
いつかは、触れないとなぁと思っていたネタです。
私は今でこそ「サーキット」しか走っていませんが、元々「走り屋」と呼ばれる類の人間でした。
峠道、ドリフトスポット、ゼロヨン会場、色々な所に赴いては、愛車の性能を引き出すべく、アクセルを踏み込んでおりました。
転機は、冬の峠道で愛車を全損にした事。
10分前まで普通に走っていた道が、折り返し時には凍結していたのが原因でした。
単に凍結していただけなら何とかなったかもしれませんが、カーブの途中で路上駐車していたミニバンを避ける為にコースを変えたのが大きな要因でもありました。
そのミニバンは、後部のウインカーが黄色ではなく、白色発光に変わっており、カーブの途中で、こちらが高速だった事もあって、「停車状態(ハザード)」ではなく、「後退中(バックライト)」と誤認し、結果急ハンドルを切った上に凍結路面に乗ってしまい操作不能…。
完全に横向きで滑りだし、反対の下り車線に飛び出した所に、下りの車が突っ込んで来るのが見え、立て直しは不可能と悟り、アクセルオンして前輪のグリップを回復させて上り車線側の壁に激突、サイドを引いてハーフスピンさせ、リヤから再度壁にぶつけて停止…。
車両は前後を潰し、切り取られた状態で、辛うじてAピラーからBピラーが残っている状態でした。
後を走っていた友人は、間違いなく私が重症以上だろうと思い、携帯で119番しながら駆けつけましたが、本人はロールケイジにしっかりと守られており、幸いな事にむち打ち程度…車両は当然廃車に…。
「公道を走る」「違法改造」については、あらゆる掲示板で長きに渡って論じられている問題です。
誰もいない道なら…
他人に迷惑をかけなければ…
あくまでも自己責任の範疇で…
色々な言い様はあるんですが、私個人の見解としては、やはり「公道での走行は控えて欲しい。」というのが本音。
自分がやっておきながら、今更何を言っているのか状態でもありますが(^-^;)
公道の状況というのは、逐次変化します。
さっきまで平気だった路面が凍結しているかもしれない。
さっきまで何もなかったコースに、落下物があるかもしれない。
路上駐車があるかもしれない。
進入禁止の場所と知らず、迷いこんでくる車があるかもしれない。
何より、愛車が急に不調を起こすかもしれない。
比較的解放されたサーキットですら、予想出来ない事態が起こります。
公道のそれは、比べ物にならないくらい、不透明なファクターを有しています。
サーキットだって、必ずしも安全とは言えません。
でも走るなら、やっぱりサーキットで走ってほしい。
公道では、どんな要因で、どんな事故が起こるかも判りません。
命は助かっても、大好きな愛車に乗る事も出来ない体になってしまう事もありえます。
とはいえ、パワフルな愛車を手に入れれば、飛ばしてみたくなるのが人情ですよね(^-^;)
でもまずは、自分の愛車がどんな動きをするのか、理解するところから始めてみませんか?
サーキットやジムカーナに行くのも良いでしょう。
ブログを回った感じ、かなり乗れる方々も多いように感じます。
みんカラでは、行かれてる方も多くいますので、どうしたら参加出来るのか、聞いてみれば色々教えてくれると思います♪
車が滑った時、アクセルオンするとどうなるのか?
重心が傾いたロール状態から、車のバランスを立て直すにはどうしたら良いのか?
頭で考えながら走るのは、とっても楽しい事です♪
考えながら、体感しながら、S字をひとつクリアするだけでも、色々な事が判りますよ(^-^)
公道だと、そんな余裕はあまり無いんじゃないでしょうか。
以上、反面教師でした(笑)
なんだか、まとまりのない文になってしまいましたが…
公道でしか得られない事も確かにあります。ですから「1から100まで大反対」という訳ではありません。でも、大凡にしてソレは、「やらなければ良い」だけの事であったりします。リスクを犯してまで体験して学ぶより、避ける事によって頭だけで学習出来る事だったりするんです。とても難しいことではありますが・・・。
若い人には、車を維持しつつ、サーキットへ行くだけの費用を捻出する事が厳しいのも現実でしょう。でも、そこは何とか頑張って貰いたい。大事な愛車を長く大切に乗るためにも…。
納車祭りが続く中、皆さんに読んで頂き、また自分自身を改めて戒める意味で、今日ブログアップしてみました。賛否両論あるとは思いますが、率直な気持ちで書かせて貰いました。
おそまつさまでした(;^-^A