日
公道を走るということ ~よしほの本意~
こんばんわ、よしほです。
すみません、同名前題のブログには、実は色々と狙いがありました。
ちょっとキツイ書き方もしますが、最後まで読んで頂ければ幸いです(^-^)
[1/26 追記]-----
本件は特定の方に宛てた内容ではありません。
エボXを始め、インプレッサ、GT-R、と高性能な新車納車が続いている時期です。私のブログ訪問履歴を見ると、ありがたい事にエボに限らず様々な車種の方々に遊びに来て頂けています。新型インプや、GT-Rの方々も多く含まれており、初の新車であったり、免許取得の最初の車という方々も多く見受けられます。そう言った若い方々に、この時期に色々思い考えて頂きたく、ブログアップさせて頂きました。
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今回のエボは、その性質や価格帯もあって、比較的中高年層のオーナーの方々が多いように感じています。ベンツを買う年齢や、収入の一歩手前、最後の遊び車的なスタンスの方々が多いんじゃぁないでしょうか?
この手の車を買う方で、その年代となれば、「今は落ち着きましたが、昔はちょっとヤンチャしてました。」って方々が多いのでは?と言う読みもあったのですが、見事に皆様から想像していたものに近いコメントを頂けました。(皆さん、ごめんなさいね(^_^;))
今回の私の最大の狙いは、こう言った方々の意見や経験談を若い方々に聞いて頂き、「公道を走る」という事がどういう事なのか、考え、悩んで欲しかったからでした。
「公道を走る」については、ネット上でも過去から散々論争されてきた問題です。今回も色々な方々に書き込んで頂き、当たり障りの無い解答をして来ましたが、正論を言い切ってしまえば…
「社会規範は守るのが常識!」
「公道を攻めるなんて法律違反!バカな事はするな!」
という考えでしょう。
言い様は色々あると思うんです。
でも、公道を制限速度以上で走り、コーナーへ高い速度で侵入して、タイヤを慣らしながら抜けて行く…時には、コーナーをヨロメキながら抜けて行ったり、対向車線にはみ出して抜けて行ったり…。例えそれが運転者本人にとって「安全領域」であっても、周囲の人間から見れば、やはり「怖い」という恐怖の対象以外の何物でもあり得ません。
まず、覚えておいて頂きたいのは、「車は凶器である」という事。
これは、「他人を害する」という意味だけではありません。使用者本人をも害する事がある「両刃の剣」です。
この「凶器」を、我々は定められた課程を習得する事によって、「免許」を与えられ、使う事を許されています。「銃刀法」の銃や刀と同じです。本来であれば使ってはいけない物。その「免許」を受けたと言う事は、「自由勝手に使っていい」と許された訳ではなく、「正しい使い方を習得したと認め、その範疇で使用する事を許します」と言う事であり、相手から信用をされた上で許可を受けたにすぎません。
さて、この凶器。
何しろ時速10kmでも殺人が可能な凶悪凶器です。
法律で定められた制限速度でも、人や物に当たれば死者の出る公算が高い代物です。それが、突然猛ダッシュをして、タイヤを鳴らしながらコーナーに飛び込んで行くのが、どう言う事かと言えば…
限りなく抜き身に近い状態の日本刀を腰に差して歩いている人が居ます。しかも、袴に草履で目がギンギンになっています(笑)その人が、突然「キィエェェー!」と気勢を上げながら刀を抜き放ち、上段に構え、白刃を煌めかせながら貴方の方に向かってきました!やばい!と貴方が思った瞬間、彼は髪を振り乱して貴方の脇を走り去って行きました…
どう思いました?(^-^;)(笑)
いや、例えが悪いのは百も承知です(笑)
高速で峠を駆け抜けて行く車を見て、「怖いわねぇ」と言っている人達の気持ちが良く判らないという方も、これなら想像しても判り易いかな?と…どうでしょう?
免許を受けた凶器を振り回すというのは、こう言う事と同義な訳です。
一歩間違えれば、自分が「銃乱射犯」や「包丁切り裂き魔」と同列になるという事なんです…。
ここまでが正論(^-^;)
ただですね、前回記載した通り「じゃぁサーキットへ行って走ろうよ!」と言っても、若い人にはなかなか厳しいところもあると思います。
1回(1日)のエントリーで3万とかもざらですし、走行会に用意する装備類、消耗品、燃料代などの負担も考えれば、若い人の給料で車を維持しつつ、毎月走りに行くなんていう事は不可能でしょう。
若い頃は、色々と吸収、成長も早い時期です。走り込めば走り込むほど、運転テクニックは間違いなくついて行きます。そう考えれば、この時期に走れないというのも、なんとも悲しいものでもあります。車の挙動を知り、車を操る事を知り、車を愛する事を知る事は、決して損にはならないとも思います…。
止めはしません、でも忘れないでください。
民家もないし、迷惑にならないから…
法定速度+何キロ程度だから…
誰も来ない道路だから…
みんなもやってるから…
どんな理由を付けても、やっている事は「間違った事」です。
社会的に認められる事でもありませんし、非難を受けて当然な事であり、正統化出来る事ではありません。
それを決して忘れないで下さい。
そして、考え、悩み続けて下さい。
楽しさの陰に隠れ、悩まずに走り出した時が、一番危険な時だと思います。
偉そうに徒然と書きましたが、これが私の希望であり、本意となるところでした。
賛否両論あると思いますが、率直に書かせて頂きました。
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追伸
サーキットも決して「必ず安全」とは言えません。
あくまでも、大手を振って走れる場所であり、公道よりリスクの少ない場所というだけです。
ブレーキから出火して炎上する180SXや、崖下に消えるインプレッサなんかを、私もこの目で見ています。
何事も「過信」は禁物です。
それから、サーキットに誘う方も、誘われる方も、あくまでも自己責任で!
「誘われて行ったら事故った!」なんていう話にもなりかねませんからね(^-^;)
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Posted at
2008/01/26 02:43:40
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